犬が人間の赤ちゃんを守る理由5つ
人間の赤ちゃんの世話をする姿がSNSなどでよく見られ、中には1日中ぴったりくっついて子守をする犬までいます。しかし、なぜ犬は人間の子供に優しくするのでしょうか。
犬は人間の子供をどう思っているのか?について迫り、優しく世話をする理由5つをご紹介いたします。
1.自分より小さいから
犬にとって自分より小さな赤ちゃんは、とても不思議な存在です。子犬であれば赤ちゃんの方が大きいですが、人間にしてはとっても小さくて飼い主さんのように話しかけてくることがないので、「何かが違う」と感じています。
赤ちゃんの動き方を見て、自分の弟や妹のように感じている犬もいるでしょう。ハイハイのやり方を横で実践的に教える犬までいるので、自然と「教えてあげたい」と感じているのかもしれません。
2.飼い主さんに褒められたいから
犬が子供の世話をする大きな理由が、優しく接すると「飼い主さんに褒められる」ことを知っているからです。飼い主さんが大切にしている存在であれば、攻撃してはいけないと学びます。
赤ちゃんならじっとそばで見つめ、幼児期になれば一緒に遊ぶことも自然と身に付いていきます。そして飼い主さんに褒められることで、子供に攻撃はしないでしょう。ただし、必ずしもそうとは限らないことを忘れてはいけません。
力加減がわからない子供に叩かれても、ジッと我慢する犬もいます。そんな場面が見られた場合は、しっかり犬を褒めたり、犬と2人きりの時間を作って愛情を与え続けたりすることで信頼関係が深まります。
3.赤ちゃんから乳の匂いがするから
生まれた赤ちゃんを犬に対面させたとき、人物を確かめるべく匂いを嗅ぐ姿が見られます。このとき赤ちゃんから母乳の匂いがすれば、「守るべき存在」と感じる犬も中にはいるのです。
全ての犬がそうだとは限りませんが母性が大きく働く犬もいるので、まるで自分の子犬を育てるように人間の赤ちゃんを守ろうとする犬も中には存在します。メス犬の方が世話をするイメージがありますが、オス犬でも「可愛い妹や弟」として可愛がる姿を見ることもできるでしょう。
4.泣いていて可哀想だから
犬にとって人間の泣き声も「小さな子供」と判断できる材料です。泣きやまない赤ちゃんの横で思わず遠吠えをして知らせる犬もいますが、犬は人間の悲しい気持ちに共鳴することもあるんだとか。
飼い主さんが泣き真似をして見せても心配そうな目で見つめてくる犬もいるように、子供が泣いていれば「可哀想」だと感じるみたいです。子供が飼い主さんに叱られているのを「いじめられている!」と勘違いをして歯向かう犬もいるほどなので、守りたい気持ちに駆られるようですね。
ただし、泣く子供に対して「ワンワン!」と吠える場合はヤキモチを妬いている可能性があります。
5.自分の家族だから
自分が住むスペースで暮らす子供に対して「家族だから」と感じている犬もいます。家族だから守るのが当たり前という気持ちになっていれば、危なっかしく動く子供の横にぴったりくっ付いて離れない行動も見られるでしょう。
群れで生活する本能を持つ犬としても、家族の一員と認めた以上守る責任のようなものを感じています。頼りがいある家族としてぜひ見守ってもらいましょう。子供を優しく見てくれたらしっかり褒めてあげてください。
まとめ
子供と一緒に暮らす犬は、時には遊び相手になり、時には世話を焼くこともあります。ですが、全ての犬がそうとは限らず、決して親が目を離さないようにしましょう。また、犬も子供のように飼い主さんに甘えたいと思っていることも忘れないでくださいね。