1.大好きな飼い主を待っている
愛犬が飼い主を待ち伏せする理由として、一番多いのが『大好きな飼い主を待っている』です。おそらく、お出かけから帰るといつも愛犬が玄関で迎えてくれる、といった経験をもつ飼い主はたくさんいることでしょう。
犬は聴覚がとても優れているので飼い主が乗っているバイクや車、自転車のブレーキ音、門が開く音といった聞きなれた音が少しでも聞こえると、飼い主が帰ってきたのがすぐ分かるそうです。そして、音に気づいた犬は飼い主が玄関のドアを開けるよりも早く玄関にたどり着き、待ち伏せするそうですよ。
実際に、私の愛犬は私以外の家族が乗っている車やバイクの音が聞こえると「帰ってきた~!」といった様子で慌てて玄関で待ち伏せをすることが多かったりします。犬はとても仲間思いな生き物なので、信頼している飼い主や家族が家に帰ってきたら優しく「おかえりっ!」としたくなるのでしょうね。
2.ご褒美をもらえると思っている
犬は大好きな飼い主を迎えるために待ち伏せをすることがよくありますが、なかには飼い主を待っていたら、ご褒美がもらえることを知っていてご褒美目当てに待ち伏せをする。そんな少しずる賢い犬もいるそうですよ。
帰宅したら愛犬がいつも出迎えてくれて、嬉しくなるからついオヤツをあげてしまう。といったことに心当たりがあるのでしたら、もしかすると愛犬はオヤツ目当てであなたの帰りを待っているのかもしれませんね。
3.飼い主に喜んでもらおうと思っている
飼い主が大好きな犬は、ただ飼い主の喜ぶ姿を見たいがために待ち伏せをすることもあるそうですよ。例えば、何かしらのときに待ち伏せをしていた愛犬を見て「待っていてくれたの?ありがとう~!」と喜んだ飼い主の姿を見た愛犬が、「待っていたら飼い主が喜んでくれる」と学習して、飼い主の嬉しがる姿を見るために同じ行動をとることがあるそうです。
私たち人間は、大好きな人の喜ぶ姿をみると自分まで嬉しくなることってありますよね?おそらく、犬も同じ気持ちで大好きな飼い主の喜ぶ姿を見たいと思って待ち伏せをしているのでしょうね。
4.仲間意識をもって待っている
犬と飼い主だけで散歩をするときはあまり見かけないシチュエーションとなりますが、犬を含む家族数人で一緒に散歩をしたとき、犬が後ろから遅れてきている家族を待ち伏せする、という行動は割とよく知られていたりします。なぜ犬は飼い主(家族)を待ち伏せしているのかといいますと……、ズバリ!ご想像のとおり遅れている仲間を待っているのです。
犬は大昔から団体行動をしながら生きてきたので仲間意識が強く、遅れ気味についてくる仲間がいると心配して、仲間が近くに来るまで待つことが多いのです。犬の本能と優しさを感じられる行動の1つといえますね。このような仲間を気遣う行動を愛犬が見せてくれているのでしたら、愛犬との信頼関係をバッチリ築けているといえるでしょう。
5.自分の気持ちを落ち着かせようとしている
大きな公園などで愛犬と追いかけっこをしたり走り回ったりしていると、愛犬が急に立ち止まってあなたを待ち伏せすることってありませんか?このような犬の行動は離れている飼い主が来るのを待っている以外にも、興奮気味になっている自分の気持ちを落ち着かせるために行っていることがあるそうです。
ですので、遊んでいる最中に愛犬が待ち伏せする回数が増えてきたら、一旦休憩をして高まった気持ちを落ち着かせるようにしてあげると良いかもしれませんね。
まとめ
犬が飼い主を待ち伏せするときは、ほとんどの場合ポジティブな意味が込められていたり愛情表現の1つとなっていたりすることが多いようですね。愛犬がよく待ち伏せをしているのでしたら、待ちたいと思えるほどあなたのことが大好きなのでしょう。これからもずっと仲良しな関係でいられると良いですね。