なぜ水を飲まなくなってしまうの?
“今日は水が全然減ってないな…”というとき。“何だか最近あまり水を飲まないような…”と感じたとき。やはり、愛犬の体調や健康のことが心配になってしまいますよね。水を飲まないときに考えられる原因についてまとめましたので、ぜひ、改善策と共にご参考ください。
1.季節によるもの
夏と冬、水を飲む量を比べてみると、明らかに飲む量が違いますよね。夏のお散歩や運動の後は、たくさん水を飲むと思いますが、夏はガブ飲みしちゃうこともあるのではないでしょうか。一方、冬のお散歩や運動の後は、喉を潤す程度であることがほとんどです。寒い時期になると、極端に水を飲む量が減ってしまうことがありますが、私たち人間も同じですよね。全く水を飲まないということでなければ問題ないでしょう。
2.水分が足りている
水を飲む量が減ってしまったとき、他の何かから水分を補給したのではないか、ということが考えられます。たとえば、水分の多い手作りの食事を与えたとき、水分の多いおやつを与えたとき、ドライフードからウェットフードに変えたときなどです。水以外に、犬用のミルクを与えた、なども考えられます。
3.容器が気に入らない
水を入れるための容器が気に入らないことで、水を飲んでくれないことがあります。プラスチックの容器では水を飲むけれど、ステンレスの容器では水を飲まない、という犬もいるようです。急に水を飲まなくなってしまった原因に、容器を変えたから、ということが当てはまるかもしれません。
4.高さが変わった
水を飲みやすいようにと、容器を置く場所の高さを変えるなどしたことで、水を飲まなくなってしまうことがあります。床に置いてある方が飲みやすい犬もいますし、高さがある方が飲みやすい犬もいます。愛犬に適した高さはどれくらいなのか、調整しながら様子を見てみてください。高さが気に入らないことが原因である場合には、元の高さに戻してあげるだけで、問題なく水を飲んでくれるかもしれません。
5.水に問題がある
これまで水道水だったのに、急にミネラルウォーターに切り替えたことで、水を飲まなくなってしまうことがあります。ちょっとしたニオイや味の変化を敏感に感じ取り、警戒してしまったのかもしれません。水も長時間そのままにしておくと、傷んでしまいます。とくに暑い夏の時期は注意が必要です。こまめに新鮮な水へ取り換えてあげると良いでしょう。
水を飲まないとき、工夫してでも飲ませた方が良い?
水分補給がしっかり出来ているのであれば、無理に飲ませる必要はないでしょう。しかし、容器が気に入らない・高さが変わった・水に問題があるなどが原因である場合、犬が水を飲みたくても飲めないでいるはずです。こういった原因は、すぐに改善してあげなければなりません。
老犬の場合
身体の機能が低下することによって、水分が足りていないことや、喉が渇いていることに対して、鈍感になってしまうことがあります。そうすると、水を飲む量が極端に減ってしまう原因になることがあります。脱水症状を引き起こしてしまう可能性がありますので、水を飲みやすいように工夫してあげましょう。
容器に水を入れておくのではなく、飼い主さんの手で飲ませてあげると、よく飲んでくれるかもしれません。また、寝床の近くに水を用意してあげる、という方法も良いです。寝床から遠くに水が用意されていると、そこまで歩いて行くことを億劫にすることがあります。
病気の可能性も…
水を多く飲むはずの夏の時期、熱中症や夏バテが原因となり、水を飲まなくなってしまうことがあります。体調が悪く、水を飲みたくても飲めないのです。季節に関係なく、体調が悪く、自力で水を飲むことが出来なくなってしまうことがあります。水を飲まないこと以外に何か変化や異常はないか、愛犬の様子をよく観察してみましょう。
まとめ
愛犬が水を飲まないときに考えられる原因として、
- 季節によるもの
- 水分が足りている
- 容器が気に入らない
- 高さが変わった
- 水に問題がある
この5つを取り上げてみました。自然と水を飲む量が減ってしまう老犬の場合、一日の水分の摂取量と脱水症状に注意し、水を飲みやすいように工夫してあげることが必要になる場合もあります。
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20代 男性 匿名