1.音を気にしやすい
神経質な性格をしている犬は音を気にしやすい傾向にあります。例えば、屋根裏から聞こえる小さな音やビュービューと唸る風の音が聞こえると、音が聞こえる方向をジーっと見つめて気にする素振りを見せたり怯える仕草をすることがよくあるそうです。
また、犬は雷や花火の音を怖がりやすいといわれていますが、神経質な犬は一際このような音には敏感なようで、雷や花火の音が聞こえるとすぐに物陰に隠れる。体をブルブル震わせながら怖がってしまうことが多いそうです。
2.気圧の変化に反応しやすい
神経質な犬は目に見えないものに対しても敏感といえます。気圧の変化もその1つとなり、雨の日などで気圧が低くなると室内をウロウロして落ち着きがなくなることがよくあります。私の愛犬は神経質な性格をしているのですが、低気圧になっているときはずっと落ち着きなくソワソワしていたりします。また、そういったときはご飯を食べなくなり何かに怯えるような行動をすることが多いです。
ちなみに気圧が元の状態に戻るとこういった行動がおさまるので、おそらく気圧の変化を敏感に感じとっていると思って間違いないといえるでしょう。気圧が変化するときは体に影響を与えることも少なくありませんので、神経質な犬は気圧の変化による体の異変を敏感に感じとっているのかもしれませんね。
3.散歩はお決まりのルートを行きたがる
興味深いことに神経質な性格をしている犬は、『いつも同じ道を散歩したがる』傾向にあるそうです。考えられる理由はおそらく、いつもの道を歩くことで安心感を得たいと思っているのでしょう。
知らない道を歩くと未知のものと遭遇したり予期せぬ出来事が起きる可能性が自然と高くなるといえますよね?神経質な犬はそういった変化を嫌う傾向にあるので、できるだけ見慣れた道を散歩したがるのかもしれませんね。
4.自分の寝床を何度も掘る
神経質で心配性な性格をしている犬は、自分の寝床を一生懸命掘ることがあるそうです。実際に私の愛犬も毎晩眠る前になると眠る前の儀式とでも言わんばかりに自分のベッドを一心不乱に掘っていたりします。
なぜ神経質な犬はこのような行動をするのかといいますと……ズバリ寝床が安全かどうか確認しているのです。大昔危険な環境で生きていた犬の祖先は、眠るときにあらかじめ寝床で足踏みをしたり地面を掘ったりして毒ヘビなどの危険な生き物がいないか確認していたみたいですよ。
そういった古くからの習性が現在の犬にも名残りとして残っているそうで、神経質な犬は念のために寝床を確認することがよくあるそうです。
5.知らない人や犬に警戒しやすい
神経質な犬は『怖がり』『心配性』という性格をあわせ持っていることがほとんどですので、知らない人や犬と出会うと『吠える』『唸る』『後ずさりながら頭を下げる』といった仕草を見せながら警戒することがあります。
その代わり一度心を許した相手に対しては寛容で甘えたになることも多いそうです。とはいえ、神経質な犬と仲良くなるためには少なかず時間が必要となる場合がほとんどなので、仲良くなりたい犬が神経質だった場合は根気強く付き合っていくことが大切といえるでしょう。
まとめ
神経質な犬は大小さまざまな変化によって不安や怯え、警戒といった感情が芽生えやすく、それらの気持ちを仕草や行動で表現することがあります。ネガティブな感情によって落ち着きのない行動ばかりする場合はストレスを溜め込んでしまう可能性があるので、原因に心当たりがある場合は少しずつ取り除いてあげる必要があるといえるでしょう。