犬が『暇すぎる時』にしている仕草や行動とは?
飼い主が忙しそうに家事をしている時、留守番をしている時、最近では在宅勤務中など、犬が「暇だ」と感じる時間は意外と多いです。犬が暇すぎる時、退屈であることを表す仕草や行動をしているのですが、お気づきですか。
1.あくび
まずはあくびです。あくびしている姿を見ると「眠いのかな?」と思いがちですが、実は犬にとってストレスサインの一種でもあります。あくびをしている時、具体的には「退屈によるストレス」や「不満によるストレス」が挙げられます。見逃しやすい仕草ですが、犬が暇な時に見せやすい仕草の上位に挙がる仕草なので、見逃さないようにしましょう。
2.前足を何度も舐める
犬が暇すぎる時、何かをして時間を潰そうとする行動をとることがあります。人間も同じような状況に陥ることがあるので、気持ちがわかりますよね。
しかし、その行動に問題が生じるケースがあります。それが『前足を舐める』行動です。単に前足を舐めているだけと受け取られがちですが、この行動を継続してしまうと、前足が皮膚炎を発症する恐れがあります。
舐めすぎたことにより、皮膚がかぶれたり、傷ついたりすることで細菌が侵入し、炎症を起こしてしまうのです。健康被害に繋がるので、他に気を逸らすなど工夫をし、やめさせるべきです。
3.辺りをウロウロと歩き回る
犬は暇を感じている時、「何か暇をつぶせる物はないかな」「面白いことはないかな」と辺りをウロウロと歩き回ることがあります。こちらが家事を片付けたり、スマホを使っていたりする時、愛犬がウロウロと部屋の中を歩き回っていることはありませんか。これは暇を感じているからこそ、起こしているアクションです。
この行動が見られたら、「ちょっと待ってね」と声をかけたり、手が空いているようならば、一緒におもちゃを使って遊んだりするなど、飼い主側も行動を起こすようにしましょう。
4.自分のしっぽを追いかける
あまりにも暇すぎると、自分の体で暇を潰そうとする犬は多いです。先に紹介した、前足を舐め続ける行動もその1つです。しかし、それ意外にも、自分の体を使って暇を潰そうとする行動は多く見られます。
例えば、しっぽを追いかける行動です。一見、「自分のしっぽを追いかけて何をしているの?」と面白く感じてしまいますが、これは退屈を感じた上での行動です。勢いが付きすぎると、フローリングの上では転倒などのリスクもあるので、声をかけるなどして冷静さを取り戻させましょう。
暇な時間が続くとストレス悪化の原因に
「暇すぎる」という心理状態は、長い時間続くことでストレスに変わります。皆さんも退屈な時間が続くことで、ストレスを感じることはありませんか。犬も例外ではありません。
そのため、上記のような行動を見逃し続けてしまうと、やがて攻撃的な行動や態度を取るようになったり、破壊行為などの問題行動を繰り返したりする恐れがあります。
そのため、今回紹介したような行動が見られたら、忙しい時であれば声をかけ、後でたくさん遊んであげるなどし、手が空いている時であれば、おもちゃを使って一緒に遊んだり、スキンシップをとったりして退屈によるストレスを解消してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が暇な時、今回紹介したような仕草や行動を見せています。これらの行動をできるだけ見逃さず、飼い主ができることをしてストレスを解消してあげましょう。そうすることで、より信頼関係が強まるきっかけにもなりますよ。