犬が『心から嬉しい』時にする仕草や行動
愛犬が嬉しいと感じている時、皆さんはお気づきですか。愛犬が嬉しい時に見せる仕草や行動に気付き、一緒に喜んであげることで、「飼い主さんはわかってくれている」「今、一緒の気持ちなんだ」とお互いの信頼が深まることに繋がります。
ここでは犬が心から嬉しい時に見せる仕草や行動をご紹介するので、ぜひ愛犬への共感力を高めるための参考にしてくださいね!
1.水平の状態で左右にしっぽを早く振る
「しっぽを振っている時は嬉しい時」という話は有名ですが、必ずしもしっぽを振っているから嬉しいとは限りません。時には警戒からしっぽを振っていることもあります。
正しくしっぽから感情読み解くためには、しっぽがどのように振られているかに注目する必要があります。犬が心から嬉しいと感じている場合は、しっぽを平行な状態を保ったまま、素早く左右に振っています。
もしもしっぽを低い位置でゆっくりと左右に振っている場合は、嬉しいのではなく、威嚇や警戒を表しています。捉え違いをしないよう注意しましょう。
2.甲高い声で短く吠える
吠えると聞くと、あまり良いイメージを持たない人が多いです。「無駄吠えはダメ」という印象が強いため、吠えると無条件に叱ってしまう人も多いでしょう。
しかし、よく聞いてみると、吠え方にもバリエーションがあります。低く太い声で吠えることもあれば、鋭く吠えることもあります。中には、甲高い声で短く吠えることもあるでしょう。
甲高い声で短く2回ほど「キャンキャン!」と吠えている場合は、「嬉しいよ!」と心から嬉しいことを伝えていることがあります。そんな時は、どこか浮き足立っている様子だったり、良い意味で興奮している様子も見られます。
3.ピョンピョンと軽快に歩く
例えば、「散歩に行こう」と言うと、嬉しそうにどこかピョンピョンと跳ねるような歩き方を見せることはありませんか。これも犬が心から嬉しい時に見せる行動です。
犬は感情が素直に行動に現われます。そのため、飼い主から見て「嬉しそうだな」と素直に感じ取れるはずです。浮き足立っているように軽快な歩きを見せるのも、その1つと捉えて良いでしょう。
また、「これから嬉しいことが起こる」という期待を込めている時にも見られることがあります。しかし、ここでより興奮させるような行動をとることは禁物です。できるだけ飼い主は落ち着いて、しかし共感しているように明るく声をかけてあげてくださいね。
4.口角を上げてアイコンタクトを取ってくる
一緒に隣を歩いている時や、隣で寛いでいる時に見られることの多い仕草です。口角が自然に上がった状態で、チラチラと何度も飼い主にアイコンタクトを送ってきます。
これは「嬉しいよ」や「楽しいね」など、自分の喜びを飼い主と共有したい、共感してほしいと犬が感じている時に見せる仕草です。心から嬉しい、楽しいと感じていると捉えて相違ないでしょう。
アイコンタクトは無視をせず、「そうだね」「嬉しいね」などと優しい言葉をかけてあげたり、こちらもアイコンタクトを返しながら笑顔で応えてあげてくださいね。
5.「ふぅー」と深いため息を吐く
多くの人は『ため息』にあまり良いイメージを持ちません。緊張や諦めといったネガティブなイメージを持ちがちだからです。
しかし、犬のため息には2種類あり、「ふぅーっ」と深く長いため息を吐いている時は、「満足です」「嬉しかった」など、心から嬉しいことが起こったことを表しています。人間も満足した際、あるいは一段落した際に深いため息を吐くことがありますよね。似た心理と捉えて良いでしょう。
しかし、「フッ」と短いため息の場合は、不満を表しているサインです。ため息によって、まったく意味が異なるので、読み違えないよう注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。皆さんの愛犬は、今回ご紹介したような心から嬉しい時にする仕草や行動を見せていますか。このような行動や仕草が見られた時には、無反応で返すのではなく、同じように笑顔や声かけをして、「共感しているよ」と伝えてあげてくださいね。