犬の爪切りを病院でやってもらうメリット
「爪切りのためだけに病院に行って良いの?」と、疑問に思われる飼い主さんは意外と多いようです。爪切りのためだけに病院に行っても良いんです!基本的には、犬の爪切りは月に一回程度ですが、爪が伸びる早さは犬それぞれ違います。なぜか、一本だけ長く伸びてしまい、歩きづらそうにしている、なんてこともあります。
実際に、私は、愛犬たちの爪切りを病院でやってもらっており、爪切りのためだけに病院に行くこともありますし、同じ理由で来院しているワンちゃんと会う日もあります。病院で爪切りをしてもらうことにはどんなメリットがあるのか、爪切りにかかる費用はどれくらいなのか、ぜひご参考くださいね。
1.爪切りが好きになる!
好きになる…は少し過言だったでしょうか。しかし、爪切りが苦手、もしくは大嫌いなワンちゃんが多いですよね。爪切りに対して、不安や恐怖心があるからだと思います。飼い主さんが爪切りに失敗してしまったことがあり、痛みや出血があり、トラウマになってしまったワンちゃんもいるのではないでしょうか。
はじめから病院で爪切りを経験しているワンちゃんは、爪切りに対して、ほとんど不安や恐怖心がありません。手に触れられることが苦手なワンちゃんや、爪を切るときの衝撃が苦手なワンちゃんはいるかもしれませんが、病院で爪切りをされているワンちゃんの中に、鳴いたり、暴れたりする子はみられません。
もし、飼い主さんが爪切りに失敗してしまったことがあり、今は爪切りが苦手なワンちゃんも、病院で爪切りを受けるうち、“あ、痛くない。なんてことないや。”と、わかってくれると思います。爪切りが好きとまではいかなくても、平気にはなってくれるはずです。
2.滑らかな爪になる!
飼い主さん自身が爪切りをした後、ワンちゃんの爪の状態はいかがでしょうか。とがってしまったり、ガサガサになったりしてしまうことはありませんか?爪が割れてしまうこともあるかと思います。そうすると、抱っこするときなど、爪が肌に触れたときに痛いですよね。ひっかき傷になってしまうこともあります。
病院で爪切りをしてもらうと、爪が滑らかになり、肌に触れても全く痛くありません。爪の先を丸く滑らかに整えてあるからです。トリマーさんや獣医さんによっては、爪切りだけで、爪の先を丸く滑らかに切ることができる人もいます。爪切りで切った後、やすりなどで整えて、爪の先を丸く滑らかに整えてくれる人もいます。
3.病気の早期発見ができる!
病院で爪切りをしてもらっていたことで、飼い主さんでは気づくことができなかった、手足や皮膚の病気に気づいてもらうことができたケースがあります。手の指の間に癌が発見されたワンちゃんがいました。爪切りをしていた看護師さんが、ワンちゃんの指の間の皮膚に異変を感じ、検査したところ、皮膚の癌だったのです。早期発見だったため、適切な治療を受けることができ、完治し、元気に過ごしています。
被毛に覆われている犬の皮膚の異常や病院には、気づくことができない飼い主さんも多いです。ご紹介したケースのワンちゃんの場合、指の間の皮膚にほんのわずかな赤みがあったそうなのです。その赤みが、まさか癌だなんて、プロでなければ気づけないのではないでしょうか。病院で爪切りをしてもらっていなければ、悪化するまで発見されなかったかもしれません。
病院で爪切りをやってもらうときの費用
爪切りにかかる費用は病院によって異なります。税抜き500円から1000円が相場です。病院によっては、かかりつけである場合、予防薬を処方してもらうときに、爪切りを無料で行ってくれる病院もあるようです。爪切りだけではなく、体重測定や触診など、何かのついでに無料で行ってくれる獣医さんが多い印象です。
まとめ
犬の爪切りを病院でやってもらうメリットには、
- 爪切りが好きになる!
- 滑らかな爪になる!
- 病気の早期発見ができる!
などがあります。
爪切りのためだけに病院に行っても良いです。予防薬を処方してもらうついでや、何かのついでにお願いしても良いです。爪切りを自分でやるのが怖いという飼い主さんなら、なおさら病院で切ってもらった方が、愛犬のためにもなります。受付をするときに「今日は爪切りもお願いできますか?」と、気軽に尋ねてみてくださいね。