犬が二足歩行してしまう時の心理1.食べ物が欲しい
犬は基本的に前足と後ろ足を使って歩く4足歩行の生き物となりますが、ときどき2足歩行で歩いたり、後ろ足だけで立ち上ったりすることがあります。例えば、犬はオヤツや人間の食べ物をおねだりするときによく後ろ足だけで立つことが多いといえます。
なぜ犬は後ろ足だけで立っておねだりをするのかはハッキリと分かっていませんが、おそらく自分に注目してもらおうと後ろ足だけで立ってアピールしているのかもしれませんね。
実際に私の愛犬はおねだりをするときに後ろ足だけで立ち、両方の前足で何度も拝むようなポーズをしてアピールをすることがあります。こういった犬の仕草は、もしかすると「スゴイでしょ?ご褒美に食べ物ちょうだい」と言っているのかもしれないですね。
犬が二足歩行してしまう時の心理2.要求してる
犬は何かを要求するとき二足歩行をして相手に想いを伝えることがあります。「一緒に遊ぼうー!」「可愛がってほしい~」と二足歩行になりながら前足で相手の体をツンツンとすることがあるそうです。
もし愛犬が立ちながら体をつついてきたら……、いくら用事をしていても愛犬の要求を断ることなんでできませんよね。また、よくあるケースとしては二足歩行でドアノブを前足でカリカリして「ドアをあけてほしい~」とお願いすることもあったりします。犬って本当に賢い生き物といえますね。
犬が二足歩行してしまう時の心理3.嬉しい
今まで数十年間犬と暮らしてきた私の経験からいわせていただきますと、犬は何かしらの感情が高ぶったときに二足歩行、または後ろ足だけで立ち上がることが多いと感じます。例えば飼い主や大好きな人、仲の良い犬に出会えて『嬉しい』気持ちになっているときは特に二足歩行になりやすいといえます。
散歩中に犬友達と会ったとき愛犬がリードに引っ張られながら勢いよく後ろ足で立ち上がる。あなたが帰ってきたときはいつも愛犬が立ちながらあなたの体に飛びついてくる。こういった犬の行動に心当たりのある飼い主はたくさんいるのではないでしょうか?
おそらく、嬉しい気持ちが一気に高まると犬は相手に飛びついたり駆け寄ったりしたくなることがあるのでしょう。その結果として、急ぎ過ぎて二足歩行になったり立ち上がったりしてしまうのかもしれませんね。
犬が二足歩行してしまう時の心理4.恐怖や不安
犬は恐怖や不安、緊張といったネガティブな気持ちになった場合にも後ろ足だけで立つことがあります。目の前から大きくて怖そうな犬がやってきたとき、いきなり苦手な音が聞こえたときなどに犬はすくみ上るようにして後ろ足だけで立ちあがることが少なからずあります。
なかには、そのまま飼い主に抱き着いて助けを求める犬もいるみたいですよ。愛犬の苦手なシチュエーションのときに二足歩行でしがみついてきたり、後ろ足で立ちながらあなたを見つめてきた場合はあなたに問題を解決してもらいたいと思っているといえますので、愛犬が怖がらないように抱っこしたり、その場を離れて落ち着かせあげることをおススメします。
犬が二足歩行してしまう時の心理5.顔を見たい
甘えたで飼い主のことが大好きな犬は、「飼い主の顔を少しでも近くで見たい!」といった理由で二足歩行をすることがあるそうです。スキンシップをしているときに愛犬がいつも後ろ足で立ちながら顔を見つめてくる……そんな愛犬の行動に心当たりがあるのでしたら、あなたの顔を見て愛犬は幸せを感じているのかもしれませんね。なんとも可愛らしい犬の行動の1つといえるでしょう。
まとめ
今回は犬が二足歩行するときの心理をご紹介しました。二足歩行を教えていなくても犬は自分の意思で立ちあがって気持ちを伝えることがあるようですね。二足歩行は可愛い仕草に見えますが、犬の腰や関節に負担をかけやすい姿勢となりますので、なるべく立たせないようにした方が良いといえるでしょう。
二足歩行をするときは基本的に一時的に感情が高ぶっていることが多いですから、急激に愛犬の感情が変化しないような生活を心がけてあげると後ろ足だけで立つという状況を減らすことができると思いますよ。