犬がケージから出てこないときの心理3つ!無理やり出すのはNG!

犬がケージから出てこないときの心理3つ!無理やり出すのはNG!

ケージに入った愛犬がなかなか出てこないと心配になる飼い主さんは多いと思います。犬がケージから出ないのはなぜなのか、その心理を解説したいと思います。

監修ドッグトレーナーによる補足

ケージから出して一緒に遊びたい!元気な姿を見たい!と言っても犬にも感情があります。自分の意思でケージに居続けたい時だってあるんです。

無理矢理に出そうとすると、犬からすれば嫌がらせをしてくるから嫌い!となりかねません。そうならないよに、なぜ犬がケージから出てこないかの心理を知っておきましょう。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬がケージから出ない心理①怖い・不安

檻の隅に座っているビーグル犬

犬がケージに入って出てこない心理として、ケージの外に何か怖いものがあるということが考えられられます。怖い・不安と感じる要因は様々で、いたずらをして怒られたときや外で大きな音がして驚いたとき、家族同士が喧嘩をしていてその雰囲気におびえている場合などもあります。

「ケージから出ることでまた怒られるかも」「怖い音・物から少しでも離れたい」といった気持ちからケージに入って出てこなくなってしまうのです。

何かに対する恐怖心や不安感からケージにこもっている場合は、ケージの中の犬がゆっくりと眠っていることなどはあまりありません。そのようなときは、外の様子を伺うように目や耳だけを動かして硬直していたり、ケージの一番奥に体を丸めていたりするでしょう。

そのような様子が見られるときは、まず犬は何を怖がっているのか、その要因を探ることが大切です。それらを取り除くか少しでも遠ざけた上で、犬が自ら出てくるのを待ってあげましょう。犬が怖いと感じているうちに無理やり引っ張り出すと、飼い主さんに対して不信感を抱くようになってしまったりするので、犬自身が勇気を持って出てこられるようにあたたかく見守ってあげてください。

監修ドッグトレーナーによる補足

非常に大切な項目です。犬にも外の恐怖と対峙して、悩んでいるんですね。

人間で例えるならばバンジージャンプを踏み出す一歩でしょうか。無理に突き飛ばすのはよくないですよね。それと同じで犬に自分自身で第一歩を踏み出せるように見守ってあげましょう。

犬がケージから出ない心理②体調が悪い

横たわっているベルジアンシェパード

犬がケージから出てこないとき、体調に問題がある場合もあるので注意深く観察するようにしましょう。怪我をしていて動くと痛みを感じるためケージ内でじーっとしている場合もありますし、内臓疾患など目に見えない病気が原因でできるだけ動かないようにしている場合もあるでしょう。動物は体の痛みや苦痛を訴えることはほとんどせず、それを隠すように一人で過ごすようになります。

そのため、ケージなどに姿を隠して動かずにいる時間が増えたときは、体調に問題がないかしっかりと確認してあげるようにしましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

体調不良のバロメーターとして役立つのが食欲です。いつもと比べてフードへの食いつきが悪い、残してしまう、一口も食べない、ということならば体調不良の可能性があります。

その時は獣医さんと相談されることをおすすめします。

犬がケージから出ない心理③安心している

寄り添ってケージの中で眠っている2頭のチワワ

犬がケージから出てこない心理として、前述したように「怖い」「体調が悪い」などネガティブな感情・理由を考える飼い主さんも多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。ケージにこもっている愛犬の様子をのぞいてみたとき、のびのびとくつろいでいたり、ぐっすり眠っていたりするようであれば、それほど心配しなくてもいいと思います。

元々ケージは、犬にとって安心して休める居場所である必要があります。一人でゆっくりと過ごすことのできる場所があることは、犬にとってもとても大切です。

そのため、犬がケージの中でくつろいでいてなかなか出てこないようであれば、そのまま休ませてあげましょう。無理やり出させようとしたり、むやみに声をかけて起こしたりすることで、犬はストレスをためてしまうかもしれません。ケージは愛犬にとって大切な“個室”なので、あまり出てこないときは犬の様子や体調を軽く確認する程度にし、異常がないようであれば好きに過ごさせてあげましょう。

まとめ

ケージの中で休んでいる茶色い犬

犬がケージから出てこないなど、普段と違う様子があると、飼い主さんは心配になってしまうでしょう。しかし、ケージの中で安心して眠っていたりくつろいでいたりするような様子が見られるときは、それほど気にすることはありません。ケージは犬が一人で安らぐことのできる大切なパーソナルスペースでもあります。そのため、ケージの中でゆったり休んでいるようであれば、居心地がいいということでしょう。

ただし、ケージの中で怯えたように外の様子を伺っていたり、体を丸めて震えていたりする、声をかけても全く反応しないなどの様子が見られるときは要注意。恐怖心や不安を感じていたり、体調に異常・異変がある場合があったりするので、しっかりと観察してみてください。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。