犬が怖がっているとき、どのような仕草を見せる?
今回は、実は犬が怖がっている飼い主の行動をいくつかご紹介していきます。ですが、本題に入る前に、犬が怖がっているときに見せるサインを知っておきましょう。下記のようなサインが見られたら、犬が怖がっていたり、不安に感じていたりするサインです。
- 耳が後ろに倒れている
- しっぽが脚の間に丸め込まれている
- 体の重心が後ろに下がっている
- あくびをする
- 小刻みにぶるぶると震える
- 視線を逸らす/合わせない
これらの行動は、すべて犬が不安や恐怖を感じているときに見せる行動やしぐさです。このような様子を見せたら、愛犬が怖がっていることを察知し、すぐに解放してあげましょう。
実は犬が怖がっている飼い主の行動
では、犬は飼い主のどのような行動を怖がっているのでしょうか。私たちが日常的についやりがちな行動や、無意識でしている行動にも、実は犬が怖がっている飼い主の行動が隠されていますよ。
1.怒鳴る
愛犬が悪い事をした際、大声で怒鳴りながら叱る飼い主さんがいますが、これは必要以上に犬が恐怖を感じてしまいます。
怒鳴ることで恐怖を感じさせることはできますが、しつけには不向きです。また、信頼関係が崩れてしまう恐れもあるので、なかなかしつけが進まない原因になったり、中には飼い主に対して攻撃的になったりする犬もいます。
怒鳴るだけでなく、愛犬を蹴ったり叩いたりという暴力も絶対NGです。恐怖だけでなく、トラウマになってしまい、敵認識されてしまいます。
2.突然大きな声を出す
先ほど怒鳴るという行動がありましたが、怒鳴る行為は飼い主が意図的に行っている行動です。しかし、犬にとっては無意識に飼い主が取っている行動でも、恐怖を感じる事があります。その1つが、突然大きな声を出す行為です。
愛犬が同じ部屋の中にいる時、ふと何かを思い出し、咄嗟に「あ!」と大声を出してしまうことはありませんか。犬は聴覚が優れているため、私たち人間よりも音を大きく感知しています。警戒心が強い動物でもあるため、これだけでも恐怖を感じるのです。
「何事!?」という驚きと、「何か大事が起きたのでは」という不安が入り交じり、恐怖を感じてしまうので、意識してやめるようにしていきましょう。
3.家族喧嘩
愛犬がいる空間で、家族喧嘩をすることはありませんか。犬は同じ仲間同士の争いごとに、非常に敏感です。仲間意識の強い動物だからこそ、同じ仲間たちが喧嘩している場面を見ると、強いストレスを感じてしまいます。
それが怒鳴り合いの喧嘩であったり、たたき合ったりといった軽い暴力が含まれる喧嘩であれば、なおさら恐怖を感じるでしょう。
時々、わざと家族喧嘩を犬に見せ、どのような反応をするかを楽しんでしまう人がいますが、実は犬にとって非常にストレスであり、恐怖を感じる行為なので、意図的にすることはもちろん、普段の生活でも極力控えましょう。
4.ドアを勢いよく閉める
日頃から1つ1つの行動が大きい人の場合、ドアを無意識のうちに勢いよく閉めてしまっていることはありませんか。ドアを勢いよく閉めると、とても大きな音が響き渡りますよね。犬はこの音にも恐怖を感じています。
犬は元々、本能的に警戒心が強い動物なので、『大きな音』『突然の行為』には特に敏感です。ドアを勢いよく閉める行為は、犬から見ると『突然』ですし、何より想像以上に大きな音に感じられます。
そのため、突然起きたドアを閉める大きな音に驚き、その上、「もしかして飼い主さん、機嫌悪い?」という不安を煽ってしまうため、恐怖を感じやすい行動に当てはまります。
5.酔っ払った状態でかまう
外でお酒を飲み、酔っ払って帰ってきた状態のお父さんが、いつもよりしつこく愛犬にかまっている…。そんな場面を家の中で目撃することはありませんか。
実は、この行動も犬にとっては非常に恐ろしい行動に捉えられています。犬は飼い主のことを日頃からよく観察しているため、飼い主の人となりを理解しています。
しかし、い飼い主が酔っ払い、大きな声、呂律の回らないしゃべり方、不必要で加減を知らないスキンシップをしてきたら…。人間でも正直不安を感じる事があるので、犬は強い恐怖を感じてしまいます。
また、お酒の匂いが強く放たれていることも、犬にとっては不安を煽る要素の1つです。「いつもの飼い主さんの匂いじゃない」「本当に飼い主さんなのだろうか」と疑ってしまう恐れがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した5つの行動は、『怒鳴る』を除き、すべてが無意識、または自然発生的に起こっている行動です。しかし、これらは愛犬に恐怖を与え、強いストレスとなるので、意識的に控えるよう努力していきましょう。
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