愛犬の幸せサインに気づいていますか?
犬は嬉しいときや楽しいとき、大好きな人と一緒にいるときなどに幸せを感じ、それを仕草や行動で表します。飼い主さんがその幸せサインに気づき、気持ちを共感することで愛犬はさらに幸せを感じることができるでしょう。また、信頼関係や絆も深まっていくことでしょう。
でも飼い主の皆さんは、犬が幸せを感じているときにどのような仕草や行動を見せるか知っていますか?それを知らなければ、愛犬の幸せサインに気づいてあげることはできませんよね。そこで今回は、犬が見せる『幸せなとき』にする仕草や行動をご紹介したいと思います。
犬が見せる『幸せなとき』にする仕草や行動①目を細めて耳を寝かす
犬はうれしいときや満ち足りた気分のときに、穏やかに目を細めて耳を寝かせることがあります。尻尾は軽快に振っていることが多いようです。大好きな飼い主さんに撫でてもらっているときや、飼い主さんが帰宅したときなどによく見られ、犬にとって幸せな瞬間を示す仕草と言えるでしょう。
注意しなければならないのは、うれしいときだけでなく、怖がっているときにも耳を寝かせることがあるということ。耳を寝かせていても、姿勢を低くして尻尾を下げていたり、股に巻き込んでいたりするのなら恐怖を感じています。また姿勢を低くして軽く尻尾を振っている場合は、相手をなだめようとしているのかもしれません。
犬が耳を寝かせているときは、尻尾や姿勢などの様子もよく観察して、またそのときの状況も考えた上で気持ちを読み取ってあげることが大切です。
犬が見せる『幸せなとき』にする仕草や行動②背中を床にスリスリする
愛犬がごはんを食べたあとに、仰向けになって背中を床にスリスリしているのを見かけたことはありませんか?これは、お腹がいっぱいで満足している証しと言われています。満腹になって「あ~幸せ♡」と、体全体で表現しているのです。
もしも背中を床にスリスリしているのがシャンプーしたあとなら、シャンプーのにおいを消して自分のにおいを取り戻そうとしています。犬は自分のにおいが消えると落ち着かなくなるため、この行動をします。
犬が見せる『幸せなとき』にする仕草や行動③尻尾を高い位置でブンブン振る
尻尾は、犬の気持ちがよく表れる場所です。「楽しい!」「うれしい!」「大好き!」「幸せ!」といった気持ちのときは、尻尾を高く上げてブンブン振ります。体は緊張しておらず、表情も穏やかです。
犬が尻尾を振っているからといって、必ずしも喜んでいるとは限りません。尻尾をゆっくり振っていたり、小刻みに振っていたりする場合は、警戒を示しているので要注意です。
犬が見せる『幸せなとき』にする仕草や行動④笑顔のような表情を見せる
犬が口元を緩め、まるで笑顔のような表情を見せるのは、うれしいときや幸せなときです。目はキラキラと輝き、体に緊張感はありません。緩んだ口元から、舌を出していることもあります。
遊んでいるときや飼い主さんのそばにいるときなどに笑顔を見せているのなら、「うれしいな」とか「幸せだな」という気持ちでいっぱいなのでしょう。
犬が見せる『幸せなとき』にする仕草や行動⑤ため息をつく
ごはんを食べてお腹いっぱいのときや、たっぷり散歩に行ったあとなどに、犬は「ふぅ~」とため息をつくことがあります。このため息は、満足している表れです。心が満たされ、幸せ気分になっています。
飼い主さんになかなか構ってもらえないときにつくため息は、飼い主さんへの退屈アピールです。そのほか、期待が外れたときやストレスを感じているとき、不安を感じているときなどにもため息をついて、気持ちを落ち着かせようとすることがあります。そのときの状況から、ため息の理由を見極めてあげましょう。
まとめ
犬が幸せを感じているときは、ご紹介したような仕草や行動を見せます。愛犬の幸せサインに気づいたらぜひ、愛犬に向かってにっこり微笑んだり、「よかったね」「うれしいね」などとやさしく声をかけたりしてあげましょう。きっと、愛犬の幸せな気持ちがアップしますよ。
愛犬が楽しく幸せな毎日を送れるように、そして愛犬の幸せサインをたくさん見られるように、飼い主として最大限の努力をし続けていきたいですね。