くねくねする犬の気持ち
1.「お腹を撫でてくれない?」と甘えている
飼い主さんや家族に見せつけるかのように、床に仰向けになり、身体をくねくねさせることがあります。これは、お腹を撫でてほしくて甘えている様子です。表情を見てみると、穏やかで、何だか気持ち良さそうにしていませんか?もしくは、飼い主さんや家族の方をジッと見ながら、身体をくねくねさせていませんか?
自分に注目してほしい、構ってほしい、というアピールでもあります。飼い主さんや家族がテレビやスマートフォンに夢中になっているとき、家事で忙しくしているときに、よく見られる動きです。甘えん坊で、アピール上手なワンちゃんなのかもしれません。
2.自分のニオイをつけている、または、自分にニオイをつけたい
例えば、リビングのラグやマットを新しいものへ変えたとき、自分のニオイをつけたくて、ラグやマットの上でカラダをくねくねさせることがあります。仰向けでくねくね、お尻をくねくね、顔やマズルを擦りつけながらくねくね。
自分のニオイをつけることで、自分のテリトリーであるということを主張したいのかもしれません。そして、もうひとつ、新しいラグやマットのニオイを気に入り、そのニオイを自分につけたいと思い、身体をくねくねさせることがあります。
3.皮膚に不快感がある
皮膚に痒みがあり、身体をくねくねさせることで、その不快感を取り除こうとすることがあります。あまりにも頻繁にくねくねさせることがあるのであれば、皮膚の状態を確認してみてください。赤みや湿疹があったり、フケが出ていたり、いつもとは違うニオイがしたりなど、皮膚の異常が見つかるかもしれません。
4.シャンプーのニオイが気に入らない、または、皮膚が濡れて気持ち悪い
自宅でお風呂に入れたあと、床やタオルやマットなどに、身体を擦り付けるようにくねくねさせることがあります。皮膚や被毛が濡れていて気持ちが悪いことや、シャンプーのニオイが気に入らないことなど、不快感を取り除こうとしています。
ドライヤーでしっかり乾かしたつもりでも、被毛の根本や皮膚は、まだ濡れていることがあります。皮膚までしっかり乾かしてあげないと、細菌が過剰に繁殖し、犬臭いニオイの原因になってしまうことがありますので注意しましょう。また、香りの良いシャンプーを選びがちですが、犬用のシャンプーには無臭タイプもありますので、検討してみると良いのではないでしょうか。
5.満足し、嬉しい気持ちを表現している
お散歩のあと、ごはんのあと、遊びのあとなど、満足し、嬉しい気持ちを表現するために、身体をくねくねさせることがあります。飼い主さんや家族に対して、「ありがとう」の気持ちを伝えたいのではないでしょうか。犬は言葉を話すことができませんが、ちょっとした仕草や行動で伝えてくれることがあります。見逃さず、しっかり受け取ってあげたいですよね。
6.安心している
犬はどこでも仰向けになり、身体をくねくねさせるわけではありません。安全な場所だということをわかっているからこそ、安心して仰向けになることができるんです。
公園やドッグランの芝生や土の上で、身体を擦りつけるようにくねくねさせることがありますが、安全な場所であるということ、信頼できる飼い主さんが見守ってくれているということが、安心できるポイントです。
思いっきり身体をくねくね擦りつけて、土や芝生の感触を楽しんだり、そのニオイを自分の身体につけたりしたいのでしょう。
まとめ
犬がくねくね動く時の心理には、
- 「お腹を撫でてくれない?」と甘えている
- 自分のニオイをつけている、または、自分にニオイをつけたい
- 皮膚に不快感がある
- シャンプーのニオイが気に入らない、または、皮膚が濡れて気持ち悪い
- 満足し、嬉しい気持ちを表現している
- 安心している
などがあります。
愛犬が身体をくねくねさせているとき、今どんな気持ちなのかな?と、探ってみると面白いのではないでしょうか。もしかすると、ご紹介した6つの他に、意外な心理が隠されているかもしれません。