犬は狭くて暗い場所が好き!
今回は「どうしてそこにいるの?」と思わず不思議に思ってしまうような場所で、愛犬がくつろいでいる時の心理をご紹介していきます。その前に、まずは犬の基本的な習性を理解して頂こうと思います。
本来、犬は自分の身を外敵から守ってくれるような狭くて暗い場所が大好きです。狭い場所は自分以外の存在を入れることはありませんし、暗い場所は外敵から見つかりにくいということもあり、安心感があるのです。
また、犬は通常の明るさ(昼間や電気が点いている部屋の中など)よりも、暗闇にいる時の視力の方が良いと研究の結果判明しています。そのため、明るい場所よりも暗闇の方が、犬にとっては行動しやすい場所でもあります。
犬が『テーブル』や『イス』の下でくつろぐ心理
犬は本能的に暗くて狭い場所が好きであるという習性を踏まえて、なぜ犬が『テーブル』や『イス』などの下でくつろぐのか、その心理を考えていきましょう。
犬の習性を理解することで、より感覚的に犬の心理を理解することができますし、中には「私も狭くて暗い場所が落ち着く!」というような、人間でも同じような感覚を持っている方もいるかもしれませんね。
1.落ち着くから
まず最も大きな理由は「狭くて暗い場所が落ち着くから」です。テーブルやイスの下であっても、真っ暗ではありませんし、前後左右は開いているため、完全なる狭い場所とはいいきれません。
しかし、愛犬が自由に過ごせる部屋の中を想像してみてください。他に愛犬が入れる場所で、狭く薄暗い場所はあるでしょうか。多くのご家庭ではあまり見当たらないかと思います。
その中でも、犬は本能的に落ち着ける場所、つまり狭くて薄暗い場所を探し当て、自分なりにリラックスできる場所を探し出したのでしょう。
2.眠るのにちょうどいい
昼間や電気が点いている時間の室内は、当たり前ですが明るいです。そのため、犬が「眠いな。寝ようかな」と思っても、なかなか眠りに就けません。
そんな時、他の場所よりも薄暗い場所があれば、「ここなら少しくらいから眠る場所にちょうど良いかもしれない」と愛犬なりに考え、自分がくつろぎ、眠れる場所として選ぶこともあるでしょう。
3.不安なことがある
テーブルやイスの下は、犬にとって落ち着ける場所であるということは、ここまで呼んで頂いてもご理解頂けたと思います。中には、自分にとって不安なことがあったり、アクシデントが起きたことで、テーブルやイスの下に逃げ込んでいることも多いです。
狭く暗いテーブルの下やイスの下に逃げ込むことで、自分の気持ちを落ち着けることができ、そのままくつろいでしまっているケースです。
例えば、外から工事の音が聞こえ、それに対して怯えていたり、自分が何か悪い事をしてしまったという自覚から隠れていたりと、その時の状況や環境、愛犬の行動によって理由は異なります。
不安からテーブルやイスの下に隠れている場合、様子を見に行くと、上目遣いでこちらを覗うような表情を見せます。「何か恐怖を感じている」と飼い主側も気付くはずです。何が原因で不安になっているのか突き止め、適切な対応をとりましょう
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬がテーブルやイスの下でくつろぐ理由は、根本的にその場所が犬にとって落ち着く場所であるからです。その中にもさまざまな理由が隠されているので、愛犬の心理を読み取り、適切な対応を取れるよう努力しましょう。
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