チワワの多頭飼いについて
チワワは縄張り意識が強く、独占欲もそれなりにある犬種です。しかし、仲良しになればストレスもなく多頭飼いも十分にできるでしょう。
ただ、チワワの多頭飼いに関しての注意点と言いますか、チワワを多頭飼いする際に飼い主さんに知っておいてほしいことっていうのは結構あったりします。
ただやみくもにチワワの多頭飼いをしたい!という気持ちだけが先行してしまい、その結果として犬同士の関係性が悪いものになってしまったり、飼い主さんの行動によってチワワのストレスになってしまうことだってあります。
チワワの多頭飼いをするうえで知っておいてほしいこと、多頭飼い時の犬の相性や飼い方の注意点などをまとめましたので、ぜひ一度目を通してみてください。
チワワは多頭飼いに向いているのでしょうか?
現在、二頭の「チワワ」を飼っている私は多頭飼いに向いている!と思いますよ♪
愛おしさも楽しさも倍増中の多頭飼いをしてチワワの面倒をみています。
では、なぜ「チワワ」が「多頭飼い」に向いていると思っているのかについて【理由】を挙げてみましょう。
【理由1】チワワはしつけがしやすい
「チワワ」は頭が良いので「しつけ」がしやすい犬種です。単にしつけがしやすいだけではなく、賢いということは様々な面でメリットを生んでいますよね。この賢さがあるからこそ、チワワは多頭飼いに向いていると私は思いますし、飼い主である私とチワワ達の関係性、チワワ同士の関係性も非常に有意義なものになっています。
【理由2】小型なので「移動」がしやすい
「チワワ」は他の犬種に比べとても小さな犬なので「お散歩」(排泄物の処理も楽)「移動」がしやすい!チワワなら二匹いても全く苦にはなりませんよ。
- 犬用バッグに入れれば無理なく電車やバスに乗れる
- 病院に連れて行きやすい
- 二頭一緒にだって連れて行かれる(抱きあげられる)
【理由3】小さいため食事の量が少ない
- 「食費」があまりかからない
- ドッグフードを購入しても大きな荷物にならない
大型犬などになってくると、食費も結構かかってしまいますよね…。もしかしたら、生活の質を下げなければ飼っていけないなんてことも無くはありません。
しかし、チワワの多頭飼いの場合は食費が大きくかさむことはよっぽどでない限りありません!生活費が少量で済むというのは、多頭飼いをする際にとても気になるところなので、チワワは多頭飼いに適していると思いますよ♪
【理由4】小型犬ならではの飼育・お世話のしやすさ
チワワを飼う前、以前飼っていた他の犬種と比べ特に感じている事は、
- 毎日ともなる「お散歩帰りの足洗い」が本当に楽で負担軽減になっている
- 「チワワ」は小さいので「お手入れ」が楽!
(例えば、毛のカット・シャンプー・ドライヤー・ブラッシング・爪切りがやりやすく、時間があまりかからないなど)
当然ながら「多頭飼い」は「お手入れ」「飼育」が2倍以上になりますが、他の犬種に比べると負担にならずに出来ます。
それに、後から来た後輩犬は先にいる先住犬(先輩犬)の真似をするので覚える事が早く「後輩犬のしつけ」は先住犬より楽です!
【理由5】愛犬との生活がさらに満喫できる!
「多頭飼い」では、一頭一頭のそれぞれの個性の良さを味わうことができます、また、先住犬の新たな一面を発見したりすることも多々ありますよ!レジャーや旅行などの楽しみ方も増え、素敵な思い出も重なっていくことでしょう。もちろん、癒し効果も2倍以上!!温かな気持ちで溢れます。
以上の理由から「チワワ」は「多頭飼い」に向いていると思います。
チワワの多頭飼いの注意点
では、実際に「多頭飼い」した際は、どのような事に注意すれば良いのでしょうか?
- 1.「先住犬」と「後輩犬」の関係から見る注意点
- 2.「チワワ」の体の特徴からの注意点
の順でご紹介します。
1.「先住犬」と「後輩犬」の関係から見る注意点
犬は元々群れで生活する生き物で上下関係の厳しい世界にいます。
「先住犬」は先輩犬となり、後から来た犬は「後輩犬」の関係となります。
犬は上下関係の中で、犬同士「ルール」を教え合います。
「先住犬」はしっかりしたお姉さん、お兄さんになろうとリーダーシップをとりますし、「後輩犬」は先住犬の真似をしながら、しっかりついていこうとします。
また、今まで飼い主の愛情を独り占めしてきた「先住犬」にとって「後輩犬」はライバルにもなり、人間の兄弟に似て、やきもちをやくことも、すねることもいじけることもあります。
以上の事から見えてくる「注意点」は
- 「先住犬」が問題行動をしていたら「後輩犬」もそれを真似してしまう
- 「先住犬」が「後輩犬」にやきもちをやきストレスを抱え、いたずらやケンカをするようになる
などです。
問題時の対処法
- 「先住犬」をしっかり「しつけ」してあげることが大切です。
- 後輩犬を迎え入れたら「先住犬」にいつも以上に愛情をたっぷりかけ、たくさん褒めてあげて下さい。(犬が抱いている飼い主への信頼も守ってあげ、犬が快適に過ごせるようにする)
先輩犬としての立場を大切にしてあげ、なるべくなら何をするにも「先住犬」を最初にしてあげて下さい。
続けていくことで、犬同士が自然と良い関係になり、お互いに刺激し合うので良い事も吸収し合います。
監修ドッグトレーナーによる補足
先住犬と後輩犬の関係は、色々なパターンが存在します。例えば、先住犬が後輩犬をいじめたり、または後輩犬が先住犬を威圧するなど・・・。
初めからとても仲が良いこともあれば距離が縮まらずギスギスした関係のままだったりと、それぞれのパターンで対処法は異なります。
前は上手くいったから大丈夫だと高を括らず、難しい場合はドッグトレーナーなど専門家に頼ってみましょう。
2.「チワワ」の体の特徴からの注意点
「チワワ」の頭
チワワは「アップルヘッド」と呼ばれる丸い頭部をしています。
まれにその頭のてっぺんが少しくぼんでいるチワワがいますが、このくぼみ=「モレラ」は、頭蓋骨が完全に接合していない弱い部分です。
ですので、頭部への強い衝撃が無いよう、犬同士に激しい衝突をさせない注意が必要です。
我が家の一頭もモレラがありますが、日常生活に支障はありません。
「チワワ」の骨
デリケートで骨折しやすく、膝の関節を脱臼傾向があります。
高いところからジャンプさせないように注意して下さい。
我が家の一頭も、幼い頃自分の出来る事が分かっておらず、先住犬(お姉ちゃん)の真似をして一度脱臼した事がありました。
まとめ
「チワワ」は、基本的に好奇心旺盛で活発!自意識が高い面があります。
様々な事に対して積極的に行動しますので「しつけ」や「トレーニング」では、飲み込みの早さを感じます。
また、出来ない事を悔しがる負けん気も垣間見られるので「上達」も早いです。
そこに、先にご紹介した「お手入れの楽さ」を加えると「チワワ」の多頭飼いは、他の犬種に比べ負担が少なく、家族が増える楽しみ♪の方がより大きいと感じています。
我が家の場合、後輩犬の弟は、先住犬のお姉ちゃんを見て「リードの付け方」「お風呂の入り方」「車の乗り方」「したらいけないこと」などを覚えました。
また、しっかり者できれい好きのお姉ちゃん(先住犬)は、自分だけでなく弟(後輩犬)の「排泄」を教えに来てくれるのですが、今では弟も自ら教えに来てくれるようになりました。弟はお姉ちゃんから教えて貰って出来た割合が非常に高いです。
ユーザーのコメント
20代 女性 小夏
二匹目のわんちゃんを飼うなら5歳離れたわんちゃんがいい!とか言われていますが、そのくらい離れた落ち着きのあるわんちゃんなら新しいわんちゃんが来ても先住犬は優しく接してくれるかもしれませんね!
しつけもしやすく、食費もかわいい金額なので、多頭飼いはしやすいと思います。
30代 女性 もこじ
30代 女性 TIKI
40代 女性 かえで
後から来た犬は、子犬ではなく、成犬だったので最初のトイレの場所のトレーニングだけですみました。あとは、仲良くしてくれるかでしたが、まずは、距離をあけ対面させました!
すると臭いをかいで挨拶したがったので、引き合わせてみました。すると仲良く遊びだしましたのでしばらく、様子を見ていました。
ごはんやおやつも取り合わずに平和だしお散歩も別々に行っていたのが一緒に行けるようになったりと、変化がありました。
多頭飼いがよかったなぁとおもったことは、年老いた時に寂しくなくて、仲良くしていたときによかったなと痛感いたしました。
女性 ボールが好き
女性 ミミ