「どうして吠えるのか」犬の気持ちを推察
理由1:お留守番するのが寂しい
子犬の時から一緒に過ごす時間が長ければ長い程、成犬になるにつれて甘えん坊な性格に育つ傾向にあります。愛犬と常に一緒にいたい気持ちは飼い主も同じ。人間が「お留守番させるのが心配…。」と感じるように、犬も「お留守番寂しいな…。」と思っているのかもしれません。
理由2:自分も出かけられると期待している
普段から犬と一緒に出かける機会が多いと、「飼い主が身支度を始める=一緒にお出かけできる」とワクワクしていることも。尻尾を振って吠えている時の心境は、寂しさよりも楽しみな気持ちが勝っているように見えます。言葉で会話ができなくても、犬の行動や表情を日々見ていると、徐々に気持ちが分かるようになってきます!
理由3:飼い主に構って欲しい
これは飼い主にとって、密かにニヤリとしてしまう理由の1つ。出かけること自体を諦めさせようと、飼い主の気を引くために吠えるケースです。絶対に外せない用事の時には困ってしまいますが、他の日に振り替えられる用事であれば、予定を変更して一緒に過ごしてあげるのも良いかもしれませんね。
吠えるのをやめさせるには?
「叱る」と「褒める」を繰り返す
吠えてはいけないということを注意し、吠えるのをやめることができたら「褒める」を繰り返します。ここで注意すべきポイントですが、怒る時に犬の名前を呼ぶことは控えましょう。名前を呼んで叱ってしまうと、「名前を呼ばれる=怒られる」という恐怖心を与えてしまい、犬が萎縮してしまう場合があります。「いけない」「駄目だよ」と言うように、言葉で覚えさせることが大切です。撫でてスキンシップを取ったり、しっかり褒めることも忘れずに!
おやつを与え、飼い主への興味を晒す
飼い主からの注意を晒すため、おやつをあげて犬がおやつに夢中になっている間、バレないようにこっそり出かける作戦です(笑)。おやつを食べ終わって気付いた頃には、いつの間にか飼い主がいなくなっている…というパターン。柔らかいささみや芋類のおやつはすぐ食べ切ってしまうため、食べるのに時間がかかる「ガム」や「ジャーキー」がおすすめです。
子犬の時からしつけをしておく
犬用のしつけ教室もあります
「吠える」シチュエーションは様々あり、今回のように飼い主が出かけるタイミングで吠えてしまうこともあれば、「留守番中に吠える」「人が来ると吠える」といったこともあります。子犬の時からしつけをしておくと後々良いのですが、自分でしつけることが難しい場合には、犬用のしつけ教室もあります。
愛情たっぷりで接する
犬は忠誠心が強いため、愛情を持って接し続ければ、きっといつかは意思の疎通がはかれるようになるはず…!吠え癖を直すのは少々根気がいりますが、長い目で見て教えていくことが大事になってきます。
まとめ
留守番時間が長いと、ストレスを感じてしまうわんちゃんもいます。ご家族交代で家にいられる環境がベストですが、ご家庭の事情により、難しい方もいらっしゃると思います。
寂しい留守番時間を楽しく過ごしてもらうには、犬の多頭飼いもおすすめです!何匹か一緒に飼っていると、じゃれて遊んでくれているので飼い主にとっても安心です。犬種や性別、性格によって相性も違ってくるので、愛犬の気持ちを一番に考え、最適な方法を見つけてみてください。