犬がおもちゃを持ってくる理由3選
- 楽しいから
- 構ってほしいから
- 飼い主さんに見せびらかしたいから
犬とおもちゃで遊ぶ時のルール4選
1.犬のペースで遊ばない
犬がおもちゃを持ってきたからと言って、すぐに遊び始めてはいけません。「オスワリ」「マテ」など、なにか飼い主さんから指示を与えてその代償として犬と遊ぶ、というルールを犬に覚えさせます。
終わる時も、犬が飽きてから遊びを負えるのではなく、愛犬のテンションを見ながら「もう少し遊びたいな」と思っているぐらいで、飼い主さんが遊びの時間を終了させます。
犬のペースで遊ぶ癖がつくと、「遊んでくれ!」という要求が強くなり、吠えたり、暴れたりする問題行動へと発展することもあるので、注意しましょう。
2.飼い主さんがおもちゃを管理する
遊び終わったら、愛犬からおもちゃを取り上げて、飼い主さんが管理しましょう。犬が「おもちゃは自分だけのもの」と考えてしまうと、飼い主さんや家族以外の人が犬のおもちゃを触った時に、激昂する恐れがあります。
あくまで、「おもちゃは犬の持ち物ではなく、飼い主さんから犬に与えられるもの」としっかりと認識させましょう。
3.楽しい気持ちで遊びを終わらせる
遊び終わる時、おもちゃを飼い主さんに素直に渡したら、おやつを与えたり、元気に遊べたこと、素直におもちゃを飼い主さんに渡したことを十分に褒めて犬に「楽しかった!」という記憶をしっかりと残して、遊びを終わらせます。
4.飼い主さんも心から楽しむ
犬と遊んでいる時は、他のことは考えずに犬との時間を心から楽しみましょう。飼い主さんが楽しいと愛犬はもっと楽しくなり、ますます飼い主さんのことが大好きになります。
犬にとってのおもちゃとは?
犬にとってのおもちゃとは?
なぜ、犬は自分に与えられたおもちゃを大切にするのでしょうか。犬にとって自分に与えられらたおもちゃは、「自分の欲求を満たすための疑似行動」をするための道具と考えられています。
つまり、犬は、「おもちゃ」を噛んだり、飼い主さんが投げたおもちゃを咥えて走ったりすることで、「狩りをしたい」という欲求を満たし、いつも眠る時など自分の寝床にお気に入りのおもちゃを持って行ったり、外出の時にすら咥えて持って行こうとする場合、犬にとってのおもちゃは、「兄弟」や「子ども」と同様に、とても大切な心のよりどころとなっているのです。
まとめ
犬の知能は人間でいうと、3~4歳の子どもと同じくらいだと言われています。人間の子どもならそのくらいの年齢になると、言葉が明瞭で「どうしておもちゃを持ってくるの?」と大人の方から尋ねなくても、「遊んで」と自分の言葉で意思表示が出来ます。
けれども、長い間人間と共存してきた犬や猫は、言葉で自分の欲求を私たちに伝えることが出来ません。とはいえ、私たち人間に対して「おもちゃを持ってくる」という行動と目の表情や尻尾などの体の動きで自分たちの感情を表し、そしてその感情や意思が私たちにちゃんと伝わることを信じきっているようにも思えます。
犬が飼い主さんや遊んでくれる人のところにおもちゃを持ってくる心理について、本当の理由を知るすべはありませんが、難しいことは考えず、愛犬が嬉しそうにしている姿を見られること、愛犬と楽しい時間を共有できることを存分に楽しみましょう。