なぜ、犬は赤ちゃんに吠えてしまうのか
1.赤ちゃんに嫉妬していることが原因!?
犬が赤ちゃんに吠えてしまう原因として、「嫉妬である」という研究結果があるようです。犬と暮らす方の中には、対象は赤ちゃんではないかもしれませんが、何かに嫉妬する愛犬の姿を見たことがあるのではないでしょうか。
犬は、「愛情が自分ではなく他に向けられたとき」に嫉妬することがあるとされています。飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションを深く望む性格の犬の場合、飼い主さんが赤ちゃんに奪われてしまうのではないか、不安に駆られてしまうことがあります。そのことが嫉妬心を招き、飼い主さんを奪おうとしている赤ちゃんに吠えてしまうのです。
吠えさせないためにやるべき対策と吠えることをやめさせる方法
赤ちゃんのお世話で慌ただしくなるかと思います。愛犬のお世話やスキンシップやコミュニケーションの時間が減ってしまうかもしれません。減ってしまうことは仕方のないことかもしれませんが、疎かになってしまったり、面倒に思ってしまったりすることはよくありません。
愛犬のための時間が減ってしまう分、お世話もスキンシップやコミュニケーションも、それまで以上に愛情を込めて、丁寧に行ってあげましょう。赤ちゃんのお世話をするとき、愛犬をケージに閉じ込めるのではなく、そばにおき、一緒にお世話をしてみると良いです。赤ちゃんにも愛犬にも優しく声をかけながら行います。
赤ちゃんは、大好きな飼い主さんを奪う存在ではない、ということを理解してもらえるように心がけてみましょう。
2.赤ちゃんに警戒していることが原因!?
赤ちゃんは、ある日、突然やってきます。「ママとパパの子供だよ」「あなたの妹だよ」「新しい家族だよ」と言われても、言葉の意味さえわかりません。家族と一員として受け入れることができるまでには、長い時間がかかることもあります。赤ちゃんという存在さえ、初めて目にするかもしれません。
幼い子供や大人の人間は見たことがあるけれど、赤ちゃんは初めてだという場合、それが人間だとも理解することができないこともあるかもしれません。警戒してしまっても当然なのではないでしょうか。温厚でほとんど吠えることのない犬が、突然、無駄吠えをするようになったり、赤ちゃんに吠えてしまったりすることがあります。
警戒していますので、飛びかかろうとしたり、噛みつこうとしたり、攻撃してしまうことがあるかもしれませんので、注意しましょう。
吠えさせないためにやるべき対策と吠えることをやめさせる方法
犬が赤ちゃんに対して、警戒心を解いてくれるまでは、触れ合うことはしない方が良いでしょう。慣れるまでには時間がかかるかもしれません。家族の一員として認めてくれるまでには、もっともっと時間がかかるかもしれません。
はじめは、赤ちゃんの姿や様子を離れた場所から愛犬に見せてあげると良いです。吠えることが少なくなったら、愛犬をそばに呼び、近くで見せてあげると良いです。そして、赤ちゃんのニオイを嗅がせてあげるなど、少しずつ愛犬と赤ちゃんの距離を縮めてあげることで、警戒心を解いてくれるはずです。
吠えるほど警戒してしまうということは、相当な不安と恐怖心もあるはずです。これからずっと一緒に暮らしていくのですから、愛犬がストレスをため込んでしまったり、体調を崩してしまったりしないよう、配慮してあげましょう。
まとめ
犬が赤ちゃんに吠えてしまう原因について、
- 赤ちゃんに嫉妬している
- 赤ちゃんに警戒している
この2つが主な原因であることと、それぞれの吠えさせないためにやるべき対策と吠えることをやめさせる方法についてもご紹介しました。SNS等では、犬が赤ちゃんのお世話をしたり、守ろうと奮闘したりする様子が話題になりますよね。
愛犬と赤ちゃんの可愛らしい姿が見られるよう、嫉妬心や警戒心を解いてもらうために、愛犬にも配慮し、仲良く過ごすことができるようになると良いですね。