1.ストレスを感じている
犬はストレスや不安を感じると、自分の気持ちを落ちるかせるために前足や自分の体を舐めることがあるのですが、なかには肉球を舐める犬もいるそうです。
数十年犬を飼っている私の経験からいわせていただきますと、雨が降って散歩にいけなかったときやお留守番をさせられると分かったとき。といったように恐怖を感じたときではなく、運動不足を感じていたり少し不安になったときに肉球を舐めることが多いように感じます。
少し肉球を舐めるくらいでしたら、あまり心配する必要はないといえますが、頻繁に肉球を舐めていると炎症を起こしてしまう恐れがありますので、「ストレスが溜まっているのかな?」と感じた場合は気分転換をさせてストレス発散させてあげるようにしましょう。
2.暇つぶしに舐めている
犬は暇つぶしのために肉球を舐めることもあります。退屈を感じたときにオモチャや外を眺められる窓があればそれらで暇つぶしをすることができるのですが、周りに楽しめるものが何もないと自分の肉球や前足などを舐めて時間をつぶそうとすることがあるそうです。
いつも犬を退屈にさせていると、人間の子供が指をしゃぶり続けるように犬が肉球を舐めつづけるようになってしまい、症状が悪化すると炎症を起こすまで肉球を舐め続けることもあるので要注意です。
肉球舐めが癖づいてしまうと改善させるのがとても大変なので、普段からオモチャを与える。スキンシップをする。外の景色を見せて刺激を受けられるようにする。といった方法で退屈を感じさせないようにしてあげましょう。
3.肉球を痛めている
ストレスを感じていない。退屈でもない。なのに何故か最近愛犬がよく肉球を舐めている。そんなときは何らかの原因で肉球を痛めている可能性が考えられます。犬の肉球って分厚い皮なので丈夫なイメージがありますよね?
しかし、実際には地面に最も直接触れる部分となりますのでケガをしやすい部分として知られているのです。例えば、
- アスファルトの熱による火傷
- 尖ったものを踏んでケガをする
- 乾燥によるひび割れ
- アレルギーやダニ、ノミによる皮膚炎
- 自分で舐め続けて炎症を起こす
といった理由で肉球がケガをしたり炎症を起こしたりすることが多いみたいですよ。外にはガラスや尖った石、トゲが刺さるような尖った木といったものがたくさん落ちていますので、愛犬との散歩中は危険な物が落ちていないか常に地面を見るようにしながら歩くよう心がけてくださいね。
4.何かが付いている・挟まっている
愛犬が肉球を気にするように舐め続けている。足を上げたり変な歩き方をしている。そんな時は足や肉球に何かが付いているのかもしれません。例えば、足にテープが付いていたり食べ物が毛に引っ付いていたりして違和感を感じていると、犬はいつもと違った行動をすることが多かったりします。
ですので、愛犬が足や肉球のあたりを気にしている場合は足回りを調べてみてください。おそらく、何かが付いていることでしょう。もしくは、肉球同士の隙間や肉球と爪の間に小石などが挟まっているのかもしれません。
また、変な歩き方をしている。特定の足だけを上げている。といったときは脱臼や関節系のケガをしている可能性もありますので足に何も付いていない。別に変わった様子はない。といった場合は一度病院で診てもらうことをおススメします。
まとめ
犬が肉球をずっと舐めるときは、
- ストレスを感じている
- 暇つぶしをしている
- ケガをしている
- 何かが付いている挟まっている
といった理由が考えられます。ケガをしていない。足や肉球に何も付いていない、挟まってもいない。なのに肉球を舐めることがよくあるのでしたら、ストレスや退屈を感じている可能性が高いといえます。もし「退屈にさせることが多いなぁ」と心当たりがある場合は、愛犬がストレスを溜め込まないよう早めに生活を改善してストレスや退屈の原因を解消してあげることをおススメします。