理由①威圧感を抱きにくい
一般的に男性に比べて女性の方が声が高く、体や動作が小さい傾向にあります。犬は低く野太い声に恐怖を感じたり、体の大きさに威圧感を抱いたりします。
犬を呼び戻すときやアイコンタクトを取るために名前を呼ぶときには、「明るく楽しげな声で」と言われることがありますが、これは犬がやわらかな声を好むということがわかっているためです。また、頭や体を撫でられるときも高い位置から覆い被さるように触られると、威圧感や恐怖心を感じて後ずさりすることがあります。大きく粗っぽい動きに対しても同様に感じることがあるので、優しげな雰囲気を持つ女性の方を好む犬が多いとされているのです。
理由②女性に可愛がられた経験が多い
家庭内で犬の散歩に行ったりご飯をあげたりとお世話をするのは、女性であることが多く見られます。家庭内の役割分担として必然的にそうなることが多いだけでなく、母性本能を持つ女性の方が犬の世話をして可愛がる傾向にあるとも言われています。
散歩に出たときも愛犬だけでなく他の犬を連れた飼い主さんとコミュニケーションを取り、様々な犬と触れ合う機会が多いのも男性に比べて女性の方が多いとされています。
そのため、犬は家庭内外で男性よりも女性に可愛がられた経験を多く持っているのです。そうした理由から犬が「女性は優しい」「女性は遊んでくれる」と思っていて、積極的に近づこうとしたり懐いたりすると考えられています。
理由③フェロモンの影響
犬が女性に懐きやすいのは、女性の体から発せられている揮発性物質=フェロモンにも要因があるのではないかと考えられています。オス犬は発情期のメス犬が発するフェロモンを敏感に察知するということがわかっていますが、それと同様の能力や本能で女性特有のフェロモンに犬が興味を引きつけられている可能性があると考えられているのです。
ただし、実際女性が発するどのような物質に犬が反応しているのかということは正確にわかっておらず、科学的証明はされていない状態です。
まとめ
犬は優しく楽しげな雰囲気を持ち、威圧的な行動や動作を取らない人に懐きやすいとされています。これは女性も男性も関係なく犬に好かれる人の特徴ですが、一般的に男性は声が低く体が大きいことから犬から敬遠されやすい傾向があるのです。
また、家庭内で犬の世話をしたりコミュニケーションを多く取ったりするのが女性で、男性は気恥ずかしさなどから女性のように優しい口調や態度で犬に接することが少ないことなどからも、どちらかというと女性に懐きやすいと考えられているのです。
「女性だから犬に好かれる」「男性だから犬が懐かない」というわけではなく、犬が懐きやすい人の特徴を男性に比べて女性の方が自然と持ち合わせていることが多いということになります。そのため、犬と仲良くなりたいときには、ここで挙げたような態度や接し方を心がけるといいでしょう。
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50代以上 女性 匿名