犬に話しかけてはいけないNGなタイミング4選

犬に話しかけてはいけないNGなタイミング4選

気がつくと愛犬に話しかけているという飼い主さんは多いと思いますが、NGなタイミングで話しかけてストレスを与えたりしていませんか?この記事では、犬に話しかけてはいけないNGなタイミングについてご紹介します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬に話しかけるときはタイミングに注意を

チワワに内緒話をする女の子

犬と生活をしていると、ごく自然に話しかけてしまうものですよね。家の中ではもちろん散歩中なども。当然ながら愛犬が言葉を返してくることはないので他人からすると「ひとりごとを言っているちょっと怪しい人」と思われているかもしれませんね。しかし、犬に話しかけることも大事なコミュニケーションのひとつです。

飼い主さんがたくさん話しかけることによって、犬は幸福感や安心感を得られると言われています。しかも、飼い主さんにたくさん話しかけられた犬は、あまり話しかけられなかった犬よりも平均して2~3年長生きであるという研究結果もあるようです。

長生きしてくれるならもっと愛犬に話しかけなくてはと思ってしまいますが、実は話しかけるタイミングには注意が必要です。NGなタイミングで話しかけてしまうと犬にストレスを与えてしまったり、しつけに影響が出てしまう可能性があります。

ここからは、犬に話しかけてはいけないNGなタイミングについてご紹介します。

犬に話しかけてはいけないNGなタイミング①眠っているとき

眠る犬

愛犬が眠っているのに、寂しいからや暇だからといって無理やり起こして話しかけるのはNGです。せっかく気持ちよく眠っているときに邪魔をされるのは不快でストレスになります。

人間も犬も、睡眠は健康を維持するために大切なもの。愛犬が眠っているときは話しかけたりせずにそっとしておいてあげましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

飼い主さんをとても信頼して側にいることが何よりも安心する犬なら、優しく話しかけてあげることで気持ちがリラックスして眠りやすくなることがあります。ただし、ぐっすりと眠っている横で起こしてしまうように話しかけるのはよくありません。

大事なのは「愛犬の反応」です。飼い主さんが話しかけている時の反応から気持ちを推測して大丈夫なのかを判断しましょう。

犬に話しかけてはいけないNGなタイミング②何かを要求しているとき

おねだりをする犬

「ハウスから出して!」「おやつちょうだい!」「かまって!」など、犬が飼い主さんに何かを要求するために吠えたり飛びついてきたりするときは、無視をするのが効果的です。無視をすることで諦めることを教えるのです。

無視をするときは、「見ない」「話しかけない」「触らない」を徹底させることが重要になります。「ダメよ」や「静かにしなさい」などと話しかけてしまうと「反応してくれた」と犬が勘違いして要求行動がエスカレートしてしまうことも。何かを要求しているときは無言を貫きましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬は吠えることで、人を動かして目的を達成させようとします。たとえ飼い主さんがしつけとして叱ったとしても、犬にとっては目的や要求を半分は達成したと感じています。吠える行為は、人を動かすのに有効な手段なのだと犬が学習してしまうからでしょう。

犬の目的を達成させないためのもっとも有効な手段は「反応しない」こと。とはいえ、無視することは簡単ではないかと思いますが、愛犬のために心を鬼にすることも必要なこともありますよ。

犬に話しかけてはいけないNGなタイミング③興奮しているとき

2本足で立つジャック・ラッセル・テリア

飼い主さんの帰宅がうれしくて興奮しているときや、遊んでほしくて興奮しているタイミングでかまったり話かけてしまうのもNGです。さらに興奮したり、興奮するのは良いことだと勘違してしまいます。犬が落ち着いてから話しかけましょう。

日頃から愛犬がリラックスしているときに話しかけたり遊びに誘うようにして、「落ち着いていると相手にしてもらえる」と教えていくことも大切です。

犬に話しかけてはいけないNGなタイミング④自分からハウスに入ったとき

ケージで休む犬

犬にとって、ハウスは落ち着いて安心して休むことができる場所。家の中で自由に過ごしている犬が自分からハウスに入るときは、ひとりでゆっくりしたいと思っていることが多いです。疲れている可能性もあるので、愛犬が自分からハウスに入ったときはむやみに声をかけたり触ったりせずにそっとしてゆっくり休ませてあげましょう。

しばらく経ってもハウスから出てくる様子がなく、食欲がなかったり散歩にも行きたがらないや、震えて丸まっているというような場合は、具合が悪いのかもしれません。早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

ラブラドール・レトリーバーと男性の後ろ姿

会話は成立しなくても犬に話しかけるのはいいことです。たくさん話しかけることで犬は幸福感や安心感を得ることができ、飼い主さんとの絆も深まっていくことでしょう。

ただし、話しかけるタイミングには気をつけなくてはいけません。今回ご紹介したタイミングでは話しかけないように注意して、愛犬に長生きしてもらえるように楽しく話しかけてあげられると良いですね。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬は人の言葉の裏側にある「気持ち」を敏感に察知します。人が感情がこもっていない言葉に心が動かされないのと同じです。

犬は言葉の意味を全て理解していませんから、ちょっと恥ずかしい言葉をかけても笑われることはありません。あなたの愛情のこもった言葉をたくさん伝えて、愛犬にもっと幸せを感じてもらいましょう。

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