犬がぬいぐるみを可愛がる心理3つ

犬がぬいぐるみを可愛がる心理3つ

まるで我が子のようにぬいぐるみを可愛がるわんちゃんがいます。抱きしめて一緒に眠る姿は癒し度120%ですし、四六時中ぬいぐるみをカミカミしていることも。なぜ犬はぬいぐるみを大事そうにするのか、考えられる心理を3つ解説いたします。

1.安らぎを感じている

ぬいぐるみを枕にして寝ている犬

仲間の温もりを感じている

ぬいぐるみを抱きしめたり一緒に眠ったりしている場合、ぬいぐるみのフワフワとした感触やその大きさによって母犬や兄弟犬の温もりを思い出し、それらの代わりの存在としてぬいぐるみのそばにいる可能性があります。幼さの残る子犬や甘えん坊のわんちゃんは、ぬいぐるみに触れたり、そばにいたりすることで安心できるのでしょう。

犬は接触刺激によって安心する

犬は身体に接触刺激があることで、安らぎを感じます。犬は群れの中で生きる動物で、仲間同士で身体を密着させることで身の安全を感じることができるためです。そのため、壁や床などの冷たくて硬い素材よりも、ブランケットやクッションなどフワフワして温もりを感じる素材に身体が接触している方がより安らぎを感じます。ぬいぐるみの場合も同じく、フワフワした接触刺激によって安心感を得られるのでしょう。

2.我が子だと思っている

そっくりなぬいぐるみに顔を近づけるゴールデンレトリバー

ある母犬のエピソード

出産後、すぐに子犬を亡くしてしまった母犬がしばらく元気がない様子を見て、飼い主さんが「気持ちが安らげば」と複数の小さなぬいぐるみを与えたそうです。すると、母犬がすべてのぬいぐるみを我が子として可愛がるようになった、というエピソードがあります。母犬はぬいぐるみを誰にも触らせようとしなかったほどに大切にしていたようで、そのエピソードには多くの感動の声が寄せられていました。

自分の子だと誤認している可能性も

避妊手術をしていないメス犬の場合、ぬいぐるみを我が子であると勘違いしてしまうことがあります。ピーピーと音の鳴るぬいぐるみは、産まれたての子犬を連想してしまうこともあるそうです。野生の母性本能により、飼い主さんがぬいぐるみを触ろうとすると唸り声で威嚇することもあります。我が子を守ろうとする母犬の本能ですね。

3.狩りをしているつもり

芝生の上でぬいぐるみをくわえて寝転ぶ犬

ブンブン振るのは野生の本能

ぬいぐるみをくわえてブンブンと首を振る動作は、犬が獲物を捕ったときに牙で引きちぎるための行動です。ぬいぐるみを獲物として狩りごっこをしている場合、犬の野生本能が呼び起こされてぬいぐるみをブンブンと振っていることが考えられます。

これは犬の「代償行為」と呼ばれるもので、狩りの欲求を叶えるための代わりの行動という意味です。よっぽど狩りごっこに夢中で興奮していると思われます。

ストレスが溜まっている可能性も

ぬいぐるみを長時間噛み続けたり、引きちぎって破壊しようとしたりする様子の場合、ストレス発散として行っている可能性もあります。あまりにもぬいぐるみに執着している様子の場合、日頃のスキンシップやお散歩が充実しているかどうかを見直してみましょう。

まとめ

大きなクマのぬいぐるみの間で横になる犬

カミカミしたり、抱きしめて眠ったり、時にはブンブン振ってみたり、犬がぬいぐるみを大事にしている姿はとてもカワイイですよね。お気に入りのぬいぐるみがあるわんちゃんは、そのぬいぐるみによって様々な欲求を叶えていると思われます。わんちゃんによってもぬいぐるみの素材や大きさの好みが分かれるところも面白いですね。

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