犬が触ってほしくない時に出しているサイン7つ

犬が触ってほしくない時に出しているサイン7つ

『犬が触ってほしくない時に出しているサイン』についてまとめました。言葉を話すことができない犬だからこそ、いろんなサインを出して“触らないで”と表現します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

“触らないで”のサインを見逃さないで!

歯をむき出しにするシェルティー

1.唸り声をあげる

犬に触れようとしたとき、「ヴゥ~」と唸り声をあげることはありませんか?これは「触らないで」のサインです。

しつこく触ろうとすると、近づくだけでも唸り声をあげるようになったり、触ろうと伸ばした手にガブリと咬みついてしまうこともあります。犬が「ヴゥ~」とサインを出したら、絶対に触れてはいけません。

2.吠える

触れようとした時に、犬が「ワンッ」と吠えることがあります。もしかして、先に唸り声をあげていませんでしたか。

唸り声で警告したのにしつこく触ろうとすると、さらに吠えることで「触らないで」のサインを出します。唸り声をあげてさらに吠えてもしつこく触ろうとする人には、本当に噛みついてしまうことも。何度もサインを出しているのですから、犬から嫌われてしまう前にやめましょう。

3.逃げる

犬は、いきなり近づいてくる人、すぐに頭を撫でようとする人、声が大きい人、動作が大きい人、触れる力が強い人、ワシャワシャと雑に撫でる人は好きではありません。

そのような人には、犬は触ってほしくないと思っているため、触ろうとするとサッと逃げてしまいます。これは「触らないで」のサインです。触ってほしくないどころか、警戒して近づくこともありません。

4.しっぽを下げる

しっぽを脚の間に巻き込んでいる犬

犬に触れようとした時に、急にしっぽが下がってしまうことがあります。これも「触らないで」のサインです。しっぽが下がってしまうほど、触れられることが嫌なのでしょう。

触れられることや触れる相手に対して不安や恐怖を感じています。足の間にしっぽを巻き込むこともあります。サインに気づかずさらに触れようとすると、体ををガタガタと震わせるほど触れられることに恐怖に感じる犬もいます。

5.耳を倒す

犬に触れようとした時に、耳を真横や真後ろに倒すことがあります。耳をペタリと倒すのも「触らないで」のサイン。しかし、垂れ耳の犬種では確認するのが難しいかもしれません。

そんなときは、犬が耳を倒すときの表情にも注目してみましょう。眉が下がり悲しげな切ない表情をしていることが多いです。

6.身をかがめる

犬に触れようとした時に、身をかがめて体勢を低くすることがあります。頭に触れようとしたときによく行う仕草で「触らないで」のサインです。

犬にとって、人間の手はとても大きく見えています。大きな手がいきなり頭の上に振り下ろされたら、とても恐ろしく感じてしまうのは当然のことかもしれません。防衛本能から身をかがめて唸り声をあげて威嚇することもあります。

7.飛びかかる

犬に触れようとした時に、いきなり飛びかかってくることがあります。「触らないで」のサインのひとつですが、よほど触ってほしくないのでしょう。

大きな不安や恐怖から威嚇する余裕もなく、いきなり攻撃をしてしまうのです。「あっちへ行け!」と、追い払っている行動でもあります。

まとめ

犬と驚く男の子

犬が触ってほしくない時に出しているサインには、

  • 唸り声をあげる
  • 吠える
  • 逃げる
  • しっぽを下げる
  • 耳を倒す
  • 身をかがめる
  • 飛びかかる

などがあります。他人が触れようとしたときだけでなく、飼い主さんや家族が触れようとしたときにも、このような「触らないで」のサインを出すこともあります。基本的には、犬は触れられることが大好きな動物ですが、触れられたくないときだってあるのです。

愛犬がくつろいでいる時や眠っている時、ごはんやおやつを食べている時などは、飼い主さんや家族であっても触れられることにストレスを感じてしまうこともあるのです。

愛犬がどんなときに触られたくないサインを出しているのか、しっかりと観察してしつこいと思われないように気をつけましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

触られたくないサインには「お腹を見せる」こともあることをご存知ですか?

犬がお腹を見せる行為は、相手を信頼して急所である部分を出していると思われていますが、お腹を見せると撫でてもらえたなど、良いことだと学習した犬ならもちろん問題はありません。しかし、普段お腹を見せない犬が急にゴロンとお腹を見せた時は要注意!「もうやめて触らないで」のサインなのです。

犬によっては、正反対の意味になる仕草や行動もあるので思い込みで判断するのはやめましょう。普段しない行動には注意が必要です。

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