チワワにダイエットは必要?
我が家のチワワ、ちょっと太ってしまったけどコロコロした見た目がとってもキュートだし、このままでもいいんじゃないかな?と考えているあなた!いくら可愛くっても太り過ぎのチワワにダイエットは必要ですよ!
チワワだけじゃありません、犬が肥満化してしまうと身体にいろいろな弊害が生まれてしまいます。
- 関節炎やヘルニア(関節などの身体を支える部分に負担がかかるため)
- 呼吸器の圧迫(脂肪が邪魔して呼吸がしづらくなる)
- 心臓への負担が大きくなる
- 麻酔が効きにくくなる(手術が困難になる)
- 糖尿病になる(失明もあり得る)
- 肛門腺が絞れなくなる
- 感染症にかかりやすくなる
- 四肢への刺激が強く、痛めてしまう
このように、最悪の場合は失明までしてしまうという恐ろしい肥満。人間と同じように、太っていていいということはひとつもありません。ですので、チワワが太ってしまった際は、ダイエットを意識した生活に切り替えていきましょう♪
ただし、無理なダイエットは禁物ですよ!まずはチワワが太ってしまう原因や、チワワはどこからが肥満なのか、そして効果的とされるチワワのダイエット方法などを学んだ上でダイエットに臨みましょう!
関連記事:チワワにおすすめのドッグフードについて
なぜチワワは太りやすいの?
小さな身体が愛らしいチワワですが、実は太りやすい犬種とされています。
それは何故かというと、
1、運動不足になりやすい
現代の室内で飼われている小型犬全般に言える事ですが、1日のほとんどを室内で過ごす事が多く、外を走り回ることは少ないでしょう。
また、1日の大半を寝て過ごし、ほとんど動かないなんてことも。特に、チワワではその傾向が多くなります。
確かに、チワワには運動量はあまり必要ありませんが、健康な身体作りのためには適度な運動が必要となります。
チワワは散歩に行かなくても良いと言われる事もありますが、気分転換や社会性を養うためにも散歩は重要だと言えるでしょう。
散歩に出かけることにより日ごろのダイエット効果も十分に期待できるので、飼い主さんも聞いただけの情報を頼りにせず、時間があるときは適度にお散歩に行くよう心がけましょうね。
2、偏食になりやすい
偏食は人間にとっても肥満を促進させる大きな要因の一つですよね。もちろんチワワにとっても偏食はよくありません。
他犬種に比べるとチワワはマズルが小さく短いため、あまり嗅覚が鋭くありません。人間とは違って、犬の味覚はあまり発達していないので、味覚ではなく嗅覚によって食欲が刺激されます。
そのため、食欲にムラが出たり、ドライフードだけでは食べなくなりおやつを好むようになるなど、偏食になりやすいのです。
また、人の近くで生活する事によって人の食べ物をついついあげてしまい、結果として摂取カロリーが増えてしまいます。
チワワってどこからが肥満なの?
では、チワワはいったいどこから太っていると言われるようになるのでしょうか?どのレベルの達したらダイエットが必要になってくるのでしょうか?
しかしチワワも個体によって骨格の大きさが違いますので、一概に体重だけでは判断できないのです…!
そこで、ボディコンディションスコアというものが役立ちます。愛犬の外見から肥満度・削痩度を判断する方法で1~5(または1~9)に分かれています。
簡単に言うと、くびれがあるか、肋骨・背骨が触れるかというのが主な基準となります。
「おやつをあげないのは可哀相、今のままでもコロコロしていて可愛いから」と愛犬のダイエットをあまり意識しない方も多いですが、現状でくびれがない、肋骨が触れないのであれば、愛犬のためにもダイエットをさせた方が良いでしょう。
チワワに最適なダイエット方法
では、太ってしまったチワワをダイエットさせるのに適した方法としてどんなものがあるのでしょうか?
ダイエットの方法としては、やはり人間と同じように『適度な運動と食事管理』が基本となります。
しかし、チワワは膝蓋骨脱臼や骨折を発症しやすいため、過度な運動によるダイエットは避けるべきでしょう。
過度な体重は関節により多くの負担をかける事となりますし、また肥満体であるほど呼吸器・心臓に負担をかけてしまいます。
運動でダイエットさせるのではなく、必要な筋力をつけて代謝を良くする目的で、短時間の散歩やボールの持ってこい遊び、引っ張りっこなどの運動をすると良いでしょう。
筋肉が減り、代謝が落ちるとフードの量を減らしても痩せなくなってしまいます。
可能であれば、プールなどの水中で泳がせるのも関節に負荷がかかりにくく、ダイエットには効果的です。
チワワのダイエットにとって、運動よりも重要となる食事管理ですが、やはり摂取カロリーを減らすことが大前提となります。
しかし、単に与えるフードの量を減らしてしまうと、ビタミン・ミネラルなど不足する栄養素が出てきますので、カロリーが低く設定されたダイエット用フードや脂肪燃焼効果のある、L-カルニチンが配合されたものへの変更が良いでしょう。
また、ドライフードだけでは食べてくれない場合に野菜などをトッピングする際は、さつまいもやかぼちゃなどのカロリーの高い野菜ではなく、カロリーの低いキャベツやにんじんなどが良いでしょう。
食事の回数に関しては、1日1回よりは1日2回にするなど、小分けにして与えた方が満足感が高まるのでオススメです。
また、与えるフードの量ですが、ダイエットさせる前の肥満気味の体重ではなく、目標体重(適正体重)に合わせた量のフードを与えます。
目分量ではなく、グラムをきちんと計量して与えましょう。
フードのパッケージに記載されている量が基本とはなりますが、去勢・避妊手術をしているかどうかや運動量、犬種によっても差が出てきます。
チワワのダイエットについてのまとめ
チワワは運動不足・偏食になりやすいため、太りやすい犬種です。
チワワのダイエットでは、愛犬のためだと心を鬼にして「ダイエットさせよう」と意識する事が非常に大切です。
知らないうちに、家族の誰かがこっそりおやつをあげている場合があります。
おやつをあげないというのが難しい場合には、1日にあげる分のフードやおやつを別容器に分けておいて、「ダイエット中なので、おやつをあげる時にはここから取ってね」と家族間で徹底する事が重要です。
すべての犬種において肥満は万病の元となりますが、骨が細く、その骨を支える筋力も弱いチワワは、特に注意しなければなりません。
たった100gでさえ身体の負担となるのです。
犬の肥満は、骨・関節疾患、心臓疾患、膵炎などの引き金となります。
特に、老齢になってからだと肥満の影響が強く出ますので、若いうちから肥満にさせないように気をつけましょう。
チワワの体重管理は飼い主の責任でもあります。
チワワを健康に過ごさせてあげるためにも、ダイエットをきちんと行い、しっかりと体重をコントロールしてあげましょう。
ユーザーのコメント
20代 女性 まかろん
もし標準体重だった頃よりも1キログラムの体重が増えてしまったのなら人間で言うと10キログラム増えたと言うことになりますから、相当な身体の負担になりますよね。
体重測定も大事ですが、ボディチェックで身体を触って見て横腹を触ると肋骨が分かるなどを目安にするのも良いと思います。
チワワの標準とされる体型よりも大きいデカチワワとされるチワワも増えましたよね。
明らかに太っているチワワを連れていた方が、うちの子デカチワワだから〜なんておっしゃってました。小型犬の場合は、元々が小さいのもあり多少丸くても可愛いから〜なんて人もいますし、ロングコートなどの長毛なチワワは、太り始めても気付きにくいのかもしれませんね。
避妊や去勢などをすると太りやすくなる傾向があるので、手術前と同じ量のフードやおやつをあげているだけでも太ってしまう子もいます。
食事の量は変えてないなら、太るなんて思わないですしね。
ダイエットには、食事の際のフードをカロリーの低いものに変えるのが良いですが、フードを変えたくない場合はオヤツをなくすか、1日分のフードから1割取り分けたものをオヤツとしてあげるのが良いと思います。オヤツなどもできれば控えるほうが良いのですがストレス防止やコミュニケーションにもなりますので辞めたくない場合は、量を半分以下にする。毎日はあげない。カロリーの低いオヤツに変えるなど工夫が必要です。
ダイエットと言っても急に元の体重に戻そうとハードなのは悪影響を及ぼします。痩せたい体重にもよりますが、少しづつ身体に負担のないように気づいたら少しづつ痩せていた。というペースが良いです。食事管理と、日々の適度な運動さえ続ければ体重は戻ります。
可愛い大事な家族だからこそ、健康に長生きできるように飼い主さんが気をつけてあげると良いと思います。
40代 女性 かえで
保護犬だったので、引き取った頃は痩せていたのですが、しばらくすると、栄養がよくて少し太りました!幸せ太りですね。
一年経ったあとに少し太りすぎて、脱臼してしまいまして、太りすぎはやはり問題だなぁと思いました。
ダイエットは食事と運動でした。食事はにんじんやカボチャを湯がいたのもフードにのせて食べさせてあげました。
運動は、歩く距離を延ばして退屈しない散歩道を選びました。楽しみながら、運動をしました!家に帰っても床に敷くラグなども滑らないようなものに替えました。色々勉強になりました。チワワはもとから、骨が細いし骨折しやすいので気を付けなければいけませんね。あと、すぐに太りすぎてしまうので運動や食事に配慮しなければいけません。
女性 燕