1.ビックリするような接し方をする
良かれと思って行っている行動や楽しませようとしている飼い主の行動のなかには犬が「それは苦手だから止めてほしい」と感じてしまうものがあります。
例えば愛犬をビックリさせようと思っていきなり「わっ!」と側で大きな声を出す。愛犬がくつろいでいるときに急に体をゆすってビックリさせる。といった飼い主の行動は犬がストレスを感じやすいので気をつけましょう。
人間に対して驚かせる場合は「ビックリした~!」と笑い話で済むことが多いですが、犬の場合はただ嫌な思いをしたと感じるだけでなく何回も行うと信頼関係が崩れてしまったりすることがよくあるのです。
2.苦手なニオイを漂わせている
飼い主が知らず知らずのうちにやりがちな犬が嫌う行動、それは『犬の苦手なニオイを漂わせている』です。犬は嗅覚がとても優れているのでにおいにとても敏感です。そんな犬は人間が好んで使用する物のにおい……『タバコ』『香水』『柔軟剤』といった強い香りが苦手となります。
ですので、飼い主がそれらを使用していると愛犬が『このにおい嫌いだ』となってしまい苦痛に感じてしまうことがあるそうです。犬のなかには香水やタバコのにおいが平気な子も割とたくさんいるのですが、あなたがタバコを吸っているときや香水をつけたときに愛犬が近寄らない場合はこれらのにおいを苦手だと感じているといえるでしょう。
もし心当たりがあるのでしたら、愛犬に嫌われないようにおいの対策をしてあげることをおススメします。
3.構うときは飼い主の気分次第
愛犬との接し方は飼い主次第、十人十色となります。「愛犬はペットだから私が可愛がりたいときだけスキンシップする。行きたいときだけ散歩に行く。」そういった姿勢で愛犬と生活を送っている飼い主もなかにはいることでしょう。
愛犬との接し方は自由ですが犬からするとこのような接し方は『嫌いな飼い主の行動』となることが多いといえます。なぜなら犬は大昔から仲間と一緒に行動しながら生きてきた動物となるからです。また、大好きな飼い主に毎日構ってもらいたいと感じている甘えたな犬が多い傾向にあるからです。
ですので、愛犬が構ってほしそうにしていても放ったらかし、飼い主の都合の良いときだけ愛犬を可愛がる。といった接し方をしていると愛犬がストレスを感じたり幸せを感じにくくなったりすることが多いといえます。つねに愛犬の期待に応える必要はありませんが、愛犬が愛情を感じられるような接し方をしてあげてくださいね。
4.たくさん構いすぎている
放ったらかしにされすぎるのを嫌う犬ですが、逆に可愛がりすぎても「さすがに鬱陶しいよ~」と飼い主を嫌がることがあります。
例えばあなたが犬になったとしましょう。ゆっくり眠りたいときにずっと話しかけられる。頭を撫でられ続ける。何十分もずっとお腹の毛をモフモフされる。例え大好きな人だとしてもこのように四六時中構われ続けていると、おそらくウンザリした気持ちになると思います。犬も同じなのです。
大好きな飼い主でもずっと可愛がられ続けていると、「そろそろそっとしておいて……」と嫌がることがあるのです。心当たりがある人はときどき愛犬が自分だけの時間を作れるように側でそっと見守るだけの時間をつくってあげると良いと思いますよ。
5.ハグをする
愛犬とのスキンシップの1つとしてハグを取り入れている飼い主はたくさんいることでしょう。しかし、犬はハグが苦手な場合が多いということをご存知でしょうか?なんでも、とある研究で飼い主とハグをしているときの犬の仕草を調べてみると、『あくびをする』『耳を後ろに向ける』『目を合わさないようにする』といったストレスを感じているときに行う仕草をすることが多かったそうです。
ハグは犬が動かないように固定する姿勢となるので不安な気持ちさせやすく、後ろからハグをした場合はマウント行為と同等の意味になることがあります。また、愛犬を立たせながらハグをした場合は腰や背中に負担をかけることもあったりと、ハグは犬にとってあまり良い影響を与えない行動といえるのです。もしハグをしようとしたときに愛犬が暴れることが多いのでしたら嫌がっている可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
今回は犬が嫌いと感じやすい飼い主の行動を5つご紹介しました。飼い主の行動を苦手と感じるかどうかは犬によって異なるといえますが、ご紹介した行動は多くの犬が嫌がりやすいものとなります。人と犬とでは感じ方や行動の意味合いが異なるものが数多くありますので、愛犬が嫌がっている素振りをしていないか時々確認しながら触れ合うようにしてあげると良い関係を築きやすいといえるでしょう。