愛犬が散歩中、飼い主をチラチラ見る心理
愛犬との散歩は毎日の日課。同じルートであっても楽しそうに歩く愛犬を見ていると、こちらまで明るい気持ちになれますよね。その中で、一緒に歩いていると、横から愛犬がチラチラと飼い主を見る光景は多く見かけます。なぜ犬は散歩中、飼い主をチラチラ見るのでしょうか。
「こっち?」
1つ目の心理として、「こっちの道で合ってる?」「このまままっすぐ行く?」など、行き先の方向を確かめる意味合いがあります。
同じルートであっても「もしかすると、今日は違う道に行こうとしているのかも」という意識があるため、念のため、一緒に歩いてくれている飼い主さんに確認をしているのです。これは、愛犬が飼い主が主導で散歩をしていることを自覚している証拠です。
基本的に、散歩中に愛犬がアイコンタクトを送ってくるのは、飼い主のことを信頼している証です。また、飼い主が主導で散歩していることをキチンと認識している証でもあるため、きちんと正しい関係が築けていると自信を持ちましょう。
「楽しいね!」
愛犬が散歩を楽しんでいる場合、一緒に散歩している飼い主に「楽しいね!」と今の楽しい、嬉しいといったポジティブな感情を飼い主に伝えていることがあります。
また、「一緒に散歩している飼い主さんは楽しんでいるかな?」と確認の意味も含まれているため、愛犬が嬉しそうにチラチラとこちらを見てくる時は、「楽しいね」と声をかけてあげたり、笑いかけてあげたりしてくださいね。
「ありがとう」
散歩中に飼い主をチラチラと見る時は、愛情表現であることも多いです。犬に『感謝』という概念はありませんが、それに似た気持ちを持つことはあるでしょう。そのため、先ほど紹介した「嬉しい」という心理と同時に、「ありがとう」という意味も兼ねていると考えられます。
「いつも散歩に連れて行ってくれてありがとう」「一緒に散歩するのが楽しいよ。ありがとう」と、このような心理を伝えようとしてくれていることがあります。
「気付いて」
何か異変や要求がある際に、飼い主の方を歩きながらチラチラと見てくることがあります。この時は、楽しそうに柔らかい表情ではなく、どこか硬い表情をしていることが多いです。
夏であれば、「暑いよ」「喉が渇いたよ」といった状況を伝えようとしている可能性が高いです。また、アスファルトが熱いため、歩きにくい旨を伝えようとしているのかもしれません。
他にも飼い主が気付かぬ間に足を怪我しており、その違和感を訴えていることもあります。どこか不安そうな表情でチラチラと見てくる時は、どこか異変はないか確認するためにも、一度立ち止まりましょう。
「あそこ行ってもいい?」
行き先とは違う方向へ少し強く引っ張るようにして、飼い主をチラチラと見る時は、「あそこにも行ってみたい」「連れてってほしいな」という要求を伝えています。
「わがままを言っているのでは」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、わがままな犬の場合、アイコンタクトをせず強引に向かおうとします。それに比べて、きちんとアイコンタクトを取り訴えているため、わがままには当たりません。「要求を伝えている」のです。
時間に余裕がある場合や、愛犬が疲れていないようであれば、たまにはルートを変えてみたり、いつもは寄らない公園に寄ってみたりしても良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬が散歩中、飼い主をチラチラ見る時は、さまざまな心理が考えられます。表情や行動、周囲の状況などから総合的に判断し、飼い主として適切な行動や態度をとるように心掛けましょう。