犬を健康診断に連れていくタイミング
人の5倍の早さで年を取る犬
突然ですが皆さんの愛犬は何歳になりますか?
自治体にもよりますが、私達人間は20歳を過ぎた辺りからあらゆる種類の健康診断のお知らせを通知されてきたり、あるいは勤め先等で定期的に受けさせられたりしますよね?
ところがワンコを含むペットに関しては、飼い主さんが行動を移さなければ診断は受けられません。更にはワンコは身体の不調を感じても言葉で伝える事もできないし、また1年で4~5才年をとるといわれていますので、ある程度年を重ねてきたら定期的に健康診断を受けさせる事をお勧めします。
どのタイミングで連れて行くか
病院から勧められた場合
現在、ワンコと暮らしている方の多くが、今まで以上に愛犬の健康に気付かうようになってきたので、動物病院側も受診するワンコの年齢や体調を見ながら、定期的にハガキ等のDMを使って案内を送ったり、ワクチンの接種をする際に獣医師さんから勧められる場合もあります。
実際に、我が家の愛犬プシュケも6歳を迎えてからの初めてのワクチン接種の際に「プシュケちゃんの年齢を考えて、一度全身の健康チェックをした方が良いですね」と言われたのをキッカケにし、毎年のワクチン接種の際に健康診断をしてもらうようになりました。
自分で判断する場合
もし病院から特に勧められていない方は、一度掛かりつけの動物病院へ問い合わせて健康診断を行えるか、自分の愛犬が検診を受けさせるべかなのかを問い合わせた上で連れて行ってあげて下さい。
因みに健康診断を受け始める一番多い年齢は、人間でいう中年期に当たる5歳から7歳辺りからだと言われています。
また個人的に一番タイミングが分かりやすく時短で済むのが『混合ワクチンの接種ついでに健康診断も行ってもらう』事です。
これなら毎年ほぼ決まった時期に連れて行くし、狂犬病の予防接種の時期のように病院も混雑していないからです。
なので我が家のプシュケも毎年の混合ワクチンの際に病院へ預けて血液検査を中心とした健康診断を受けさせています。
愛犬の年齢に合せて間隔を決める
ただ、人間の医療費が3割負担ですむのに対し、動物病院は自費になってしまうので、当然健康診断をするとなるとかなりの費用もかかります。
なので頻繁に受けさせるのではなく、愛犬が5才~7歳くらいまでは年に1回くらい、それ以上の子は1年に2回程の間隔で受けさせる方が良いと思います。
犬の健康診断チェック項目
ではワンコの健康診断は主にどういった内容になっているのかを挙げていきます。
問診
まずは基本的な事ではありますが、わかる場合は産まれた日や性別、室内外どこで飼育しているか、去勢・避妊手術を済ませているか、ワクチンは何を打っていたかなどを獣医師さんが飼い主さん本人に聞かれるか、問診票に記入したりします。
視触診
愛犬を診察台に乗せて体重測定をし、心臓に雑音がないか、目や耳に光を当てて異常が無いかを診たり、皮膚の状態や手足の関節を触ったり曲げたりして痛みを感じないか確認をします。
血液検査
病院によってはコース別に分かれていて、フィラリア等の寄生虫の有無に血球計算をして貧血のチェックのみのものから、内臓機能を見る生化学まで細く調べるものがあります。
我が家のプシュケは年齢を考慮して内臓機能の数値まで細く診てもらっています。
レントゲン検査
こちらは希望者のみの場合が多いですが、心臓や肺の状態を診て問題が無いか、また関節や骨格が正常な位置にあるかを確認します。
ダックスやトイ・プードルといった腰や関節のトラブルを起こしやすい犬種の場合は、異常が無い場合でも2年に一度は診てもらう方が良いと思います。
超音波検査
こちらも希望した場合のみ行う病院が多いです。
お腹にジェルを塗ってから少しずつ機械を当てながら心臓や肝臓に胃や腸、腎臓や膀胱の状態を詳しく診ることができます。 因みにプシュケは数年前から心臓に持病があるので健康診断の際は必ず診てもらっています。
健康診断前にして置くことは?
では初めて愛犬に健康診断を受けさせようと考えている方の為に事前に行っておく事があります。
事前予約をする
検査を一通り行うと時間がかかるので、当日いきなり愛犬を連れて行っても健康診断を受けさせてもらえない場合や時間がかかる場合もあるので、一週間〜最低でも3日前くらいに受診する動物病院へ予約を入れるようにして下さい。
また病院や検査内容によっては入院が必要だったり、前日から食事を抜かないといけないといった決まりがあるかもしれないので、その旨も確認して下さい。
検査費用の確認
基本的な検査費用は平均的に10000円〜15000円が相場ではありますが、オプションによって追加費用が発生するので、気になる方は予め病院へ問い合わせる事をお勧めします。
愛犬の様子をメモしておく
病院へ連れて行った際に必ず聞かれるのが、「フードはどれだけ食べてますか?」と「ウンチ、オシッコはどれくらいしましたか?」ですが、いざ病院で聞かれると咄嗟に答えられなかったりするので、上記の2点と他に気になる点があれば一緒に伝えられるようにメモをとっておくと良いです。
まとめ
犬は人の5倍近くのスピードで年を重ねて行くので、いつまでも健康で長生きしてもらいたい為にも5歳を過ぎたら年に一度の健康診断を受けさせる事をお勧めします。
検査の流れは基本的な問診を始めとし、視触診に血液検査に希望者はレントゲンや超音波検査も行って全身をくまなく調べてもらえるので、必要に応じて自分の愛犬にどの検査を受けさせるのが良いか獣医師さんとよく相談してみて下さい。
ユーザーのコメント
30代 女性 まろんママ
20代 女性 スー
ですが、やはり色々不安なので1度健康診断受けさせたいと思っていたのでこの記事を読んで時期や内容など色々参考になりとても助かりました。
50代以上 女性 狩路
以前に初めての病院で検査したときには、異常なしと言われたその夜に具合が悪くなりましたが、原因はストレスのようでした。健康診断は時間もかかるし身体中触るので、出来れば慣れた病院で受けるべきだと思います。
40代 女性 こっちゃん
診断コースが分かれており、値段も事前に把握できて、飼い主が選択できます。我が家では愛犬の状況によって病院を使い分けているのですが、病院の大きさによって、健康診断の内容が変わってくるので、健康診断のコース化がされてないところは健康診断内容を確認するのがいいですね。
20代 女性 さーこ
健康診断では、レントゲンやエコーで骨や体の中を見る事ができるので病気の早期発見につながるし、毎年行かせようと思っています。値段は1万円でしたが、1年に1回なので、愛犬の体の事を考えたら、妥当の金額かなと思いました。
40代 女性 rose
まだ6才なので、大きな病気などはしたことがないため、春先の諸々検査や予防接種、薬代と、毎年秋にやっている混合ワクチンで医療費は年間6、7万くらいでしょうか。ちょっと高い気もしますが、大病をしてからでは医療費も治療も大変なので仕方ありませんね。言葉を話せない犬ですから、いちはやく体の不調には気が付いてあげたいと思っています。
40代 女性 える
さいわい、今のところ気になる症状などは出ておらず、薬を飲むこともありません。いつまでも健康で元気でいてもらうために、検査代は5万円ととても高額ですが飼い主頑張って払います。もし病気が見つかっても、いち早く治療に入れれば、愛犬にもお財布にも優しいと思います。