1.何かが気になっている
愛犬と一緒に生活していると、急に動きを止めてどこかを見つめることってありませんか？例えば壁の隅を見つめたり天井を見上げたり……。そういったときは何かが気になって立ち止まっているといえます。聞きなれない音やかすかに音が聞こえると「ん？今の音は何？」と感じ、集中しながら音を聞くために立ち止まることがよくあるのです。
また、犬は家族がいつも乗っているバイクや車の音を覚えますので、それらの音が聞こえると「もしかして帰ってきたのかな？」と気にするようにピタッと立ち止まる。なんてこともあったりします。こういった愛犬の仕草に心当たりのある人は、たくさんいることと思います。
2.警戒している
散歩中に愛犬が急に止まる。そんなときは周りにいる人や犬などに対して警戒しているかもしれません。見知らぬ犬が前からやってくるときに立ち止まってジーっと相手を観察する犬はたくさんいるそうです。おそらく、相手が危険でないかどうか調べているのでしょう。
また相手が自分に対してどんな行動をしてくるのか見ているともいえますね。臆病な性格をしていたり、人や犬との触れ合いに慣れていなかったりする犬ほど警戒して立ち止まる傾向にあるといえるでしょう。
愛犬が頭や尻尾を下げながら人や犬を観察している場合は、警戒していたり恐がっていたりする可能性がありますので、必要ならトラブルを避けるためにその場を早めに離れることをおススメします。
3.何かを待っている
散歩中に犬が止まって周りの人や犬を観察するときは、警戒しているのではなく見ている相手を『待っている』場合もあります。例えば、犬が止まりながら顔見知りの人や仲の良い犬を見ているときは、ほとんどの場合「早くこっちに来ないかな～」と待っているといえるでしょう。
犬がフレンドリーな気持ちで相手を待っているときは尻尾を左右に振ったり、「ク～ンク～ン」と甘えた声を出したりするのですぐに分かると思いますよ。
4.考えごとをしている
私たち人間は集中して考え事をするとき、他の動作をやめてジッとしながら物事を考えることがありますよね。実は犬も考え事をするときはピタッ！と止まることがあるのです。おそらく、散歩中に分かれ道があると愛犬が立ち止まることがある。そんな経験をもつ飼い主は数多くいることでしょう。まさにその瞬間、愛犬が「どっちの道に行こうかなぁ」と迷いながら考えているといえます。
ちなみに散歩をしていて愛犬がいきなり止まったときは、「そっちの道は行きたくない」と自分の気持ちを主張することもよくあります。そういった場合はリードを引っ張っても踏ん張って歩こうとしなくなるので、すぐに愛犬の気持ちが分かることでしょう。たまには愛犬の気持ちを優先して好きな道を散歩させてあげるのも良いかもしれませんね。
5.休憩している
散歩中に何もないところでいきなり愛犬が立ち止まる場合は、歩くのに少し疲れている可能性があります。愛犬の体力や運動量に対してたくさん運動をさせてしまうことで疲れてしまい、休憩のために動かなくなってしまうのでしょう。
人間と同じように犬も高齢になるにつれて体が衰えていきますので、シニアになっても若い頃と同じ運動量をさせていると「疲れたよ～」と立ち止まったり、歩くスピードがゆっくりになってしまったりすることがよくあります。
ですので、愛犬がシニア（7歳以上）になりましたら、体に負担をかけないよう定期的に愛犬の様子を観察しながら運動量を見直してあげることをおススメします。
まとめ
犬は様々な理由で急にピタッと立ち止まることがあり、ほとんどの場合ちゃんとした理由があるといえます。はじめは「なぜ止まっているの？」と感じるかもしれませんが、愛犬が立ち止まったときの状況をよく観察するとすぐに理由や気持ちが分かることでしょう。今よりももっと愛犬の気持ちが分かるようになると良いですね。
