犬が『お散歩に行きたくない時』にしている仕草や行動４選

犬がお散歩に行きたくない時にしている仕草や行動

すべての犬が散歩が大好きというわけではありません。中には、散歩に行きたがらない犬も多くいます。何かのきっかけで、突然行きたがらなくなる犬もいます。では、犬が散歩に行きたくない時、どのような仕草や行動を見せているのでしょうか。

１．床にべったり伏せて動こうとしない

「お散歩行こう」と言っても、一向に動く気配がなく、床にべったり伏せてしまっていませんか。これは「お散歩に行きたくありません」「ここから動かないよ」という意思の表れです。中には、家の前でこの行動を見せる犬もいますよ。

小型犬であれば、ヒョイッと持ち上げることができますが、大型犬の場合はそうもいきません。工夫をして散歩は楽しいことと認識させなければいけません。

２．リードを着けることを嫌がる

リードを着けようとすると嫌がる犬は多いです。その理由は大きく分けて2パターンに分けられます。1つはリードを首に着けられることに抵抗感を感じ嫌がるケースです。そしてもう1つは、リードを着けられそうになると、散歩に行くことがわかるため、嫌がるケースです。

散歩に行きたくないことが理由の場合は、リードを無事に着け終わった後も、その場から動かなかったり、部屋に戻ろうとしたりします。

３．リードを引っ張っても意地でも動かない

リードを着けて外に出た後、飼い主が歩こうとふると、意地でも動こうとしない犬がいます。これも「行きたくない」という意思表示です。心理としては、最初にご紹介した床に伏せる行動と一緒です。行きたくないから、全身で抵抗しているのです。

ここで無理やりリードを引っ張ってしまうと、首が圧迫されてしまったり、怪我をしてしまう恐れがあるため、一度仕切り直しましょう。

４．散歩の準備を始めると隠れるor逃げる

犬は飼い主の様子をよく観察しています。そのため、毎日同じルーティンで散歩の準備を進めていると、愛犬も「これから散歩なんだ」と気付くようになるのです。

散歩に行きたくない犬からすれば、「散歩に行くことになる…逃げないと！」という意識が働くため、飼い主から逃げ回ったり、隠れたり、あるいは飼い主から離れた場所でジーッと監視していたりすることがあります。

なぜ行きたがらないの？お散歩拒否犬の理由

散歩に行きたくないと拒否する犬にも、それぞれ違う理由があります。では、主にどのような理由でお散歩を拒否しているのでしょうか。よくある理由を下記に列挙していきます。

• 以前、散歩中に怖いことがあった
• 警戒心が強く、他の犬や人に会いたくない
• 寒いから、暑いから
• 単純に歩くことが好きではない

このように、同じように拒否をする場合でも、理由はさまざまです。皆さんの愛犬に思い当たる節はありませんか。散歩中に怖いことがあった場合は、ルートを変えたり、「もう怖いことはない」と認識させることで、散歩を再開してくれることが多いです。

他の犬や人に会いたくないという警戒心の強い犬の場合は、少しずつ社交性を高めていかなければいけません。ドッグスクールに連れて行くなどしても良いでしょう。

単純に「歩きたくない」という理由は、単なるわがままです。しっかり歩かせなければ、健康にも悪いので、外まで抱っこで連れて行き、少しでも多く歩くように工夫しましょう。

体調不良の可能性も疑って

「昨日までは散歩を喜んでいたのに、今日はなぜか散歩に行きたがらない」…そんなことはありませんか。もしかすると、体に違和感を覚えているのかもしれません。

怪我をしていたり、体調不良であったりすると、どんなにお散歩が好きな犬であっても、散歩に行きたがらなくなります。不安そうな表情をしていたり、あまり同じ場所から動かない、食欲が低下しているなどの様子が見られた場合は、病院へ連れて行きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。犬はお散歩に行きたくない時、さまざまな方法で散歩を回避しようとします。まるで子どもですね。しかし、散歩に行かなければ運動不足に陥ってしまう恐れもあるので、それぞれの理由に合った工夫をし、散歩に連れて行きましょう。