大切なペット達と一緒に楽しく長生きするコツ

【獣医師監修】大切なペット達と一緒に楽しく長生きするコツ

今や、人と共にペット達も長生きするようになりました。その長くなってきた寿命を楽しむためには『健康寿命』を延ばさないといけません。そのためのコツをお話しします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

健康寿命の考え方

白いトイプードル

昔に比べ、人もペット達も長生きするようになりました。
特にペット達のここ数十年間の寿命の延び方には、驚くべきものがあります。
今から50年くらい前は、10才まで生きる犬や猫はまずいませんでした。
ところが、今は特に先天性の病気などがない犬や猫の場合、10歳まで生きられなかったら、少しはやめに死んでしまったという感じがしてしまいます。それだけペット達は長生きになりました。

ペット達が長生きになった理由には、獣医学の進歩も大きく関係しています。
混合ワクチンを毎年させたり、フィラリアの薬を毎年飲ませたりして、病気になるリスクを減らせるようになりました。

長寿化する反面、ペット達が高齢により痴呆になることも珍しくなくなってきました。
痴呆になっても体力的には健康なので、周囲の介護が大変になるという問題があります。

これは、人間の世界では以前からあった問題ですが、ペット達がその後を追っているというかたちです。

この状態では、肉体は健康であっても、実際には健康というのとは違うでしょう。
では、人とペット達の健康寿命というものについて考えてみましょう。

ちなみに、『健康寿命』を簡単に説明すると、自分のことは自分で問題なくできる健康状態を指します。
具体的には以下のようになります。

生きていく上で必要なことは自分で不自由なくできる

排便排尿などが問題なくできる

多くの犬や猫は寝たきりにならない限り、自分で排便排尿をしようとするでしょう。
歩けなくなったり、痴呆になったりしない限りできる限り自分でしようとするはずです。
これができているうちは人間側にかかる手間も少ないです。ペット自身も不自由を感じないでしょう。

ペット達も年を取ると足腰が弱ります。
それで、排便排尿の体勢をとるのが難しくなっていく場合もあり、この場合は介護が必要になってきます。
つまり、この状態は健康寿命からは外れてしまった状態と言えます。

痴呆の症状が出ていない

例えば、同じ方向にぐるぐるぐるぐる回るようになってしまった犬を見たことがある人もいるかもしれません。
それでも、健康には問題がないので、そのぐるぐる回っている状態をただ見ているしかないという飼い主の方もいるのではないでしょうか。

現在、ペットが痴呆になってしまう事が多くなってきているのは、これは長寿化した事が原因と考えられています。

昔は痴呆にかかったペット達というのは見かけなかったそうですが、それだけ長くは生きられなかったということですね。

犬とともに歩く

愛犬とお散歩中にひと休みしているところ

犬を飼い始め、ワクチンなどが終わったら次はお散歩デビューとなります。
実は、このお散歩が人と犬の両方の健康寿命を延ばすためには重要なんです。

毎日歩く

台風や吹雪など、外に出るのが難しい時以外はできるだけ毎日お散歩に出ましょう。それが、運動不足の現代人にとっても毎日運動をする良い習慣になります。
また、犬との信頼関係を深めるのに、このお散歩の時間はとても重要な時間となります。

歩数計を使う

愛犬も季節に合わせたファッションをします

ヒトは散歩中は歩数計を装備しましょう。歩数計を購入してもよいですし、今は多くの携帯やスマホにその機能がついています。それを利用して歩数をカウントしながら、犬とともに歩くようにしましょう。

それにより、どのくらいのカロリーを消費しているのかわかるとともに、食生活の見直しもしやすくなります。
これが健康管理にとても有効ですし、健康寿命を延ばすのにとても役立ちます。

季節の移り変わりを感じながら歩く

寒くても吹雪でも散歩に出ないと気が済まない犬もいたりして…

毎日同じような時間帯に同じような道路を歩いていると、季節の移り変わりをとてもよく感じます。
それも、なかなかに楽しいものですよ。
人にとっても犬にとっても、気分転換やストレス解消をするのに最適です。

犬友達を見つける

毎日同じような時間に同じような所を散歩をしていると、よく会う犬が出てきます。そのうち、人間同士も犬同士も親しくなったりすることが多いです。

友達が欲しい人はこのような機会を大切にしてみてはいかがでしょう。引っ越ししたばかりの時などは、特に犬とともに歩くとメリットが多いです。

人にとっても犬にとっても、他の人、他の個体と接触することはよい刺激になります。
精神的に若々しくいられる要因になり、また、健康寿命を延ばす方法の一つにもなります。

まとめ

このように、人と犬の『健康寿命』を延ばすには、工夫と努力とそしてお金が必要です。
ただ、病院に連れて行って、必要な予防接種や治療を受けることで病気を免れることができ、結果として「寿命」は延びます。

しかし大切なことはただ単に寿命をのばすことではなく、健康寿命を延ばすことです。健康でなければ、生命を思いっきり楽しむのは難しくなります。

そのために、人もペットも定期検診はしっかり受けるべきです。治療を受ける必要があれば、しっかりと受けましょう。
その上で、犬とともに歩くこと心がけましょう。毎日少しずつのケアが健康寿命を延ばすことに繋がるはずです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    我が家の可愛い愛犬も8才。以前7、8才で老犬になる記事を読んで、少なからずショックを受けました。
    健康寿命を伸ばすことの記事を読んで、フードや環境に配慮しているつもりですが、まだ足りないところが沢山あると思うので勉強していきます。
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