犬の赤ちゃん返りとは?
人間の子どもに兄弟ができたときのように、犬も赤ちゃん返りをすることがあります。実際にどんな行動を見せるのか、その行動を見ていきましょう。
犬の赤ちゃん返り行動5つ
犬の赤ちゃん返り行動は人間の子どもにとても似ていて、飼い主さんが戸惑ってしまうものばかりです。
そんな犬の赤ちゃん返り行動は主に5つ。
- 後追いをする
- 異常に甘える
- いじわるやいたずらをする
- 無視する
- おもらし
いずれも何らかの変化を察知してストレスに感じてしまい、起きてしまう行動です。動物にも人間のような感情がわくということです。
赤ちゃん返りする原因
犬が赤ちゃん返りをしてしまう原因はこの2つ。
- 嫉妬心
- 飼い主さんの気を引きたい
どちらも飼い主さんに「忘れないで!」と訴えようとしたことで、結果的に赤ちゃん返りという行動になってしまっています。
犬がストレスを抱えている状態から起きているので、赤ちゃん返りをさせないようにするのが大切です。
犬が赤ちゃん返りしてしまうシチュエーション4つ
犬は環境や飼い主さんの変化にとても敏感です。今後、生活環境に変化が訪れる方は、今から対策を練っておくといいでしょう。では、犬が赤ちゃん返りしてしまう4つのシチュエーションをご紹介します。
1.飼い主さん(その家族)が出産をした
犬は飼い主さんの変化に敏感なので、妊娠中から赤ちゃん返りすることがあります。「飼い主さんが取られてしまう」という不安と嫉妬から、部屋を散らかしてしまうような行動に困ってしまうかもしれません。
2.新しい犬(ペット)がきた
新たな犬やネコなどのペットを迎え入れたときにも、赤ちゃん返りを見せる犬はとても多いです。飼い主さんを独占できなくなる不安から、ほかのペットにいたずらしてしまう行動をすることも珍しくはありません。
3.環境が変わったとき
引越しをして環境に大きな変化があったときにも、生活に慣れないストレスから赤ちゃん返りをする犬もいます。新しい生活に慣れるまで、トイレに失敗したり、吠え続けてしまい飼い主さんを戸惑わせてしまうこともあるでしょう。
4.老犬になったとき
犬は何歳になっても心は変わらず、体が不自由になるほど飼い主さんへの思いが強まることがあります。人間も体が不自由なとき人に甘えたくなるように、犬もワガママを見せることが少なからずあるということです。
犬の赤ちゃん返りへの2つの対処法
これから出産や引越しを控えている方は、次のような準備をしておくと愛犬の赤ちゃん返り行動を軽減させることができます。
愛情を伝える
犬の赤ちゃん返りは、飼い主さんへの想いが強いからこその行動です。寂しさや不安を感じさせないために、愛犬を愛情を伝えましょう。信頼関係がしっかり築かれれば、環境の変化へも柔軟に対応できるようになります。
心の準備をさせる
赤ちゃんを迎え入れる人は、退院する前に赤ちゃんの匂いをガーゼに含ませて嗅がせておくことをおすすめします。「赤ちゃん」という存在を少しずつ受け入れるように工夫をしましょう。
愛犬への愛情を注ぐことを忘れないことで、飼い主さんの大切なものなら「大切にしよう」と思うようになります。
新しいペットを迎え入れる場合なら、しばらく別部屋にしてお互いの存在に慣れさせます。仲良くなるかは性格もよるので、無理に距離を詰めずに見守ってください。先住犬とのコミュニケーションを大切にして、新しい生活を楽しみましょう。
まとめ
犬の赤ちゃん返りは、どんな犬も少なからず起きるものです。しかし、飼い主さんとの変わらぬ関係が、悩ましい行動をカバーさせるでしょう。ぜひ愛犬との新しい生活を楽しめるよう、少しずつ準備を進めてくださいね!