ケージから脱走してしまう原因はこれ!
1.飼い主さんと離れたくないから
飼い主さんと離れることに不安を感じ、その不安やストレスから逃れるために、ケージから脱走してでも飼い主さんの後を追いかけたい、ということがあります。
愛犬にケージから脱走してしまう癖があるという場合、ケージから出し、部屋を自由にさせているときでも、ずっと飼い主さんの後をついてまわるのではありませんか?飼い主さんの姿が見えなくなると、鳴いたり吠えたりするのではありませんか?もしかすると、分離不安という病気の症状である可能性があります。
2.窓際は暑い(寒い)から
夏は冷房の効いた室内で過ごし、冬は暖房の効いた室内で過ごし、常に快適な空間で過ごしているのではないでしょうか。エアコンの温度設定をするとき、人ではなく犬に合わせて設定している、という飼い主さんがほとんどです。
しかし、愛犬のケージの置き場所が窓際であるとき、暑いもしくは寒いことから、ケージから脱走してしまうことがあります。同じ室内の空間であっても、場所によって体感温度が変わります。夏、部屋の真ん中は涼しいかもしれませんが、的際は直射日光や熱によって、かなり暑いはずです。冬、部屋全体が暖かいように感じますが、窓際は冷気によって、冷たくひんやりとするはずです。
3.テレビの音がうるさいから
テレビの真横や近くに愛犬のケージを置いていませんか?テレビの音をうるさいと感じたり、耳障りだと感じたりし、ケージから脱走してしまうことがあります。聴覚に優れた犬ですから、ずっと耳元で叫ばれているようにも感じるのではないでしょうか。その場から逃げ出してしまいたくなるはずですよね。
テレビやスピーカーから流れてくる音だけではなく、犬が静かにカラダを休めたいとき、幼い子供や家族が騒ぐリビングを避け、廊下や玄関や寝室などに移動することがあります。無音に近いくらい静かでないと落ち着けないタイプなのかもしれません。
4.トイレがあるから
ケージの中にトイレを置いていると、嫌がる犬も多く、ケージから脱走する原因になってしまうことがあります。自分の寝床を汚したくない、自分のテリトリーを汚したくない、そんな神経質で潔癖症な犬もいるんです。ケージの中にベッドとトイレがあることで、ケージの中に入ることを嫌がったり、ベッドを使ってくれなかったり、他の場所で排泄をしてしまうなどの原因になってしまうこともあります。
ケージから脱走させないための対策
飼い主さんと離れたくなくてケージから脱走してしまう犬には、飼い主さんと離れることのトレーニングが必要です。とくに、お留守番中の寂しさや退屈が分離不安を発症する原因になりやすいです。お留守番中の環境に問題はないか、犬が不安にならないための対策、犬が退屈しないための対策をすることから始めると良いと思います。
窓際は暑い(寒い)、テレビの音がうるさい、これが原因なのであれば、ケージの置き場所を変えてあげるだけで、脱走してしまうことをやめてくれるかもしれません。ぜひ試してみてください。
ケージの中にトイレがあることが嫌で脱走してしまうときは、お留守番中など、ケージの扉を閉めておきたいのであれば、広めのケージを用意すると良いです。寝床とトイレの距離を十分にとることができるようにすることができます。トイレとの仕切りがあるケージもあります。
まとめ
愛犬がケージから脱走してしまって困る。飼い主さんを悩ませる行動のひとつです。
- 飼い主さんと離れたくないから
- 窓際は暑い(寒い)から
- テレビの音がうるさいから
- トイレがあるから
実は、このようなちょっとしたことが脱走の原因になってしまいやすいです。飼い主さんにも気づけない、ほんの些細なことかもしれません。