犬が窓から外を眺めている時に考えていること
ふと愛犬を見ると、たそがれるように窓から外を眺めていた…。なんだかくすっと笑ってしまうような光景ですよね。犬が窓から外を眺めている時、いったいどのようなことを考えているのでしょうか。
1.暇だなぁ
何もすることがなく、手持ち無沙汰になってしまった場合、犬も暇を潰そうと外をボーッと眺めることがあります。いつも居る室内を見ているよりも、外を見ている方がいくらか楽しいからでしょう。
「あ、あの犬が散歩に行っている」「今日は車がたくさん通っているな」など、いつもと同じ光景、いつもと違う光景を比較して楽しんでいることもあります。
また、何もなくても、遠くから人間には聞こえない他の犬の声が聞こえているということもあるようです。外を見ることで、暇を潰していることは珍しくありません。
2.散歩に行きたい
散歩が大好きな犬であれば、「早く外に行きたいな」「そろそろ散歩に時間だな」と散歩を待ち遠しく思っていることも多いですよ。
犬にとっての散歩のタイミングは、犬の体内時計の他にも、外の明るさや他の犬が散歩し始めているかなども基準になります。そのため、窓から外を眺めることで、「もうそろそろかも」「まだ明るいな」などと考えていることもあるでしょう。
3.「暖かいな」
静かに1匹で休む場所として、窓の傍を選ぶこともあります。特に寒い冬場などは、晴れている日であれば陽が差し込み、日向ぼっこもできるので、昼寝には最適ですよね。
窓の外を眺めながら、ぼーっとしていたり、目を瞑るような仕草を見せていたら、「暖かいなぁ」「なんだか眠くなってきたなぁ」と思っている最中でしょう。
表情を見て、1匹でのんびりと過ごしているようであれば、無理にかまったりせず、そっとしておいてあげましょう。
4.興味を惹かれる物がある
首をかしげたり、じっと食い入るように窓の外に見入っている場合は、何か興味を惹かれる対象が外にあるのかもしれません。「あれはいったい何だろう」「なんだか面白そうだな」と好奇心をくすぐられているのでしょう。
また、先ほどもお話ししたとおり、飼い主さんが気付かないだけで、音に反応していることも多いです。
「いったいこの音は何なんだ?」「この鳴き声はどこから聞こえてきているのだろう」など、多くの音をキャッチして、その音の出所を探っているのかもしれません。
5.家族の帰宅を待っている
家族のうちの誰かが帰ってきていない場合は、外を眺めながら「まだ帰ってこないのかな?」「もうすぐ帰ってくるのかな?」などと考えていることも多いです。
犬は聴覚が優れているため、飼い主の足音や自転車を漕ぐ音などを遠くからキャッチすることもできます。「飼い主さんが帰ってくる音だ!」と音に反応し、窓の傍に駆け寄り、外を眺めていることもあるでしょう。
「なぜか愛犬が窓の傍に行った」と思っていると、お母さんが帰ってきた…なんて経験を持つ人もいるのではないでしょうか。きっとお母さんが帰ってくる音をキャッチしていたのでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が窓から外を眺めている時は、何らかの意図があることも多いです。もちろん、今回ご紹介したようにぼーっと日向ぼっこをしているだけの時もあるので、そっと遠くから見守ってあげてくださいね。