犬が夜に暴れてしまう原因8つ
愛犬が夜になると落ち着きをなくす・・・こんなお悩みを持つ飼い主さんはとても多いです。部屋の中を走り回ったり、時には吠えてしまったりすることがあれば、近隣住民への迷惑も気掛かりとなるでしょう。まずは犬が夜に暴れてしまう原因8つをご紹介しますので、当てはまるものがないか確かめてみてください。
1.環境に慣れていない
犬が夜吠えたり暴れたりするのは環境に馴染めず、不安を感じていることがあります。迎え入れたばかりの犬や引っ越し直後は「一人で寝たくない」ことを訴えている可能性も。
また、寝床がそのワンちゃんにとって落ち着けない場所なのかもしれません。夜眠れるようになるまでケージの隣で寝るようにして、落ち着いて眠れるようにしてあげるといいでしょう。
2.体力が有り余っている
なぜか夜になると部屋を走り回る犬は、おそらく体力が有り余っているのでしょう。飼い主さんが寝る仕草を犬なりにチェックをして「まだ寝たくないよ」と訴えかけているのかもしれません。十分な散歩をしていたとしても、やんちゃな犬は寝る前にもひと運動したくなります。元気すぎるなら、もう少し散歩量を増やした方がいいのかもしれません。
3.構ってほしいから
夜になると暴れ出す犬の中には「もっと遊ぼうよ~」と甘える子もいます。そんな愛犬に1度でも付き合ってしまえば、夜は遊ぶ時間と覚えてしまうでしょう。スヤスヤ寝てほしいのなら、ちょっぴりかわいそうだけどスルーをしてください。そうしないとわがままで暴れん坊な犬になってしまうかも!
4.ストレスが溜まっている
愛犬が夜になるとガブガブと甘噛みしてきたり、うなったり吠えて暴れるのはストレスが原因かもしれません。もっと散歩をしてほしい、遊んでほしいという不満を飼い主さんにぶつけている可能性があります。同じ散歩コースに飽きていることもあるので、生活に変化をつけながら愛犬とふれあう時間を増やしてみましょう。
5.ベッドメイキングしたいから
まるで布団に穴を掘るような行動をして、夜は大暴れ・・・という飼い主さんも多いのでは?これは愛犬なりのベッドメイキング行動です。
お気に入りの寝床にするために必死に掘っているだけなので、放っておいても心配はありません。ただ、体がかゆいなどの皮膚に問題がある場合もあるので、愛犬の様子を観察してみてください。
6.認知症を発症しているから
愛犬が昼夜構わず歩き回るような行動が見られたら、認知症を疑いましょう。老犬になると生活サイクルがズレやすく、認知症を患っていれば異常な行動が見られるようになります。
7.病気の症状が出ている
愛犬が甘えて暴れているとは思えず、なぜか夜になると落ち着きがなくなるのは、脳の病気である可能性が考えられます。先ほどの認知症もそのひとつですが、てんかん症状だったり、夜になると痛みを感じてしまう神経痛を患ったりしているのかもしれません。明らかにおかしな様子が見られたときは、愛犬の行動を動画撮影した上で獣医師に相談をしてください。
8.加齢によるもの
老犬になり、目や耳が衰えると不安も大きく感じます。夜になると吠えたり暴れたりしてしまうのは、飼い主さんと離れたくないためかもしれません。この場合も何らかの病気を抱えている可能性があるので、まずは獣医師に相談をした上で対処をしていきましょう。
愛犬に夜暴れるのをやめさせる方法とやってはいけないNG行動
夜のたびに愛犬に暴れられると、睡眠不足になって飼い主さん自身もつらいですよね。先ほども少しお伝えしてきましたが、愛犬に夜暴れるのをやめさせる方法とやってはいけないNG行動を合わせてご紹介いたします。
夜暴れるのをやめさせる3つの方法
犬が夜になると暴れてしまう行動をやめさせるには、次の3つの方法がポイントになります。
- 寝る前に運動をさせる
- ストレスを取り除く
- 獣医師に相談する
まずは暴れてしまう原因を知ることが1番のカギです。甘えているような暴れ方をするなら、寝る前に遊んであげたり散歩時間を増やしたりして運動不足を解消しましょう。そうではなく、愛犬の様子がおかしく明らかに異常に見える場合は早めに獣医師に相談を。吠えてしまう場合は近隣住民への影響もあるので、早めに対処をしてください。
やってはいけないNG行動
犬が夜暴れてしまうと厄介なためこんな行動をしてしまいがちです。
- 愛犬と遊んでしまう
- おやつを与えてしまう
この2つの行動は犬にとって「夜、暴れていいよ!」と言われているのと同じなので、ただ甘えているだけなら相手をすればエスカレートしてしまいます。無駄吠えについても無視をし続けることで「吠えても何も起きない」と犬は学習します。おやつをあげて黙らせようとしても、「吠えればおやつがもらえる」と覚えてしまうのでやはりNGです。
まとめ
愛犬が夜暴れるのには何らかの原因があり、気をつけたいのが病気だった場合です。飼い主さんにとっても愛犬が暴れてしまうのは大変なことなので、早めに獣医師に相談をしてアドバイスを受けて解決の糸口をたどることをおすすめします。