愛犬が寝たきりに!私の介護体験談

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愛犬が寝たきりに!私の介護体験談

今元気な愛犬が突然倒れてしまい、寝たきりになったとしたら…あなたはどうしますか?寝たきりになってしまった愛犬を介護し、最期を看取った私の体験談をお話しします。

愛犬が寝たきりに?!介護生活スタート!

愛犬紹介

ペス

名前:ペス
年齢:15歳
犬種:パグのMIX
性別:オス
大型犬よりの中型犬(24キロ)

子犬の時から室内飼いで、外にでれば鳩にも負ける、そんな根っからのお坊ちゃんでした(笑)
人間が大好きで、いつも尻尾をふって近所の人達と触れ合っていました。
特に子供とは楽しく遊んでいたので微笑ましく思っていたものです。

きっかけは転倒

横向き寝たきり

小さいな頃から一緒に過ごしてきた家族であるペス。
フローリングの我が家は、彼にとっては歩きにくかったのでしょう。
元々年齢からおぼつかない足取りだったのですが、ある日足を滑らせ転倒し、足を痛めてしまいました。
最初はびっこを引いて歩いていましたが、段々と歩けなくなり、最後は寝たきりになってしまいました。
足を滑らせてからわずか3日の出来事でした。

初めての介護経験

寝たきりの24キロの犬を1人で持ち上げるのは大変!母と2人で世話をしていましたが、それでも余裕は全くありませんでした。
立てなくなっていたので、オムツをつけていましたが、MIX犬であるため大型犬と中型犬の間ほどのサイズで既成品では漏れてしまいました。
そこで人間の大人用のオムツのMサイズを購入し、尻尾を通す穴を開けて使っていました。
他にもペスに合う洋服のサイズがなかったりもしました。
それも私のTシャツを塗って手作り!もう開き直って、ほとんど手作りでした(笑)

床ずれとの闘い

寝たきりになると必ず出てくるのが『床ずれ』です。
私達もかなり苦労しました。

本当は数時間ごとに体を反転させたり、動かさなければならないのですが、24時間つきっきりというわけにはいかなかったので、軽く床ずれになってしまいました。
そこで様々なグッズや対処法を試してみました。

低反発クッション

低反発

市販の人間用の低反発クッションを使いました。
床ずれのできやすい前後の脚や首元などをカバーできるように置き、ペスが動いてもずれないよう、またはすぐに位置を直せるようにシーツをひいてその上にペスを寝かせました。

テーピング

テーピング

ジタバタと動くと脚が傷ついてしまいます。
犬用のソックスでもいいのですが、嫌がって取ってしまうので、人間用のテーピングを軽く巻いて傷つかないようにしていました。
数時間ごとにテーピングを外して、マッサージをすることも忘れずに行いました。

授乳パッドとビニール袋

できてしまった軽い床ずれは綺麗に洗い、薬を塗ってから傷に授乳パッドを当てて、その上からビニール袋をかぶせ、テーピングで軽く巻きました。
こうすることで回復するらしく、実際ペスの傷も少しずつよくなっていきました。
これも数時間ごとに交換する必要があります。

赤ちゃん返り

なでられる

昼も夜も側にいて!

介護をしていて困ったことのひとつに『赤ちゃん返り?』があります。

もう15歳になっているのに、まるで子犬のように甘えたり駄々をこねたりしていました。
うちの犬は緑内障で目が見えなくなっていたうえに、耳が遠くなっていました。
そのため、世話をしている人が離れてしまうと鳴いてしまうのです。
一声「ヴァウ!」と大きく吠えたりもしました。
きっと不安だったのでしょう。

もちろんそれは夜にもありました。

深夜2時頃に起きては甘え、ジタバタと立ち上がれない体を動かして寝る。
そういう状態でした。

私と母が触れると途端におとなしくなり、ぐっすり眠りについていました。
私達は誰かひとりが必ずペスの側にいるように頑張りましたが、徐々に限界が近づいていきました。

介護はもう限界

寝たきり

睡眠時間もあまりとれず、四六時中呼ばれる生活が続きました。
家族は疲弊してしまい、ペスも気難しくなるばかりでした。

『安楽死』その文字が頭をよぎりました。

しかし、できるだけ自然に逝ってほしい、それが家族全員の願いでした。
その気持ちだけで私達は頑張り続けました。
それがもっと続くかと思っていたのですが、ある日突然終わりを告げてしまいました。

ペスとの別れ

ペスが逝ってしまったのは本当に突然でした。

ある日、餌を食べなくなり、黒い液体を嘔吐し、動けなくなりました。
その日の夜には黒い便を出し「うぅ〜」と唸っていました。

私達が眠りについて、翌朝、朝の準備をするために少し目を離したときにペスは亡くなっていました。
あまりにも呆気無くて呆然としたのを覚えています。
事前に調べていたペット葬儀屋さんに電話をして、火葬し、合同墓地へ。

たったの2日で全てが終わってしまいました。
しかしペスは苦しむ時間が少なくてすんだと思います。それだけが救いでした。

以上が、私が愛犬ペスを介護したお話しです。

その後、私はペットロスになりましたが、それはまた別の機会にお話しできればと思います。

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  • 40代 女性 momo

    記事を拝見して、老犬の介護の辛さがとても伝わりました。我が家も14歳の大型犬がいて、まだ寝たきりではないのですが、昨年末に大病を患った際に一時寝返りが打てない位弱ってしまいました。その時には家族3人交替での看病でしたが、30㎏のふらつく大型犬をトイレに連れ出したり、2人がかりで「ヨイショ」と寝返りを打たせたり、本当に腰も痛くなり大変でした。今は状態が良くなって散歩もトイレも楽になりましたが、この先年齢から考えて介護が必要な時が来ると思います。やはり愛犬が安心して日々過ごせる環境を整えて、経験された方の<床ずれ予防法>や<排泄の補助法>等のアイデアを駆使しながら、介護に臨みたいと思いました。そして、まずは介護する飼い主が健康でなければお世話も出来ないので、自分自身の健康管理はしっかりとしたいと思いました。
  • 女性 mocmoc

    高齢になればいつかは出てくる介護問題。早い段階から考えると心構えもできると思います。
    寝たきりになってしまうと床ずれはとても大きい問題です。中型犬~大型犬になると体重もかかるので1~2時間おきに寝返りをさせてあげなくてはなりません。体重が軽い小型犬でも同じ体制では床ずれが起きやすいです。蒸れてしまい衛生面も良くないので2~3時間おきに寝返りを助けてあげなくてはいけません。

    寝返りを助ける際の注意点ですが、足を上にしてゴロンとひっくり返せば楽ですがそれはやってはいけません。お腹を上にしてしまうと内臓に負担がかかってしまいます。気管に何か詰まっていた場合も呼吸困難になってしまうこともあります。一度飼い主さんが抱え上げ、反対を向けてそっとベッドに寝かせてあげてください。

    寝返りをしてもどうしても負担のかかる部分はあります。そういったところは伸縮包帯などで優しく巻いて保護してあげる必要があります。いざという時にためにも用意しておくと良いと思います。
    尻尾も排泄物で汚れやすくなるので、あらかじめ包帯で巻いておくと衛生面でも安心です。汚れても新しいもので巻き直せばいいので、飼い主さんの負担も少し軽減されるかと思います。

    犬は飼い主の感情を読み取ることができる動物だと思います。もう疲れた、もう嫌だ、と思ってしまうと愛犬も生きる気力が失われてしまいます。介護はとても体力と精神力を使いますが、その時その時できることを精一杯してあげることで、最後は感謝の気持ちを持って見送ってあげることができると思います。
  • 30代 女性 のんのん

    ペスへの愛情と介護の大変さ、現実が記事からとてもよく伝わってきました。きっかけとなったフローリングの転倒。冒頭より自分の家に置き換えて対策を考えなければと思いました。うちは体重は7.5kgの小型犬(犬種としては)です。家は全室木の板で、掃除の直後や興奮して走り回っているときはうちの子も滑り気味です。きっと、今も足の負担になっているんだと思いました。歩けなくなると、老いも早くなる気がします。予防もかねて、今から大事にしてあげたいと思います。ぺスへの飼い主様の愛情、介護に限界と感じるとき、うちもいつか来る日だと思います。うちもみんなで老後に取り組みたいと思うので、家族全員でこちらの記事を読みたいと思います。寿命を全うさせてあげれるよう、日々大切にしていきたいです。
  • 女性 ここにゃん

    私も数年前に愛犬(享年18才)を亡くし、その時のことを思い出しています。
    我が家の愛犬は4㎏弱の小型犬。 大きな病気やケガ、事故などではなく「老い」による体力の低下での介助、介護を経験しました。 愛犬は「立つキモチ」はあるのですが ひとりでは立っていられないので 排泄の時に手でささえ(カレのキモチをくんで、自身で立っているような感じになるよう床に足がつくように)介助、、4㎏弱でも けっこう重たかったです。 腕がプルプルしたことも、、^_^;
    介護体験の記事を書かれたサネさんのお家のペスちゃんは 24㎏、、生前の写真から ドッシリ感と大事に大事にされていた感じが伝わってきます。
    我が家の愛犬は寝たきり状態になっても小さかったおかげもあり「床ずれ」の対処経験はありませんが、ペスちゃんは飼い主さんのアイデアによる症状にあわせた代用品での愛情いっぱいの介護をしてもらって幸せだったと思います。
    我が家の愛犬は とても寒い朝に旅立っていきました。
    前夜には離れて暮らしている娘と息子が見舞いにきていて、次の日の明け方頃 しっかりした声で「ワン、ワン、ワン! ワン、ワン、ワン!」と 間をあけて4回、、主人、私、娘、息子に「別れ」を告げてくれたのだと思います。 その時はわからなくて、、「う~ん も少し寝よぅよ」と 背中をトントンしながら、私の方が眠ってしまい、目が覚めた時 横で冷たくなっていました。
    ふとした時に思い出しては悔やんでいます。 あの時、、ダッコして逝かせてあげればよかったと。。。
  • 女性 ゆん

    いずれ愛犬も歳をとるものですよね。犬が要介護の状態になったら、面倒を見きれないから安楽死させるといった身勝手な行動は動物病院としても受け入れがたいと思います。今まで愛犬が家族に与えてきた愛を、今度は自分が返す番だと思って、愛犬との介護生活を楽しんで貰いたいです。
    さて、寝たきりになると犬の下半身はどんどん痩せていきます。すると骨盤や大腿骨の骨が出っ張り、床擦れが起きやすくなります。床擦れの対策として低反発マットはすごく良いと思います。また、患部に手拭きタオルをねじってドーナッツ状にさせたものを敷くと、床が患部に触れなくなるので床擦れ予防になりますよ。また、寝たきりだからと寝たままの状態にさせず、前足が動くなら、下腹部をバスタオルで吊って、歩行の補助をし、前足だけでも歩かせたり、後ろ足に刺激を与えたりすることも大事です。そうしないと、筋肉がどんどん痩せてきて、全く歩けない状態になります。犬が動ける間は積極的にリバビリをしてあげると、犬も嬉しいと思うんです。ぜひ実践してみて下さい。
  • 女性 patata

    老犬の介護についての記事を沢山読んできましたが、この記事は体験談をベースにしながらどんなものが役に立ったのかを説明してくれていてとても参考になりました。我が家の愛犬はまだ4歳ですが、いずれかは老犬になってしまいます。老犬になってしまうとぺス君の様に何がきっかけで寝たきりになってしまうか分かりません。近所の老犬の散歩している姿を見ると、私に老犬のお世話ができるのだろうか等、少し不安に感じてしまっている自分も正直います。この記事を読んで授乳パッドが床ずれの傷が酷くなってしまうのを防いでくれる事等、初めて知りました。そして、老犬の介護がどれほど大変な事なのかも初めて知りました。いずれか迎えるであろう愛犬が年老いてしまった時の事を考えるとこの記事はとても参考になりました。
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