犬が『わがまま』を言っている時にしている仕草3選!正しい対処法まで解説

犬が『わがまま』を言っている時にしている仕草3選!正しい対処法まで解説

しつけのため、犬のわがままに応えすぎてはいけない…。そうは言っても、わがままと必要な要求の違いを区別することは難しいですよね。そこで、そんなお悩みを持つ飼い主さんに向けて、今回は犬が『わがまま』を言っている時にしている仕草をご紹介します!

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬が『わがまま』を言っている時にしている仕草とは?

唸るチワワ

愛犬の要求はできる限り叶えてあげたい…。でもあまりにも応えすぎると、わがままになってしまう恐れがあるため、応えて良い要求とわがままの判断が難しいと感じている飼い主さんも多いでしょう。

そこで、今回は犬が『わがまま』を言っている時に見せる仕草や行動をご紹介します。紹介するような仕草や行動を見せている場合は、単なるわがままである可能性があるので応えすぎには注意しましょう。

1.高い声で吠える・唸る

吠えるヨークシャーテリア

自分が期待していたことじゃなかったり自分の要求が通らなかったりした際、高い声で「ワンワン!」「キャンキャン!」と吠えることはありませんか。あるいは、軽く低い声で「ヴッヴ~」と吠えるなど。これはわがままを通そうとしているサインです。

吠える、唸るという行動は、相手に対して威嚇すると同時に「自分は強いんだぞ」と示そうとしている行動でもあり、飼い主に対して「なんで思い通りに行動しないんだ!」「どうしても要求を通したい」と、無理を言えばわがままが通ると思ってしまっている可能性が高いです。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬にとって、吠えて気持ちを伝えようとするのはごく自然で当たり前の行動です。人間が言葉を無くして生活するのが難しいのと同じで、吠えることをやめさせるのは難しく現実的ではありません。

だからといって吠えるのを許していては人と生活する上では問題になることも少なくありませんよね。まずは愛犬が何で吠えているのかをしっかりと観察することから始めましょう。

2.飼い主の行動を邪魔するような行為

「何しているの?」と思わず声をかけてしまうような、明らかな妨害行為をされた経験はありませんか。例えば、雑誌や新聞を床に置いた状態で読んでいたら、愛犬が上に乗って読めないように邪魔してきた…などが挙げられます。

このような飼い主を邪魔する行動や仕草も『わがまま』の一種です。飼い主の行動を邪魔することで「もう続けられないわよ。早く私を見て!」と強制的に自分に注意を引こうとしているのです。この行動を許して全ての要求に応えてしまうと、物を倒したり破壊したりとエスカレートしてしまう恐れがあります。

監修ドッグトレーナーによる補足

物の上に乗る以外にも、飼い主さんの足元をウロウロして邪魔をするようなケースもあります。

気がつかずに転倒などで接触してしまうと、小型犬などの場合はケガをさせてしまうこともあるので注意が必要です。

3.聞こえないふりをする

シベリアンハスキー

すねるような態度もわがままを通そうとする時に見せる仕草。よくある行動に無視が挙げられます。まるで人間の子どものようですよね。

飼い主に要求が通らなかった直後、声をかけても一切振り向かず聞こえないふりをするのです。しかし、体は正直なため目線だけをこちらにチラッと向けたり、耳がピクッと反応したりします。無視を決めこむことで「僕は怒っているんだぞ」「わがままを聞いてくれないと、飼い主さんの指示も聞かないからね」という意思表示をしています。

『わがまま』に対する正しい対処法

犬の口に指を当てる

先述した仕草や行動は、犬が必要な要求をしているのではなく「この人ならどんな願いでも聞いてくれる」と認識してわがままを通そうとしている時に見せる仕草や行動です。そのため要求に応えすぎは禁物。「困るから」と要求に応えてしまうと、犬は「こうすれば要求が通る」と学習してしまいます。そこから行動がエスカレートしてしまう恐れもあり、手に負えないほどの『わがまま』になってしまうことも。

基本的に愛犬の『わがまま』には応えず、「かまってほしい」アピールであれば飼い主が忙しくない時に応えてあげましょう。または『わがまま』を通そうと行動している時ではなく、その行動が一旦止まった時にかまってあげると良いでしょう。

しかし、ごはんの時刻になると催促したり、いつもの散歩の時刻に連れて行くよう知らせてきたりなどの必要な要求であれば応えてもOKです。これは単純に『お願い』や『お知らせ』に区分される要求行為だからです。この必要な要求であるか否かは、ご紹介した仕草や行動などを参考に、飼い主の正しい判断が求められます。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬がわがままが通ったと感じる時は、飼い主さんの行動を見て判断しています。要求吠えやわがまま行動をした際に、愛犬を見たり、声をかけたり触るなどせずに無視することがポイント。これを続けることで、次第に要求は通らないと学習するようになります。

無視することは簡単ではありませんが、要求に過剰に反応しないようにご自身の行動に注意してみてください。

まとめ

ベッドの上で吠える犬

いかがでしたか。犬の『わがまま』は、無理に要求を通そうとしているのか、必要な要求であるかを見極めてから対応することが大切です。

『わがまま』には基本応えず、要求行動がおさまってから応えたり、かまったりしてください。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬のわがままがエスカレートしてしまう一番の原因は、飼い主さんの行動にあります。

少し構えば吠え止むから、静かにして欲しいから要求を受け入れるなど、その場をおさめたくて要求を聞いてしまうことってついついやりがちではありませんか。愛犬をわがまま犬にさせないためにも、ご自身の行動を見直しましょう。

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