1.かゆみを感じている
愛犬はよく自分の体を噛むようにして毛をむしることがあります。そういった時は『体』と『心』のどちらか、または両方に問題が起きている可能性があります。例えば、体に問題を抱えている場合は主に『かゆみ』を感じていることが多いです。
- 皮膚が乾燥している
- アトピー性皮膚炎になっている
- アレルギー反応によってかゆみが出ている
- なんらかの皮膚病を発症している
- 花粉症によるかゆみの影響
- ケガをしている
といったことが犬のかゆみの原因になっていることがあります。冬の時期は乾燥しやすく、特に暖房器具を使うと室内が乾燥ぎみになってしまうので、犬が皮膚トラブルに悩まされやすいといえるでしょう。
また、愛犬に食べさせているフードやオヤツを変えてから、『毛をむしるようになった』『体を掻くことが多くなった』のでしたら、食物アレルギーによって体がかゆくなっている可能性も考えられます。
辛そうにしてる我が子を見るのは辛いですよね。。犬は意思表示ができないので飼い主さんがドッグフードに配慮してあげてくださいね!
また、愛犬が執拗に同じ場所を気にしながら毛をむしったり足を使って掻く場合は、すでにケガや皮膚病になっているかもしれませんので、気にしている部分をよく調べることをおススメします。少しでも異常があるのでしたら、悪化しないよう早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。
2.ノミやダニが体にいる
愛犬が小刻みに口を動かしながら自分の体を噛んでいる。毛をむしっている。そんな時は体でうごめく何かを取り除こうとして小刻みに口を動かしていることが多く、主にノミやダニが体に寄生している可能性が高いといえるでしょう。愛犬の気にしている部分を観察してみてください。きっとその付近にノミやダニが潜んでいると思いますよ。
ノミやダニに寄生されたままの状態にしておくと皮膚病をはじめ様々な病気を発症しやすくなるので、よく小刻みに口を動かしながら毛をむしっている場合はできるだけ早くノミやダニを退治する必要があるといえるでしょう。
また、人間もノミやダニによって病気を発症することがあるので愛犬とご自身の体を守るためにしっかりと対策を行うようにしましょう。
3.不安を感じている
犬は体にかゆみや異常が無くても、心に異変が起きることで自分の毛をむしることがあります。例えば、犬は不安を感じた時に自分の前足を舐めて気持ちを落ち着かせることがあるのですが、不安の度合いが強かったり頻繁に不安を感じることで「自分の体を噛む」、「毛をむしる」といった問題行動に発展しやすくなります。
またお留守番をさせる前になるといつも愛犬が自分の体を噛む、毛をむしる。という場合は飼い主に依存しすぎていて心の病気『分離不安症』になっている可能性があります。
もし心当たりがある場合は、愛犬が飼い主と離れた時に強く不安を感じ自傷行為以外にもパニック障害などの症状を引き起こしてしまう可能性があるので、なるべく依存しにくい関係へと改善していく必要があるといえるでしょう。
4.ストレスが溜まっている
犬が自分の体の毛をむしる時は、ストレスが溜まっている場合もあります。飼い主にいつも叱られている。引っ越しや模様替えをして生活環境がガラリと変わった。新しい犬が家にやってきたなど、毎日の生活での出来事や環境の変化が犬にストレスを与えていることは意外とよくあるそうです。
ですので愛犬が毛をむしる。体を頻繁に舐める。といった行為をしている時にこれらのことに心当たりがあるのでしたら愛犬はストレスを溜め込んでいるといえるかもしれません。ストレスが原因となっている場合は気分転換をさせたり、愛犬が落ち着ける環境に改善してあげると問題を解決できることが多いといえるでしょう。
まとめ
犬が自分の体の毛をむしってしまう時は『体』と『心』どちらか、またはその両方に問題を抱えている可能性が非常に高いといえます。ですので、愛犬が自分の体を気にする様な仕草を見せるときは、愛犬の体を調べたり生活に問題がないか確認することをおススメします。飼い主が素早く対処してあげることで、問題を早期に改善できると思いますよ。