チワワの歴史や原産国
チワワ(Chihuahua)の起源は、南米のトルテカ文明にまでさかのぼります。野性に生息していた小型犬を家畜化したのが、チワワの起源だと考えられています。 トルテカ文明の中心地で「テチチ」という小型犬が飼われていたことがわかっています。
その後、スペインが南米を侵略したために、テチチの数は激減しました。19世紀に入って、メキシコ最大の州「チワワ」で発見された小型犬が、現在のチワワの祖先になっています。そのため、原産国はメキシコです。
チワワは英語のつづりから、「CI」と略されることもあります。 愛好家の間では、スムースコートのチワワを「スムチー」、ロングコートチワワを「ロンチー」と略すこともあるそうです。それだけ人気があるメジャーな犬種ということですね。
チワワの性格
活発
チワワは、とても活発ではつらつとした性格です。世界最小の犬種ですが、体の小ささに似合わず、元気に動き回ります。飼い主に忠実なところもあり、愛らしい外見に反して、とても「犬らしい」性格です。
勇敢
チワワは小さいながらも勇敢な性格でもあり、自分より大きな犬にも立ち向かう一面もあります。
ですが、これは体が小さいゆえの臆病さの裏返しでもあります。こわいから攻撃性を出して勇敢に振る舞うのです。無茶をさせないように、お散歩中に大きい犬とすれ違う時などは、注意してあげましょう。
甘えん坊
臆病なゆえに、チワワはとても甘えん坊な犬でもあります。飼い主の愛情を求めるタイプの犬種なので、長時間の留守番が必要なお家には向いていません。なるべく長い時間、一緒に過ごせる飼い主さんの方が、チワワにとってはハッピーです。
好奇心旺盛
チワワは好奇心旺盛な犬種でもあります。機敏に動き、いろいろなものに興味を示します。子犬の時には、イタズラをするかもしれません。電気コードなどを噛んで、感電しないように気をつけましょう。イタズラしそうなものは、チワワの口の届かない所に片付けておくといいですね。
チワワの大きさ(体重や体高)
チワワの月齢ごとの体重の目安は、次の通りです。
- 3か月:600g~800g
- 4か月:800g~900g
- 5か月:1.2kg~1.5kg
- 6か月:1.5kg~1.6kg
- 7か月:1.8kg~1.9kg
- 8か月:2kg以上
- 9か月:2.2kg前後
- 10か月:2.3kg前後
- 11か月:2.4kg前後
- 12か月:2.5kg前後
チワワは超小型犬なので、体重がとても軽いですね。ジャパンケンネルクラブのスタンダードでは、チワワの成犬の体重は1.5kg~3kgと定められています。体高は特に定められていませんが、15cm~23cm程度です。
ただし、同じチワワでも、大きめの子と小さめの子がいます。上の表はあくまで平均体重なので、目安として考えてください。
また、犬種としての理想体重は1.5kg~3kgですが、大きめの子だと3kgを上回るかもしれません。人間も同じですが、個体差があり、がっちり体型の人、きゃしゃな人、また身長によってその人の体型にふさわしい体重というものがあります。
チワワは超小型犬で、その小ささが魅力ではありますが、理想体重にとらわれて、愛犬に合った体重を見誤らないでください。ごはんが少なすぎると、健康状態に影響します。
愛犬に合った理想体重がわからない場合、獣医さんに相談しましょう。その子の体型に合った平均体重を教えてくれますよ。
チワワには種類が2つ存在する
ロングコートチワワ
チワワは、毛の長さによって2種類に分けられます。毛の長いほうが、ロングコートチワワです。
ロングコートチワワは、やや長めの毛におおわれていますが、マルチーズなどのように、床に届くほどではありません。毛質は柔らかく、ポワポワとした手触りです。耳や尻尾、脚のあたりに飾り毛が生えていて、エレガントな印象を与えます。
スムースコートチワワ
チワワのうち、短毛なのがスムースコートチワワです。なめらかで艶のある被毛におおわれています。チワワの原型になった犬は短毛なので、スムースコートのほうが、本来のチワワという犬種の特徴をよく備えていると言えるでしょう。
チワワの毛色とそれぞれの性格
チワワには実にさまざまな毛色があります。毛色によって性格が違うという話がありますが、科学的根拠に乏しく、あくまで俗説です。ここでは、チワワの代表的な毛色と、その性格傾向についてご紹介します。
チョコタン
チョコタンは、チョコレートタンとも呼ばれる毛色で、茶色と黄褐色の2色で構成されます。チョコレート色が地になっていて、黄褐色のまだらが入ります。まだらが入るのは、目の上やマズル、胸元や脚です。
同じ2色のブラックタンよりも、柔らかい色合いで、とてもかわいいチワワです。チョコタンのチワワは、比較的おとなしい性格の子が多いようです。毛色が柔らかだと、性格もマイルドになるのかもしれませんね。
フォーン
フォーンは、金色に近い茶系の毛色です。子犬のときはかなり黒っぽい毛が多いこともありますが、成長に従ってほぼ単色の金色になります。お腹や足周りに白い毛が混じることもあります。全体的に柔らかな印象です。
フォーンは、チワワの基本的な毛色の一つで、フォーンを基調とした2色、3色の毛色も存在します。フォーンはチワワの基本カラーなので、性格は一概に言えませんが、チワワらしい好奇心旺盛で活発な子が多いのではないでしょうか。
イザベラ
イザベラは、チワワの中では珍しい毛色(レアカラー)の一つです。グレーがかった色で、やや茶色とやや白っぽいものに分かれます。
どの犬種にも言えることですが、レアカラーの子を迎える時には注意が必要です。なぜなら、その毛色になるための遺伝子に、病気になりやすい要素が混じっているからです。また、レアカラーにありがちですが、チワワのイザベラも繊細な性格の子が多く、やや臆病な傾向があります。そのため、飼い主さんに頼りっきりになる甘えん坊さんに育つかもしれません。
イザベラのチワワを迎える時は、こまめなケアが自分にできるかどうか、よく考えてみましょう。
クリーム
クリームは、チワワの単色の毛色です。薄い茶色とも言えますし、黄色みのある白とも言えます。
淡い毛色なので、柔らかでかわいらしい印象が魅力です。ですが、見た目の可憐さに反して、意外としっかりした性格の子が多いようです。クリーム色のチワワは、他の毛色に比べると、とても利口で、人間の言葉をよく理解する傾向があるようです。
ホワイト
ホワイトは、その名の通り、真っ白なチワワです。ホワイトを基調とした2色の毛色が多い中で、純白のチワワは珍しいそうです。マルチーズのように真っ白の場合と、耳のあたりなどにうっすらと黄色がかった毛が混じる場合があります。
白い犬が避けて通れないのは、涙やけです。ホワイトのチワワも例外ではなく、目のあたりの毛をこまめに拭いてあげて、涙やけを防ぐ必要があります。被毛を美しく保つために、ブラッシングで汚れを取り除いてあげましょう。
純白のチワワは珍しいということですが、いわゆるレアカラーとは違い、性格的にも身体的にも特に虚弱ということはありません。一般的なチワワの性格を備えていて、活発で明るい子が多いでしょう。
レッド
レッドも単色のチワワで、赤みが強い茶色の毛色です。同じ茶系のフォーンは金色ですが、レッドは濃い茶色という印象です。レッドもチワワの代表的な毛色で、比較的数も多いと言えるでしょう。子犬から成長するに従って、色が薄くなるようです。
そのため、赤みの強い毛色が好みなら、なるべく色の濃い子犬を選ぶといいかもしれません。レッドもチワワの基本カラーの一つなので、性格はやはりチワワらしい活発さと勇敢さを備えているようです。
ブラックホワイト
ブラックホワイトは、2色のチワワです。黒を基調に、白のまだらが入ります。どこに白が出るかは、個体差があるようで、口周りが白い子もいれば、額が白い子もいるようです。一般的に、お腹や脚の周りには白が出やすいです。
毛の黒い犬は性格がきついと言われることもありますが、チワワの場合はそういうことはなく、ブラックが基調になっていても穏やかな子もいます。黒い犬は乱暴になりやすいという点は、チワワに関してはあまり気にしなくていいでしょう。
ブルータン
イザベラに似た灰色がかった毛色に、黄褐色のタンが入るチワワです。ブルー系の毛色はとても美しく、魅了されるものがあります。
ですが、ブルー系の毛色は、イザベラと同じく、交配に注意が必要です。レアカラーですので、遺伝疾患にかかりやすいです。ブルー系の毛色のチワワを迎えたいときは、しっかりしたブリーダーを探すことをお勧めします。
ブルータンもレアカラーなので、性格的に繊細な子が多いと言われています。臆病さでストレスにならないように、子犬のうちから慎重にいろいろな体験をさせてあげるといいですね。
セーブル
セーブルも茶系のチワワです。フォーンに似ていますが、金色に近いフォーンに対して、セーブルは黒っぽい色をしています。
茶色い毛に黒が混じるのが、セーブルの特徴です。ロングコートのセーブルは、ちょっとライオンみたいに見えますね。黒い毛が混じっているので、強そうな印象を与えます。
チワワは可憐なところが魅力ですが、ちょっとカッコイイ系のチワワを好むのであれば、セーブルがお勧めです。性格的にも勇敢だといいのですが、それは個体差がありますね。
チワワの体の特徴
くりくりとした大きな目
チワワのかわいさで一番なのは、少し潤んだ大きな目ですね。眼球はやや飛び出しぎみです。瞳の色は、黒や暗褐色から明るい色まで、その子によって違います。毛色と瞳の色がマッチしているのも、チワワの目の魅力ですね。
とっても小さな「超小型犬」
チワワは超小型犬に分類され、世界最小の犬種としてギネスブックに登録されています。この小ささがチワワの最大の特徴と言っていいでしょう。先述したとおり、体重は3kg未満がスタンダードなので、本当に小さいです。小さいために、飼い主の視界に入らないこともあり、気がつかずに蹴飛ばしてしまわないように、十分に注意してあげてくださいね。
華奢な骨格
チワワは超小型犬なので、骨格も他の犬種に比べると華奢にできています。骨折にはくれぐれも気をつけてくださいね。
骨が細いため、体重も軽いのでしょうが、そのため動きがとても機敏です。小さい犬はあまり動かないような印象を受けますが、チワワはとても活発に動きます。フローリングで脚を滑らせて痛めないように対処して、お家の中でも十分遊べるようにしてあげましょう。
頭の形
チワワの頭蓋骨の形は独特で、「アップルヘッド」と呼ばれています。その名の通りリンゴのように丸く、てっぺんが少しとんがったような形状です。ドッグショーでは、頭の形が美しいアップルヘッドであることが、審査の重要なポイントになります。
半月状の尻尾
ドッグショーでは、チワワの尻尾も審査ポイントとされています。適度な長さで、尻尾の先が腰のあたりを向いているか、半月状に高く持ち上がっているかのいずれかが良いとされています。
立ち耳
チワワの耳は立ち耳で、頭の上でピンと立ち上がっています。やや先細りの、スマートな耳です。チワワが聞き耳を立てて緊張しているときは、耳はピンと頭の上で立っていますが、リラックスしているときは、やや左右に開いて寝かせたような感じになります。耳からもチワワの気持ちが読み取れますね。
短めのマズル
チワワのマズル(鼻と口周り)は、それほど長くありません。鼻ぺちゃではないですが、やや短めです。丸みを帯びた短めのマズルが、チワワの顔を愛らしく見せています。口自体もとても小さいです。ドッグフードを選ぶときは、小粒タイプがいいですね。
チワワの子犬の値段
ペットショップでの値段相場
ペットショップでのチワワの子犬の値段相場は、18万円~40万円ほどです。値段にかなり幅がありますが、ペットショップでの販売価格は、血統、月齢、色や見た目で決まります。どの犬種もそうですが、ペットショップでは月齢が若いほど高い値段で販売されます。
さらに毛色が人気カラーであったり、血統書がついていたりすると、値段はさらに高くなります。筆者が見た中で最高額は100万円です!いくら何でも高額すぎるのではと、首をひねりたくなりました。
お店によっても価格設定がずいぶん異なるようなので、ペットショップからチワワの子犬を迎える場合は、いくつかの店を見て検討したほうが良さそうです。
ブリーダーでの値段相場
ブリーダーでのチワワの子犬の値段相場は、18万円~35万円程度です。ペットショップより、やや安い傾向にあります。安いからといって、ペットショップに並んでいる子犬達より何かが劣っているわけではなく、単に流通を介さない直接販売だから、値段が安くなるのです。
ブリーダーが販売するチワワの子犬も、やはり血統や毛色で値段が決まります。人気のカラーや見た目のかわいらしい子犬は、販売価格も高めになりますし、月齢が進んだ子犬は値段が安くなります。
チワワをブリーダーから迎える方法と注意点
ブリーダーを探す
チワワのブリーダーはとてもたくさんいるので、どの犬舎がいいのか迷ってしまうと思います。実際にブリーダーから子犬を迎えることを考えると、なるべく近くの地域で探すのがお勧めです。
その際、確かめなければいけないのは、その犬舎がシリアスブリーダー(優良ブリーダー)であるかどうかです。チワワに惚れ込んで、適正な繁殖を行っているシリアスブリーダーであれば、遺伝疾患に配慮して交配を行っています。売るために、あえて遺伝疾患を無視することはありません。
では、どうすればシリアスブリーダーであることがわかるのでしょう?
それは、事前に犬舎を見学することです。きちんとしたブリーダーであれば、犬舎の見学は当然OKです。見学を断るブリーダーは、その時点で候補から外したほうが良いでしょう。
犬舎を見学すれば、どのような環境で繁殖が行われているか、確かめることができます。そして、犬舎の見学に行ったときは、シーズンごとに出産させていないか、質問しましょう。
出産後すぐに、次の発情で妊娠させるようなブリーダーは、商売目的です。犬の健康状態を無視しています。また、親犬や兄弟犬に、遺伝疾患が発症していないかも、確認しましょう。
まずは、ブリーダーの選び方を間違えないことが、健康なチワワの子犬を迎えるための第一歩です。
ブリーダーとコンタクトをとる
ブリーダーといえども、常時販売できる子犬を抱えているわけではありませんので、まずはコンタクトをとって、お迎えできるチワワの子犬がいるかどうか確認しましょう。
時期によっては、次の出産を待たなければいけないかもしれません。希望の毛色の子がいるとも限りませんし、場合によっては気長に待つ必要があります。まずは犬舎を見学させてもらって、ブリーダーの質を確かめ、どんなチワワが希望か相談してみるといいですね。
子犬の選び方
信頼できるブリーダーを見つけ、実際にチワワの子犬を選ぶときには、次のような点に注意しましょう。
まず、一番大事なのは、健康な子犬を選ぶことです。ころころと太っていて、元気のある子犬がいいでしょう。子犬はちょっと太っているぐらいがちょうどいいので、選び方として最大のポイントです。
ぱっと見てのインスピレーションも大事ですが、できれば少しの間、子犬の行動を観察してみましょう。人に興味津々の子、やんちゃな子、兄弟犬にいじめられている子、おっとりと落ち着いている子など、子犬であっても性格の片りんが見えてきます。
自分に合った子犬を迎えるため、性格傾向をチェックしてみるのも、選び方のポイントです。
契約内容の確認
子犬を譲渡する際に、ブリーダーは契約書を用意しています。できれば事前に、チワワの子犬を迎えるに当たって、どのような契約内容なのか確認したほうがいいでしょう。ブリーダーによって、契約内容は異なります。ここをチェックするのも選び方のポイントと言えるかもしれません。
一般的に、迎えた子犬は一生面倒を見ること、第三者に転売しないことなどが記載されています。あとは、万一迎えた子犬がすぐに死んでしまった場合の補償についても書かれていることが多いです。もちろん、故意に死なせた場合は別ですよ!
その他、保険やその後のバックアップについても記載がありますので、よく確認して、納得の上で子犬を迎える契約をしましょう。
おすすめのチワワ専門ブリーダー
安田里麻ブリーダー
安田里麻ブリーダーは、東京都内で活動するチワワのブリーダーです。特にドッグショーに出展することに力を入れています。
ドッグショーに出展するということは、チワワのスタンダードを重視して繁殖を行うということで、見た目はもちろん、健康面にも注意を払っている証拠です。なにより、チワワという犬種に惚れ込んでいることがわかりますね。
犬舎としての受賞歴も数々あり、子犬を引き渡すに当たって、生涯大切にしてくれる飼い主さんを選びます。かなり信頼のおけるブリーダーさんだと思います。
松田園子ブリーダー
松田園子ブリーダーは、チワワ一筋19年のベテランブリーダーさんです。愛知県小牧市に犬舎があります。
やはりドッグショーにも積極的に参加していて、アメリカや日本でチャンピオンになったチワワを交配しています。引き渡しに当たっては出張も可能で、愛知県だけでなく、東京から福岡までの新幹線のホームまで来てくれます。質問にも丁寧に答えてくれると評判です。
藤井恵理ブリーダー
藤井恵理ブリーダーは、ロングコートチワワ専門のブリーダーです。ブリーダー歴10年と、こちらもベテランです。犬舎は大阪府藤井寺市にあります。
藤井ブリーダーは、ご自身がきちんと管理できる頭数にしぼって、大切に親犬と子犬を飼育しているので、年間の出産数は少ないです。チワワの子犬がほしい場合は、事前に相談したほうがよいでしょう。
子犬の引き渡し後も、チワワの飼い方について、いつでも相談に乗ってくれるところも魅力です。本当にチワワを愛するブリーダーさんですね。ただし、子犬の引き渡しに当たっては、出張不可なので、自分で犬舎まで行く必要があります。関西圏の方にお勧めです。
チワワ専門ブリーダー フィールワンズハート
小さな犬舎ですが、チワワ専門のブリーダーさんです。チワワが大好きで、一般の飼い主からブリーダーになった方が運営しています。犬舎は奈良県桜井市にあります。
アメリカのチャンピオン犬を基礎にして、姿が美しく、健康なチワワを生み出すことを大切にしています。ロングコート、スムースコート、どちらも扱っておられます。チャンピオン犬の血統を維持しているので、子犬にも血統書がつきます。子犬のタイプによって値段が違いますので、そのあたりは相談してみるといいでしょう。
チワワ・ランド ワイ・ベルズ
こちらの犬舎も、チワワ専門ブリーダー歴20年以上のベテランです。「品格があり骨格がよくお顔の可愛い健全・健康なチワワ」をポリシーにして、活動しています。犬舎は埼玉県草加市にあります。
犬舎のHPで子犬の出産状況を確認し、希望の子犬が見つかれば、問い合わせを入れます。そこで、子犬についての詳しい情報や、販売価格などを教えてもらいます。その後犬舎で実際の子犬を見て、購入を決めるという流れになります。
かわいい子犬が掲載されていますので、気になる方はぜひHPをチェックしてみてください。
チワワの里親になるには
チワワを家族に迎えたいとき、子犬にこだわらないのであれば、里親になることを検討してみてはいかがでしょうか。現在、日本でも犬の殺処分ゼロに向けて、里親になることへの関心が高まっています。チワワの里親になるには、いくつかの選択肢があります。
地域の動物愛護センターで探す
各都道府県によって名称は異なりますが、保健所や動物愛護センターが設置されています。そこには、飼い主から持ち込まれた犬や、迷い犬などが収容されています。
一定の期間が過ぎれば、殺処分の対象になってしまうため、自治体としても積極的に保護犬の譲渡活動を行っています。(飼い主が直接持ち込んだ犬は、即日殺処分の対象になるそうですが…)
もちろん、必ずしもすぐにチワワの保護犬が見つかるとは限りません。チワワが保護されるまで待つことになる可能性もあります。でも、動物愛護センターに収容されたチワワの里親になることで、確実に1頭の命を救うことになります。
里親募集サイトで探す
インターネットに、里親募集専用のサイトがあります。一番有名なのは、「ペットのおうち」ですね。国内全国から、里親募集の情報が集まっています。そのため、希望の犬種を見つけやすく、同じ犬種でも様々な子の中から、自分の希望や条件に合った犬を探すことができます。
里子として迎えたいチワワを見つけたら、里親募集を掲載した人(元の飼い主など)と直接コンタクトをとることになります。掲載情報だけではわからない点などを質問することもできます。
受渡しは、直接行うことになっています。トラブルを防ぐために、第三者の立ち合いを希望する場合は、「譲渡スポット」として登録されているドッグカフェなどを利用することもできます。
北海道や東北、沖縄など、一部地域には、譲渡スポットの登録がないようですが、特に都市部には様々な店舗などが登録されていますので、受渡しに利用することができます。
また、「チワワ 譲ります」で検索すると、「ジモティー」というサイトもヒットします。ジモティーはさまざまな物を譲るためのサイトですが、犬の里親募集も行われています。
筆者はこれまでジモティーでの里親募集に懐疑的でしたが、今回改めて調べてみると、サイトの規制が厳しくなっていて、無責任な譲渡や、いわゆる「里親詐欺」を防止することに取り組んでいるようでした。
チワワを手放すやむを得ない事情が書かれており、「こういう方に譲ります」という募集者側の思いも知ることができます。コンタクトをとって、信頼できる相手だと確認できれば、ジモティーを利用してチワワの里親になるのもいいでしょう。
動物保護団体で探す
犬の殺処分ゼロのために、民間の動物保護団体が、保健所から犬を引き取るなどの活動を行っています。お住まいの地域に、そのような活動をしている団体がないか、探してみましょう。
インターネットで調べてもわからない場合、保健所や動物愛護センターに問い合わせると、教えてくれることもあります。動物保護施設で里親を待つ犬は、中型犬が多いのですが、中には小型犬を保護している団体もありますので、根気よく探してみましょう。
先述した「ペットのおうち」にも、個人で保護活動を行っている人が、チワワの里親を募集していますので、そのような子を優先的に探すのもいいでしょう。
ただ、動物保護施設から犬を譲渡してもらうには、その団体が決めた条件を満たしていることが必要です。二度と悲しい目に遭わせないために、厳しい条件を提示する団体もあります。御自身がそれをクリアしているかどうか、最初に確認することをお勧めします。
このように、チワワの里親になる方法はいくつかありますが、いずれも命を救うことに変わりありません。また、成犬がほとんどなので、性格がわかるというメリットもあります。
子犬はかわいいですが、しつけや世話が大変な一面もありますので、成犬のチワワを迎えるほうが楽だと思う方もいると思います。里親になれば、きっと大事な家族の一員になることができるでしょう。
保護活動団体の一覧(都道府県) | 日本犬猫ライフサポートハウス「NINLISE」
チワワの基本的な飼い方
必要な用品を揃える
チワワを迎えることが決まったら、必要な用品をそろえましょう。必ず必要なものは、次のとおりです。
- ケージ、犬用ベッドまたはクレート
- ごはん用の皿
- 水飲み用の皿または給水器
- 犬用トイレとペットシート
- ブラッシング用のくし
- 首輪やリード
- ドッグフード
- おもちゃ
- 犬用のシャンプーとリンス
- ペット用消臭剤
最低限必要なものは、このようなところです。
ケージについては、子犬のうちは必ず必要だと思います。落ち着ける場所というだけでなく、チワワの子犬だけでお留守番をさせるとき、室内で自由にさせていると、思わぬ事故につながります。
よくあるのが、電気コードを噛んで感電死してしまう事故です。子犬はいろいろなものに興味を持ちますし、飼い主がいない時に狭い隙間に入り込んで、電気コードをかじってしまうことがあります。分別がついて、室内で自由にさせても大丈夫になるまで、お留守番はケージ内で過ごすようにするほうがいいです。
また、犬用トイレを購入する際は、成犬になった時のことを考えてサイズを選びましょう。子犬のうちは一番小さいサイズで十分でも、成長すれば狭くて用を足しにくくなってしまいます。少し大きめのサイズを選ぶことをお勧めします。
ドッグフードについては、お迎えするまで食べていたものを教えてもらって、それと同じものを用意しましょう。チワワにとっては、急に環境が変わるわけですから、いきなり別のフードを与えても受け付けない場合があります。
特に、子犬を迎える場合は、パピー用のフードを用意してあげてください。子犬は成犬よりもエネルギーを必要とするので、専用のフードを与える必要があります。十分に栄養をとらせて、健康なチワワに育てましょう。
あと、意外と必要になるのがペット用の消臭剤です。トイレを覚えるまで、失敗して床におしっこやうんちをしてしまうので、拭きとったあとにスプレータイプの消臭剤を吹きかけて、床をきれいにしたほうがいいです。そうすれば、家が臭わないだけでなく、犬にとってもおしっこの臭いがしないことで、また同じ場所で用を足すことを防ぐことができます。
その他のグッズは、実際にチワワと暮らしてみて、必要になれば買い足せばいいですし、飼い主さんの好みで増やしていくのも楽しいですよ。
チワワ特有の育て方を知る
チワワはメキシコ原産の犬種で、暑い地域で生まれた犬なので、寒がりです。秋から冬は、寒さ対策をして、チワワの健康を守りましょう。
チワワに限らず、どの犬種もそうですが、寒いと小刻みに震えます。その他にも、丸くなって寝ている、ふだんより飼い主にくっつきたがる、ベランダや庭に出たがらないなどの行動が見られたら、チワワが寒がっているサインです。
このようなときは、チワワのベッドに暖かい毛布を敷いてあげる、エアコンで室内の温度を上げるなど、チワワが寒さで参らないように工夫してあげてください。ペット用のヒーターを使うこともできます。嫌がらない子であれば、温かい服を着せるのもいいですね。
人間の子供と同じように、ストーブには注意しましょう。寒さのあまり、ストーブにくっつきすぎて、やけどしてしまうこともあります。こたつに潜り込むのが好きな子もいますが、低温やけどの恐れがあるので、お勧めできません。
ホットカーペットの場合も、低温やけどに注意して、あまり温度を上げすぎないようにしましょう。寒い季節のお散歩には、温かい服を着せてあげるといいですね。
チワワに似合うかわいい服がたくさん売られていますので、保温効果の高いものを選んで着せてあげてください。そうすれば、寒がりなチワワも冬でも快適にお散歩できますよ。
また、ペットショップで店員さんが「チワワは小さいから、散歩しなくて大丈夫ですよ」と言っているのを聞いたことがあります。これは、セールストークなので、真に受けないでください!チワワは小さくても、犬であることに変わりありません。お散歩は必ず必要です。
お散歩は、1日に2回、1回につき30分程度連れて行ってあげましょう。お散歩好きのチワワも多いですよ。お散歩には、運動のほかにも大切な意味があります。
一緒に歩くことでの、飼い主とのコミュニケーション、他の犬や人との触れ合い、そして何よりもにおいをかぐこと!犬はにおいでたくさんの情報を得る生き物なので、チワワも例外ではありません。
地面や風のにおい、他のわんちゃんのおしっこのにおい、草のにおい、猫や鳥など他の動物のにおい。こういったにおいをかぐことは、犬にとってとても大切なことです。自分が住んでいる地域の情報を得るだけでなく、リフレッシュにもなります。
ただし、チワワは体が小さいので、走って散歩させるのは避けてください。心臓に負担がかかってしまいます。
また、チワワは体が小さいために、他の歩行者や自転車に乗った人の目につきにくいのです。チワワの安全を守るのは、飼い主の役目です。周囲の安全を確保しながら、お散歩を楽しませてあげてください。 特に、夜に散歩させる場合は、チワワにライトをつけるなどして、歩行者の目にとまりやすいように工夫しましょう。
お散歩に欠かせないのが、リードと首輪やハーネスですが、できればハーネスをお勧めします。チワワは首が細いので、首輪だと引っ張ったときに負担がかかってしまいます。小さいサイズのかわいいハーネスが販売されていますので、愛犬に似合うものを見つけてあげたいですね。
家族内でルールを決める
一人暮らしでなく、家族で住んでいる場合、チワワを迎えるに当たって、家族内でルールを決めましょう。誰が散歩に行くか、ごはんをあげるか、トイレの掃除をするかなど、愛犬との暮らしに欠かせないことについて、話し合いましょう。
大人だけの家族、子どもがいる家族、それぞれでルールも違ってくると思います。犬は習慣性の生き物なので、なるべく同じ時間に散歩に連れて行き、ごはんをあげる必要があります。家族に負担が少なく、チワワにとっても幸せなルールを決めていきましょう。
また、しつけの面でも、家族内でルールが統一されている必要があります。この人はいいと言うけど、この人はダメと言うような状況では、チワワも混乱してしまいます。
人間の食べ物を与えてはいけない、トイレのしつけはしっかりする、おやつの回数など、家族内でルールを作って、全員がそれを守るようにしましょう。
犬種の気質を理解する
純血種の犬と暮らす上で、犬種の気質を理解することは大切です。どの犬種にも長所や短所がありますので、それを知ることで愛犬の行動を理解することができます。
「チワワの性格」で述べたとおり、チワワは小さいながら、とても活発な犬種です。好奇心旺盛で警戒心も強く、比較的よく吠える犬種でもあります。体が小さいゆえの臆病さもありますので、チワワが吠えているときは、何かをこわがっていないか確かめてあげましょう。
また、チワワは小さいわりに勇敢な性格でもありますので、自分より大きな犬に立ち向かっていく一面もあります。大きいわんちゃんは、チワワに吠えかかられても、たいてい無視してくれますが、たまにガブッと噛まれてしまう事故もありますので、散歩のときは十分注意が必要です。
チワワは小さくてつぶらな瞳なので、つい甘やかしてしまいがちですが、度が過ぎるとぬいぐるみのように扱うことにつながります。小さくても犬であることを忘れずに、きちんと運動させて、しつけもしっかり行いましょう。
愛情をたっぷり注ぐ
チワワは、飼い主から愛情を注がれるのを何より喜ぶ犬種です。お留守番が多い家庭には向いていないと言えます。愛情を注ぐと言っても、ただベタベタと触ってかわいがるのではなく、一緒に遊ぶなどして、しっかりとチワワと向き合う時間を作ってあげましょう。
しつけについては後に書きますが、ダメなものはダメと教えて、うまくできたらたっぷりほめることが大事です。小さいけれどチワワも犬。これを忘れずに、けじめをしっかりつけて、たくさん愛情を注いであげましょう。
チワワの散歩の基礎知識
散歩デビューする時期
どの犬種も同じですが、チワワも散歩デビューの時期は、ワクチン接種を終えてから1か月~2か月後が最適です。ワクチン接種を終えないうちは、散歩はNGです。重大な病気にかかってしまう可能性があります。
月齢で言えば、生後4か月ぐらいが目安です。実際に地面に下ろす前に、抱っこで散歩して、外に慣れさせるのがお勧めです。外の空気や車の音など、室内にはなかったものがたくさんあり、始めはチワワも戸惑ってしまいます。抱っこ散歩で外の様子を見せてあげるといいですね。
また、お散歩デビューの前に、首輪やハーネス、リードに慣れさせておきましょう。いきなり首輪などを装着して外に連れ出すと、やはりチワワは混乱してしまいます。まずは室内で首輪やリードをつけた状態で歩く練習をしてあげてください。上手に歩けたら、いっぱいほめてあげてくださいね。
適切な頻度や運動量
チワワは体が小さいので、必要な運動量は少ないです。単純に運動量だけを考えると、室内で遊ぶ範囲で十分です。しかし、散歩に連れて行くことには大きな意味があります。室内遊びだけで運動量が足りているからといって、散歩をやめないようにしてください。
散歩の頻度は、他の犬種と同様、やはり1日2回がいいでしょう。1回につき20分~30分程度を目安にしてください。屋外に出ることで気分転換になりますし、他の人や犬と触れ合う機会にもなります。チワワがストレスをためないためにも、1日2回散歩させてあげてください。
チワワは小さいながらも、好奇心旺盛で活発です。室内でボール投げをしたり、おもちゃで綱引きをしたり、飼い主と遊ぶことも大好きです。お留守番の後などは、エネルギーがたまっているので、遊んであげると喜びますよ。
チワワと室内で遊ぶときは、骨折に注意してください。チワワは脚がとても細いので、高いところから飛び降りて骨折することがあります。
筆者のかかりつけの獣医さんによると、小型犬は骨折すると、元通りに治すのは難しいとのこと。骨の細いチワワなら、なおのことです。
また、滑りやすいフローリングで走らせるのも注意してください。つるっと滑ったときに、関節を痛めたり、脱臼したりすることもあります。できれば、床の滑らない部屋で遊ぶか、フローリングに滑り止めマットを敷くなどしてください。
基本的な散歩マナー
チワワを散歩させるに当たり、基本的な散歩マナーを覚えておきましょう。一番大事なのは、うんちの始末です。うんちを放置するのは問題外!ビニール袋を持参して、ちゃんと持って帰り、家で始末しましょう。
そのためにも、散歩用の小さいバッグを用意するといいです。うんちを持ち帰るビニール袋やトイレットペーパー、おしっこを流すための水、チワワが途中で水を飲みたがったときのための携帯用水皿などを入れて、散歩のときには必ず持ち歩くようにしましょう。
話が前後してしまいましたが、おしっこの始末も大切なマナーです。草むらなど、犬がおしっこをしても差し支えない場所ならかまいませんが、電信柱や道などにおしっこをしてしまったら、水で流しておきましょう。都会暮らしのチワワの場合、このような必要が出てくると思います。
特にオスのチワワの場合、マーキングのためにしょっちゅうおしっこをするかもしれません。少なくとも、よその家の植木や壁、車などを汚さないように気をつけましょう。いくら犬好きでも、自分の家がよそのわんちゃんのおしっこで汚れるのをよしとする人は少ないと思います。近所迷惑にならないように、十分気をつけましょう。
また、公園など広い場所で思いきり走らせてあげたいという思いから、ノーリードにしてしまう飼い主もいますが、これも絶対ダメです。ドッグランでない限り、決してリードを外さないようにしましょう。チワワぐらい小さい犬ならいいじゃないと思ってしまうかもしれませんが、世の中愛犬家ばかりではないのです。犬が近づくだけで、脅威を覚える方もおられます。
加えて、自分の愛犬を守るためにも、ノーリードは絶対にやめましょう。リードなしで、チワワがコントロールできない状態で、他の犬に噛まれたらどうしますか?あるいは、飼い主の目の届かないところで、悪意のある人に蹴飛ばされたらどうしますか?
こういう場合、責任は全てノーリードにした飼い主にあり、傷ついたチワワに対して何の補償もしてもらえません。最悪の場合、大切なチワワが命を落とすかもしれません。自らそのようなリスクを作り出さないためにも、リードはしっかりつけてくださいね。
チワワにとって最適な環境
室内飼いをするべき
チワワを外飼いする人は少ないと思いますが、念のために書いておくと、チワワは室内飼い必須の犬種です。犬は皆暑さに弱いですが、チワワは寒さにも弱いので、屋外につないで飼うのはチワワにとって幸せと言えません。
チワワはとても小さな犬ですので、安全面を考えても、室内飼育が最適です。例えば誰かが蹴飛ばした石が当たっただけでも、骨折などの大けがをする恐れがあります。飼い主の目の届く室内で暮らさせてあげてくださいね。
室内温度の管理は重要
寒さに弱いチワワにとって、最適な室温は25℃前後です。年間を通して、室内を適温に保つようにしましょう。人間にとって夏は暑いので、クーラーで室温を低くしますが、チワワにとっては寒い場合もあります。夏でもチワワが震えるようなことがあったら、室温を上げてあげましょう。
室温が低すぎると、チワワがお腹をこわしたり、風邪をひいたりしてしまう可能性があります。健康でいるためにも、室内温度の管理は重要です。
誤飲、誤食の防止
チワワに限ったことではありませんが、犬を室内で飼育する上で、誤飲、誤食の防止は大切です。特に子犬のときには、十分に注意が必要です。
人間だけで暮らしていると、つい床の上に何かを置いてしまいますが、チワワと暮らし始めたなら、床やチワワの口の届く範囲に、誤飲の原因になるものを置かないようにしましょう。
よくある誤飲が電池です。特にボタン型の小さい電池に気をつけましょう。落としてしまったら、見つかるまで徹底的に探してください。他にも、紙をとめるクリップやボタン、煙草の灰や吸い殻、指輪などの小さいアクセサリーも、チワワの口の届くところに置かないでください。
また、電気コードはチワワが入り込まないようなところに隠しておくように、注意して配線しましょう。
人間の食べ物を置きっぱなしにすることもないようにしましょう。特にチョコレートには注意が必要です。甘い匂いに誘われて、食べてしまうかもしれません。チョコレートは犬に中毒を起こさせますので、絶対に誤食が起こらないように気をつける必要があります。
チワワが落ち着ける場所づくり
室内に、チワワが安心して落ち着ける場所を作ってあげましょう。昼寝のとき、お留守番のときなど、チワワの居場所になるところが必要です。ケージやクレート、犬用ベッドなどが、チワワの居場所になるはずです。転倒して危ないもの、棚や背の高い観葉植物などは、そばに置かないようにしましょう。
チワワの居場所が、飼い主から見えることも大事です。体調の異変やイタズラなどに気づくことができます。飼い主の死角になる場所だと、チワワの異変に気づけない場合がありますので、犬用ベッドなどはちゃんと見える位置に置くようにしましょう。
チワワのご飯の量や頻度
与えるべきドッグフード
チワワは口が小さいので、ドッグフードは小粒のタイプを選んであげましょう。大粒だと、食べづらいため、いやがって食べないかもしれません。チワワ向けのフードも販売されていますが、犬もその子によって好みがありますので、犬種に特化したフードにこだわらなくてもいいです。
フードを選ぶときは、「総合栄養食」と記載されているものをお勧めします。栄養バランスに配慮されて作られているので、チワワに必要な栄養をフードだけで摂取することができます。
チワワには食の細い子もいますので、そういう場合はトッピングを上手に活用しましょう。パウチタイプやふりかけタイプのトッピングを利用するのもいいですし、ゆで卵を刻んだものや、ささみをゆでたものをトッピングしてあげてもいいです。
好きなものが入っていると、チワワも喜んで食べてくれるでしょう。一度食べだすと、最後まできれいに食べることが多いです。
適切な量と頻度
チワワが子犬のうちは、体が成長しますので、大きさに合わせて少しずつ食事の量を増やしていきましょう。1日2回に分けて、ドッグフードの袋に記載されている量を目安に、成長に合わせてフードを増やしていきます。
成犬になっても、食事は1日2回に分けるほうが望ましいです。犬は1日1度の食事でも耐えられる体ではありますが、消化器への負担を減らすため、2回に分けたほうがいいのです。体の小さいチワワなら、なおのこと2回に分けてあげましょう。
ドッグフードの量は、子犬のときと同じく、フードの袋に記載されている量を目安にしましょう。フードの種類によってカロリーが変わってきますので、購入した際には、必ず目安量を確認しましょう。
おやつ
おやつについては、飼い主さんによって考え方が違うでしょうが、チワワに食べる楽しみを味あわせてあげるために、少量なら与えても問題ありません。クッキーやジャーキーなど、実に様々なおやつがありますが、愛犬の好みに合わせて、ほんのちょっぴりあげる程度にしましょう。
ただし、チワワは体が小さいので、「ほんのちょっとだから」と間食を与えすぎると、肥満になりやすいです。ほんのちょっとの量でも、1日に何度も食べていると、すぐに太ってしまいます。 肥満になると、チワワの細い脚に負担がかかってしまいますし、心臓病のリスクも高まります。そのため、適切な食事量を把握して、体重を管理するのも、飼い主の大事なつとめです。
チワワのしつけ方
トイレのしつけ
チワワのかわいいお目々で見上げられると、ついつい甘やかしてしまいますが、最低限のしつけはしましょう。
室内犬なので、トイレのトレーニングは欠かせません。 子犬のうちや、保護犬を迎えたばかりのころは、トイレを失敗することもあるでしょう。そんなときは、低い声で「ダメ」と言って、トイレに連れて行って「ここ」と教えてあげましょう。
チワワは賢いので、すぐにトイレを覚えることができると思いますが、中にはなかなか覚えられない子もいます。そんなときは、決して大声でどなったり、体罰を加えたりしないでください。
チワワは体が小さいので、臆病であることを忘れないようにしましょう。飼い主のことをこわがってしまうと、隠れてトイレをしたり、排泄自体を我慢したりするようになってしまいます。
社会化のしつけ
社会化のしつけは、チワワが子犬のうちに行うものです。本来であれば、親犬や兄弟犬と過ごすことで、犬同士のルールを覚えていくものですが、子犬を迎えたら、飼い主が社会化のしつけをする必要があります。
しつけと言っても、トレーニングをするというよりは、なるべくたくさんの人や犬、物事に接する機会を設けると言ったほうがいいでしょう。まずは、飼い主とのスキンシップが大事です。チワワにとって最初に触れ合い、信頼するべき人が飼い主です。優しくなでて、人間との触れ合いを教えていきましょう。
次は家の中でのルールです。チワワが触ってはいけないものを教えましょう。ノートや本など、破られたくないものは、チワワの届かない所に片付けておくのが基本ですが、電気コードや家具の脚などは片付けるわけにはいきません。
特に子犬のうちは、電気コードを噛んで、感電死するケースもあります。チワワの安全のためにも、触ってはいけないものを教えておきましょう。電気コードに興味を示したときは、「ダメ」と言って、触ってはいけないと教えましょう。
においをかがせると、食べ物ではないと納得する場合もあります。同じく家具をかじっているところを見つけたときも、「ダメ」と言って「これは飼い主のもの」とわからせましょう。少し根気がいりますが、次第にチワワも触っていいものといけないものを理解していきます。
そして、抱っこ散歩で、家の周囲の状況を見せてあげましょう。子犬を抱っこしていると、「かわいい!」と言って周りの人が寄ってくることもあります。なるべくたくさんの人に触ってもらうようにしましょう。
散歩デビューしてからは、チワワが怯えてしまわない範囲で、他の犬と触れ合わせてあげましょう。飼い主としては、たくさんのわんちゃんと友達になってほしいですが、無理強いはいけません。チワワが興味を示した犬に、飼い主さんの許可をとって、近づけさせてもらいましょう。
他の犬と触れ合うことで、チワワが学ぶことも多いです。お尻のにおいをかいであいさつすること、しつこくすると嫌がられることなど、犬同士の触れ合いの中で、徐々に理解していきます。
子犬のうちの社会化が不足すると、吠える犬になってしまう恐れがありますので、十分にいろんな体験をさせてあげてくださいね。
留守番のしつけ
留守番については、得意な子、不得意な子と個体差があります。留守番が得意な子は、特別なしつけをしなくても、ケージに入れてあげれば、おとなしく飼い主の帰りを待っていてくれます。
留守番が不得意な子は、飼い主が家から出て行ってしまうと、キャンキャンと吠えてさみしがります。そういうチワワの場合、留守番のしつけが必要になってきます。留守番が苦手な子は、飼い主の姿が見えないことに不安を覚えます。だから、まずは飼い主の姿が見えなくても大丈夫と理解させることから始めます。
チワワに「待て」をさせて、飼い主が部屋のドアから体を半分出した状態になります。そこでおとなしくしていられたら、ほめてあげます。これができるようになれば、今度は完全に部屋から出てみます。1分ほど静かにしていられたら、ほめてあげます。次は5分、8分、10分と、徐々に時間を長くしていき、「出て行っても飼い主は必ず戻ってくる」と、チワワに理解させてあげましょう。
そうすれば、チワワも安心して留守番ができるようになります。
お座りと待て
犬に特別な芸を教える必要はありませんが、お座りと待ては最低限教えておきましょう。チワワをきちんと制御するのに役立ちます。
生後3か月半ぐらいなら、お座りと待てを覚えることができると思います。お座りは、犬の腰のあたりをそっと押さえて座らせながら、「お座り」と声をかけます。何度か繰り返して、姿勢と言葉が結びついたら、「お座り」と声をかけただけで、自発的に座るようになります。上手にできたら、いっぱいほめてあげましょう。
待てのコマンドは、お座りさせた状態で、「待て」と言いながら、飼い主が少しずつ後ずさりします。まずはほんの短い距離から始めます。お座りの状態で待っていられたら、「おいで」と言ってチワワを呼び寄せ、いっぱいほめてあげます。そうして、徐々に距離を長くしていきます。
お座りや待ては、散歩の最中にも役立つコマンドなので、しっかり教えておきましょうね。
噛み癖を防止する
犬は噛むこともコミュニケーションの一つなので、嚙むこと自体は基本的に不自然な行動ではありません。通常であれば、兄弟犬と遊ぶ中で、嚙む力加減を覚えていきます。
ただ、子犬のうちに兄弟と離されて飼い主のもとにやって来るので、力加減がわからないままの場合も多いです。これもやはり、飼い主が教えてあげなければいけません。
チワワと遊んでいる最中にエキサイトしてきて、強く噛まれたら、「痛い!」と声を上げて、遊びをやめましょう。「痛い」は低い声で言ってもいいですし、犬が痛いときに「キャン!」と鳴く高いトーンで言ってもかまいません。
こうして、強く嚙んでもいいことはないと、チワワに覚えさせていきます。ただし、決してチワワを叩かないでください。強く噛まれて痛かったとき、カッとなって叩くのは、絶対によくありません。チワワとの信頼関係を大事にして、しつけを行ってください。
チワワのブラッシング頻度
スムースコートのチワワは、お手入れが簡単です。毎日でなくても、定期的にブラッシングして、被毛の汚れをとってあげましょう。
ロングコートチワワの場合、ブラッシングは毎日必要です。長い毛をとかさずに放っておくと、毛玉になってしまいます。フェルトのように固まってしまうと、ほどくことができなくなります。
これは、ただ見苦しいからブラッシングが必要ということではなく、被毛を清潔に保つために欠かせないお手入れです。フェルト状になった毛玉に、細菌が繁殖して、皮膚病の原因になることもあります。
チワワはメキシコ原産なので、温暖な地域で生まれた犬種です。したがって、基本はシングルコートなのですが、ロングコートチワワの交配が進むにつれて、ダブルコートのような毛質になる子が出てきました。
そのため、抜け毛がほとんどない子と、抜け毛が多い子がいるそうです。スムースコートは、基本的にお手入れが楽で、抜け毛も少ないのですが、ダブルコートの遺伝があると、抜け毛が多くなるようです。
ロングコートの場合も、毎日ブラッシングしていれば、それほど抜け毛が気になることはありませんが、まれにダブルコートのように下毛のある子がいて、抜け毛の多いことがあるそうです。
このように、交配の結果、毛質が異なる場合がありますので、その子に合ったお手入れを心がけましょう。抜け毛が多い子を迎えた時は、お掃除をがんばりましょう!
チワワの歯磨き方法
最初からおとなしく歯磨きをさせてくれるチワワは少ないと思います。だから、少しずつ慣らしてきましょう。
まずは、口を触るところから始めます。口元をマッサージしたり、唇を少しめくってみたりして、口周りに触れられることに慣れさせましょう。嫌がらずにできたら、「いい子!」とほめてあげてくださいね。
実際の歯磨きは、ガーゼを指に巻いて、歯を優しくこすってあげます。歯磨き用の指サック状のグッズを利用してもいいですね。前歯から順に、奥歯まで磨いてあげましょう。
毎日の歯磨きが習慣になれば、歯石がつきにくくなりますし、歯周病予防にもなります。また、口の中のできものなどの異常にも気がつきやすくなります。ぜひ習慣にしてください。
チワワのシャンプー方法
犬は人間と違って、熱いお湯につかる必要はありません。チワワのシャンプーをするときにも、ぬるめのお湯を使ってあげてください。
まず、被毛を濡らしていきます。いきなりざぶんとお湯をかけたら、心臓に負担がかかりますので、足元やお尻のほう、心臓に遠い部分から順番にお湯をかけて濡らしていきます。
被毛が十分に濡れたら、犬用シャンプーを手の平の上にとって、泡立ててからチワワの被毛を優しくマッサージするように洗ってあげましょう。難しいのが顏周りだと思いますが、少しずつお湯をかけて濡らし、目に入らないように気をつけてシャンプーで洗ってあげてください。
十分に洗ったら、すすぎも最初と同じように、少しずつ行いましょう。すすぐときには、シャンプーが被毛に残ってしまわないように気をつけてくださいね。シャンプーが残ってしまうと、フケや皮膚トラブルの原因になります。リンスをする場合も、同じ手順で十分にすすいであげてくださいね。
最後に、タオルで拭いたあと、ドライヤーで乾かします。人間用のドライヤーを使う場合、風が熱すぎないように気をつけてあげましょう。
スムースコートのチワワは、すぐに乾くと思いますが、ロングコートの場合、念入りに乾かしてあげましょう。生乾きのままだと風邪をひくこともありますし、濡れた足をなめすぎて炎症を起こすこともあります。
シャンプーの頻度は、多くても2週間に1回程度にとどめておいてください。あまり頻繁に行うと、犬の皮膚にはかえって良くありません。お風呂に入れるほどではないけれど、被毛が埃っぽいときは、温かい蒸しタオルで拭いてあげるだけでさっぱりしますよ。
チワワにカットは必要?
チワワの毛は、ある程度伸びたらそれ以上伸びないので、基本的にはカットの必要がない犬種です。スムースコートのチワワはもちろん、ロングコートのチワワも、マルチーズなどのように毛が伸び続けるわけではありませんので、カットしなくても大丈夫です。
ただ、ロングコートチワワの飾り毛の汚れが気になるときや、夏場にとても暑そうにしているときは、トリミングに連れて行ってもいいでしょう。トリマーさんに困っていることを相談して、問題を解決できるスタイルを提案してもらいましょう。
チワワの寿命
チワワの平均寿命は15歳
チワワの寿命は、15歳~18歳程度と言われています。かなり長生きですね!とても小さなチワワは弱々しいイメージがありますが、小型犬の中でも長生きな犬種トップ10に入ります。ちなみに、一番長生きする小型犬は、マルチーズだそうです。
小型犬の寿命は、かつてより全体的に長くなっています。これは、飼育環境やドッグフードの質の向上、獣医学の進歩によるものだと言われています。昔より愛犬を大事にする人も増えていますし、小型犬の寿命も必然的に長くなったのでしょう。
チワワ最高齢!ギネス記録は?
ギネスブックに記録されている犬の最高齢は、なんと29歳5か月です!これは驚きですね。犬の年齢を人間に置き換えると、犬の20歳は人間の98と言われていますから、200歳まで生きたことになります。何とも長生きですね。
残念ながら、このギネス記録はチワワではなく、オーストラリアンキャトルドッグです。ですが、ペットが長寿化する中、平均寿命を超えて20歳まで生きるチワワもいます。
日本でのチワワ最高齢は、25歳だったそうです。やはり人間に置き換えると、100歳を超えていますね。このように、平均寿命を超えて生きるチワワもいますので、できるなら長生きしてほしいですよね。
チワワを長生きさせる秘訣
チワワを長生きさせる秘訣には、次のようなものがあります。
- ドッグフードは年齢に合わせたものに切り替える
- 体温調節の補助ができる環境を整える
- 体調管理を意識したスキンシップを心掛ける
- 異変を感じたら迷わず動物病院へ連れて行く
チワワがシニアと言われる年齢になったら、若いときより一層健康に注意しましょう。大切なチワワに長生きしてもらうには、若いころからの生活環境も大事です。ストレスをためないように、適度な運動を心がけましょう。シニアに入ってからは、室温管理にいっそう気を配ってあげてください。
若いころより、暑さ寒さに弱くなりますので、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように、エアコンだけでなく、ベッドの材質などでも体温調節ができるようにしてあげましょう。
そして、一番大切なのは、異変に気づいたら、すぐに動物病院に連れて行くことです。息が苦しそう、食が極端に細くなるなどの状態が見られたら、診察を受けた方がいいです。 体の小さいわんちゃんは、心臓病のリスクが高いので、早期発見に努めて、適切な治療を受けてください。そのことが、チワワの寿命を延ばすことにもつながります。
チワワがかかりやすい病気
膝蓋骨脱臼
ひざの関節がずれる病気です。チワワのような小型犬には、先天的にひざ関節に異常を持って産まれてくる子もいます。また、後天的に、脚を強くぶつけるなどして、膝蓋骨脱臼を発症する場合もあります。
チワワが脚を1本上げたまま歩いていたり、歩行にどこか不自然な点が見られたりしたら、膝蓋骨脱臼の疑いがあります。動物病院で診察を受けましょう。
水頭症
チワワの遺伝疾患として、一番に挙げられるのが水頭症です。ほとんどの場合、先天的なもので、後天的に発症することは少ないです。チワワ独特のアップルヘッドが原因で、遺伝しやすいと言われています。
症状は、マヒや運動障害、知覚障害などです。水頭症は完治することがないため、薬での対症療法が中心です。外科手術を行う場合もありますが、いずれも脳内の「水」を減らすための処置になります。
角膜炎
チワワは目が少し飛び出ているので、目の病気にも注意が必要です。目の表面を覆っている膜に傷がつくことで、炎症を起こします。原因は、例えば散歩中に草などで目の表面が傷つくなどです。
角膜炎になると、目が痛むので、犬は前足で目のあたりをこする仕草をするようになります。頻繁に目をこすっていたり、目をパチパチさせていたりしたら、角膜炎の疑いがあります。動物病院で診察を受けましょう。
心臓病
チワワに限らず、小型犬がシニアになった時に気をつけたいのは、心臓病です。体が小さいため、シニアになると心臓に負担がかかりやすくなります。ゼイゼイと咳きこんだり、興奮した後失神したりする場合もあります。そのような症状が現れたら、動物病院に連れて行ってください。
一番いいのは、定期的な健康診断を受けて、心臓病を早期に発見することです。薬を飲むことで、病気の進行を食い止めるか、少なくとも遅らせることができます。チワワに長生きしてもらうために、特にシニアに入ったら、健康診断を欠かさないようにしましょうね。
てんかん
てんかんは、脳の障害により発作を起こす病気です。発作を起こすと、チワワの体の一部がぴくぴくと痙攣したり、ばったり倒れて意識を失い、痙攣したりします。
こんな症状が起こったら、どんな飼い主もあわててしまうと思います。チワワは比較的てんかんの多い犬種と言われていますので、それを頭に入れておきましょう。先述の水頭症も、てんかん発作を起こすことがあります。
てんかん発作の前に、嘔吐が見られる場合もあります。てんかんの前兆として、チワワが吐くような場合は、その後の発作に備えて、周りに物を置かないなど対処しましょう。
もしチワワにてんかん発作が起こったら、獣医さんでちゃんと説明できるように、しっかり観察しましょう。できれば、発作の様子を動画に撮って、獣医さんに診てもらうといいです。発作の持続時間や、部分的な痙攣か、全身の痙攣かによって、診断も変わってきます。発作が起きてもあわてずに、チワワの様子をよく見ておきましょう。
涙やけ
涙やけは、病気ではありません。犬の目元の毛が赤くなることを言います。特に白などの色の薄い犬によく起きることです。
涙やけになると、目元の毛が赤く変色しますので、よく拭いてあげましょう。拭いてあげるとき、チワワの目が炎症を起こしていないかどうかもチェックしてください。炎症を起こしていたら、獣医さんに連れて行きましょう。
気管虚脱
気管虚脱は、チューブ状の気管がつぶれてしまう病気です。軽症の場合、チワワがよく咳をするようになります。悪化すると、気管がつぶれてしまい、ガーガーとアヒルの鳴き声のような音を立てるようになります。
また、ゼイゼイと苦しそうに息をする、運動をしたがらないなどの症状も見られます。悪化してしまうと、窒息につながりますので、チワワが頻繁に咳をするような場合、獣医さんで診てもらいましょう。
チワワのミックス犬も可愛い!
チワワ×トイプードル(チワプー)
人気犬種同士のミックス犬ですね!どちらかと言えば、トイプードル寄りの外見になることが多いようです。
被毛はトイプードルほどカールしていませんが、少しウェーブがかかったようになります。頭の良さもトイプードル譲りで、チワプーはとても賢い子が多いです。サイズははチワワより大きめになり、華奢なチワワの骨格より少ししっかりしています。
チワワ×マルチーズ(チワマル)
チワワとマルチーズのミックス犬は、マルチーズ譲りの白い毛になる子が多いです。
被毛も長めなので、トリミングが必要になります。どちらもかなり小さい犬種なので、両親がスタンダードの基準を満たしている場合は、3kg程度のサイズになります。性格は、チワワよりややおっとりした感じになる子が多いようです。
チワワ×ミニチュアダックスフンド(チワックス)
多くの場合、ダックスフンドのような胴長になります。顏はチワワ、体はダックスという感じです。
サイズは親になったダックスフンドの大きさによりますが、チワワよりは確実に大きくなります。ただ、体高が低いので、さほど大きい感じはしませんね。性格は、チワワの甘えん坊な面と、飼い主が大好きな面をよく受け継いでいます。とてもかわいい家族になりそうですね。
チワワ×ヨークシャーテリア(ヨーチー)
見た目はかなりヨークシャーテリア寄りになる子が多いようです。顏の形がチワワっぽくて、やはり純血のヨークシャーテリアとはひと味違うわんこになります。ヨークシャーテリアの美しい被毛と、チワワのかわいい顏を受け継いでいます。性格はややヨークシャーテリア寄りになり、吠え癖のある子もいるようです。
ヨークシャーテリアのテリア気質により、チワワの勇敢な面が引き立つ性格になる子が多そうです。優雅な見た目としっかりした性格が魅力ですね。
有名なチワワちゃんたち
チワワの銀さん
チワワの銀さんは、「犬ユーチューバー」です。チワワの飼い主でなくても、知っている方は多いのではないでしょうか。チャンネル登録者数は、なんと54,051人!視聴回数は30,647,853回を誇る大人気のチワワです。
「マイトーキングペット」というアプリで銀さんを撮影し、飼い主さんが声を当てて、まるで銀さん自身がしゃべっているように見えるところが本当に面白いです。あまりの人気ぶりに、映画「ペット」公開時のPRに登場したり、雑誌に登場したりと、引っ張りだこになっています。
もし未視聴の方がいたら、ぜひご覧になってください。爆笑必至ですよ!
ちわわん生活
ちわわん生活は、愛犬である2頭のチワワとの生活を綴ったブログです。スムースコートチワワのぷくくん、ロングコートチワワのソニックくん、スムースコートチワワの揚羽くんという3頭のチワワが登場します。
ブログのランキング「ブログ村」でチワワ部門1位の人気ブログです。見どころは何と言っても、チワワ達のかわいい写真と、面白いエピソードの数々。飼い主さんのお出かけ記録も、お勧めのお店などが紹介されていて、参考になりますよ!
みるくChannel
こちらも銀さんと同じくYouTubeで人気のチワワです。チワワの子犬「みるく」の成長記録を動画で紹介しています。
今年2019年1月から開始されたチャンネルですが、すでに視聴回数は957,204回!銀さんに続いて有望な犬ユーチューバーではないでしょうか(笑)みるくちゃんのかわいい映像で、癒されたり、笑ったりできる動画です。一度見てみてくださいね。
My チワワ~イブ・マメ・麦・ロゼ・ロミ・リゼ~
こちらは、「ちわわん生活」に次ぐ人気を誇るチワワブログです。6頭のチワワに加え、ダルメシアンのココちゃんも登場します。愛犬との日常を綴ったブログで、チワワの飼い主さんにとって参考になることもたくさんあります。季節感に溢れた記事が魅力的ですよ!
チワワのキキトイジジ
こちらは、インスタグラムで人気のアカウントです。フォロワー数は65,762!すごい数ですね。赤ちゃんとチワワ達のかわいい写真が満載です。
インスタグラムのアカウントはこちら!
チワワのキキトイジジ (@maika_kikitoyjiji)
アメブロでも人気ブログになっています。
まとめ
体は小さいけれど、勇敢で活発なチワワ。愛玩犬の代表格ですが、犬らしい魅力にあふれています。毛色がたくさんあるのも楽しいですね。スムースとロングから毛質の違いと外見で、気に入った子を探せるのも、楽しみのひとつです。
チワワを迎える時には、ぜひ里親になることを検討してください。特に、犬と暮らした経験のある人は、里親を第一候補に考えていただければと思います。子犬のかわいさはあっという間に終わってしまいますし、成犬を迎えるメリットもご理解いただけるのではないでしょうか。
チワワは骨が細いので、骨折には十分注意しましょう。でも、運動も大事ですし、散歩に出かける意味も大きいので、毎日のお散歩は欠かさず行ってあげてください。
チワワと暮らす楽しみは無限大です。愛らしい外見と、飼い主さんに愛情を注ぐ忠実さを併せ持ち、きっと素敵な家族になってくれるでしょう。