犬が夜になっても寝ない、ウロウロする原因とは?対処法についても

犬が夜になっても寝ない、ウロウロする原因とは?対処法についても

愛犬が夜になってもなかなか寝ないでお困り方に、睡眠不足の危険性・原因、対処法をご紹介します。犬の睡眠に悩んでいる方はここで紹介する対処法を実践して、睡眠の改善に役立ててください。

犬の睡眠について

犬 睡眠

愛犬がなかなか寝てくれないとお困りの方もいらっしゃるでしょう。睡眠は人間だけでなく、犬にとってもとても大切な役割を果たしています。

うまく睡眠を取れないと、意識がはっきりしなくて危険な目にあったり、心身共に異常が起こる危険性が。ここでは、犬が寝ないと具体的にどのような危険性があるのかをご紹介します。

睡眠不足が引き起こす犬の体への影響

睡眠には、疲れた体を回復させる重要な役割があります。もちろん犬にとっても睡眠は重要で、睡眠不足ですと体に悪い影響を与えてしまいます。

例えば、睡眠不足により精神的なダメージを受けて元気がなくなり、食事を取れなくなる危険性など。そうなると、普段の生活がままならない状態になってしまいます。

身体に与える悪影響として、免疫力の低下により様々な病気につながるリスクも考えられます。ですので、睡眠不足はなるべく避けたい習慣です。

犬に必要な1日の睡眠時間

犬(成犬)にとって必要とされている1日の睡眠時間は12時間〜15時間とされており睡眠サイクルは、体が眠って脳が起きている「レム睡眠」、体と脳が眠っている「ノンレム睡眠」からなります。

人間の睡眠と同様に、この2つの睡眠サイクルを繰り返しています。また、犬は基本的によく眠る生き物です。もちろん、体の大きさや年齢によっても睡眠時間は変わってきます。

トイプードルなどの小型、中型犬より体格が大きい大型犬の方が睡眠時間が多いとされています。なぜなら、大型犬が動くためには、たくさんのエネルギーと回復が必要なので長い睡眠が必要になるんです。

一方で、子犬や老犬は1日のほとんどの時間を寝て過ごします。残念ながら、犬種によっての睡眠時間の違いはまだはっきりとした研究結果がでていないため不明です。

犬が寝ないでウロウロしている時の原因は?

犬が寝ないでウロウロする原因はライフステージによっても変化します。子犬と老犬では抱える問題や体力が大きく差があり、ウロウロ動き回る理由も異なります。ここでは犬の各ライフステージで考えられる犬が徘徊する理由を解説していきます。

子犬が寝ない時の原因

子犬が寝ない原因として、運動時間や飼い主との触れ合いが不足している可能性があります。子犬は体力が有り余っている遊び盛りの時期です。しっかり遊ばせてあげないと、体力が余って夜中にはしゃぎ始めるかもしれません。

また、子犬期は甘えん坊な子も多いため、飼い主との触れ合う時間が少ないと、かまってほしくて寝ずにアピールする子もいます。一緒に遊んであげる回数と時間を意識する、いつもと違った散歩をする、知育おもちゃで頭も体も疲れさせてあげるなどの工夫をするとぐっすり眠ってくれます。

成犬が寝ない時の原因

成犬が寝ないときの原因として、空腹を感じている可能性が挙げられます。健康的な成犬であれば、食事頻度は基本的に1日1〜2回です。食事を取った時間によっては、既に食べ物が消化され、夜間に空腹を感じる子もいます。

この場合は、食事の回数を変えることで空腹を抑えてあげることが効果的です。1日あたりの食事量は変えずに食事の回数を分けてみてください。食事頻度が1日1回の子は、空腹を感じやすいので、まずは2回に増やすことから始めましょう。

他の理由として、寝床の環境や睡眠姿勢に不満がある可能性も挙げられます。例えば、寝床の騒音や気温が気になる、犬用ベッドやクッションなどが気に入っていないなどです。 犬は人間よりも聴覚が優れているため、寝床が騒がしい場所に近いと気になって眠れていない子もいます。気温が安定していないと熱すぎる・寒すぎるなどの不安を抱えているかもしれません。ベッドやクッションに満足がいっていない子には、買い替えてお気に入りのグッズを見つけてあげる必要があります。

老犬が寝ない時の原因

老犬が寝ない原因として「脳腫瘍」の可能性が疑われます。犬の脳腫瘍は、どの年代でも発生しうる病気ですが特に高齢期に多く見られます。初期の段階で目立った症状は現れにくく発見が遅れることも少なくありません。老犬が寝ない以外にも歩行に違和感はないか、痙攣していないかも併せてチェックしましょう。

脳腫瘍以外にも、突然けいれん発作を引き起こす「てんかん」や後述する「認知症」も老犬が寝ない原因として考えられます。いずれにせよ、老犬が寝ないと気付いたら早いタイミングで動物病院に相談されることを推奨します。

犬が寝ない原因とは?

犬 寝ない

犬がなかなか寝てくれないのには理由があります。睡眠時間を取れず健康被害を起こす前に、まずは寝ない原因を探っていきましょう。

不安・恐怖・興奮などの精神的なストレス

私たち人間も不安定な精神状態ですと寝つきが悪くなることがありますが、それと同様に犬も不安・恐怖・興奮など精神的なストレスで眠れない可能性も。

主に、飼い主と離れることにより不安が高まる「分離不安」、引っ越しや旅行などで普段と違う環境に晒されたことによる「恐怖・興奮」などが原因だと考えられます。

特に子犬を迎えたばかりであれば、母犬などの家族と離れてしまった不安を抱えている場合もあります。この際は、なるべく安心して休める寝床環境を整えてあげてください。

ですが、普段から愛犬に構いすぎている、甘やかしすぎていると、分離不安を起こすので注意してください。普段と違う環境だったり、新しい経験をしたときに、夜になっても激しい興奮状態が続いている場合があります。

このようなときは、静かで落ち着きそうな場所で一緒に寝てあげると気分を落ち着かせてあげることができます。

ケガの痛みや病気による体調不良

ケガや病気によって生じた体調不良から眠れていない可能性があります。寝床やクッションを変えたり、いろいろな方法を試してもなかなか寝ない場合は、ケガや病気を疑ってください。

ケガによって痛みを抱えていたり、病気で痛みや痒みを感じているのかもしれません。睡眠の様子があまり改善されない場合は、すぐに病院へ連れて行ってあげてください。

犬が寝ない時の注意点

犬 寝ない

犬が寝ない理由の中には、病気など健康のリスクを伴っている可能性も考えられるため、注意深く様子をみてあげてください。犬が寝ない時の注意点として、これから紹介する以下のリスクが考えられます。

早期に受診すべき危険な症状ではないか確認する

  • ハアハアと荒い呼吸をしている
  • 体に触れると痛そうにキャンと鳴く
  • 激しく震えて食欲や元気がない

犬が寝ない原因として、上のような症状が見られるときはすぐに病院を受診してください。

ハアハアと荒い呼吸が日常的に続くときは、肺炎などの病気を患っている危険性が。辛そうにしている様子でしたら、すぐに病院で診てもらいましょう。

また、体に触れると痛そうにキャンと鳴いたらケガをしているのかもしれません。軽く触ってあげたり体をチェックして、何度も鳴くようであれば病院で診てもらう必要があります。

激しく震えて元気がないときは、脳腫瘍やてんかんの発作が出ている可能性があります。無理矢理、震えを止めたりせずに、落ち着いて病院へ連れて行きましょう。

老犬の場合は認知症の兆候ではないか疑う

老犬の場合、認知症の症状によって眠れていない可能性を疑ってみてください。

認知症の症状は以下の通りです。

  • 元気がない
  • 目的がなくウロウロ徘徊する
  • 睡眠サイクルが不安定になっている
  • 激しく吠えるようになる、夜鳴きをする

歳をとって睡眠サイクルに障害を起こしている可能性が考えられます。認知症でうまく睡眠が取れないと犬自身に負担がかかります。不安な場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。

犬が寝ない時の対処法

犬 睡眠

愛犬が毎晩きちんと眠ってくれないと、飼い主さんも気になって一緒に寝不足になってしまうこともありますよね。ここでは、犬が寝ない時の対処法を紹介するので、ぜひ一緒に試して睡眠の確保を目指してください。

犬が安心できる睡眠環境になるよう見直す

犬が寝ない理由は、不安などの精神的なストレスを抱えていることが多くあげられます。まずは、安心して眠れる睡眠環境を整えてあげましょう。

犬にとって、暗くて静かな場所が落ち着いて眠れる環境です。特に子犬のうちですと、ケージに入れて眠らせるのはかわいそうに思えるかもしれません。

ですが、犬にも自分のスペースとして落ち着ける場所は必要になります。初めはかわいそうに感じるかもしれませんが、優しく見守ってあげることで徐々に慣れてきますので我慢してそっとしてあげましょう。

運動の仕方や食事のタイミングを変更する

なかなか寝てくれないときは、運動や食事を見直してみましょう。運動不足で眠れていないときは、散歩時間を伸ばしたり回数を増やしたりしてください。

犬種や体格、その犬自身によっても適切な運動量は変わってきますので一緒に散歩している中で様子を伺ってみましょう。散歩中に地面のニオイを嗅ぐことで頭を使う良い機会になります。

新しい場所で散歩をしていろんな刺激に触れることで、ほどよく疲れてぐっすり眠ってくれる可能性もあります。また、運動とは別に、空腹で眠れていないときは食事のタイミングや回数を変更してください。

1日の食事量を変えずに、食事回数を増やすのがおすすめです。

サプリメントや睡眠薬を使って眠れるように改善する

老犬を介護するときに、サプリメントや睡眠薬を使って睡眠を安定させる方法があります。しかし、睡眠薬を使うのはあくまでも最終手段。

睡眠薬は、動物病院で処方され医師の指示のもと使用します。全く眠ってくれず、夜鳴きが絶えない、飼い主も寝不足で近所迷惑の危険性があるなどお困りのときは、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。

薬を飲ませるのはかわいそうだと感じる方もいるでしょう。しかし、睡眠不足は体に様々な悪影響を及ぼします。歳をとったのが原因で眠ってくれないときは、病院で相談してみるのもひとつの方法です。

まとめ

犬 睡眠

犬が夜に寝ないのには、様々な原因が考えられます。睡眠不足は、身体的・精神的に悪い影響を及ぼすので、まずは安心して眠れる環境づくりが必要になってきます。

もちろん、犬種や年齢によっても寝てくれない理由は異なります。子犬は自分で眠れるようにあまり構いすぎないようにし、健康的な成犬であればストレスを抱えていないか、運動不足や空腹でないか様子をみてあげましょう。

老犬は、最後の選択として病院で睡眠薬を処方してもらう方法もあります。どの場合でも、ケガや病気で体調不良を訴えているときは必ず病院を受診しましょう。

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