1.温まりたい
わんこが足の間に座ってくるときの心理の1つが、飼い主さんの体温に触れて温まりたいというものです。足を閉じて座っていると、太もも同士が触れ合うので、足の間はとても温かくなりますよね。飼い主さんの足の間に挟まれることで、わんこは身体の両側から温めてもらいたいと思っているのです。
とはいえ、わんこの平熱は犬種や年齢にもよりますが、38度前後と人間より高め。わんこが温まりたいと思って足の間に入ってきても、結果的には、飼い主さんがわんこに温めてもらう形になっているかもしれません。かわいい愛犬の体温を感じると、身体も心もぽかぽかになりますよね。
2.狭いところにハマって安心したい
わんこは野生で生きていたころの記憶から、狭いところに入ると安心するという習性があります。身体がピタッと収まる狭いところは、天敵から見つかりづらく、命を守るために適していたからです。
ソファの下やベッドの下、家具の隙間等、人間から見ると「何でわざわざそんな狭いところに?」と思うところに入っていくのは、このためです。飼い主さんの足の間に挟まれていると、わんこはその狭さで安心すると考えられます。もちろん、飼い主さんが自分を守ってくれる存在だと信頼しているからこその行動でもありますよ。
3.常に飼い主さんのそばにいたい
飼い主さんがどこかに座っていると、すぐに足の間に入ってくるわんこは、どんなときでも飼い主さんのそばにいたい!という甘えん坊のわんこかもしれません。
人間が座っている状態から、どこかに行こうと思ったときにまず動かすのは、足ですよね。足の間に入っていると、飼い主さんが立ち上がろうとする足の動きがすぐにわかります。知らないうちに飼い主さんに置いていかれないように、遅れをとらないように、見張りの意味も兼ねて足の間に陣取っているのかもしれません。
4.飼い主さんの匂いが好き
足の間は、体臭を発生する箇所に近いため、飼い主さんの匂いを強く感じられる場所でもあります。足の間にわざわざ入ってくるわんこは、飼い主さんの匂いが大好きで、その匂いに包まれていたいと思っているのかもしれません。
人間にとっては、体臭はエチケット面からも気になるものですが、わんこにとってはその人を識別するための重要なファクターでもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこが足の間に入ってくるのには、様々な理由が考えられますが、いずれにしても「飼い主さんを信頼している」「飼い主さんが好き」という前提がないととらない行動であるということがわかっていただけたでしょうか。
かわいい愛犬に信頼してもらえるのは、何より嬉しいことですよね。ソファに座ってくつろいでいるとき、愛犬が寄ってきて足の間に入りたそうにしていたら、どうぞ、そっと足を開いてあげてくださいね。わんこは一度くつろいでしまうと、なかなか足の間からどこうとしないかもしれませんが、それもご愛嬌。ただし、愛犬をどかせないあまりにトイレを我慢して体調が悪くなったり、大事な予定に遅刻してしまったりしないよう、くれぐれもご注意を!