犬のストレスサイン
犬にも心がある
犬と運命的な出会いをして飼うようになった飼い主さんが多いと思います。初めての犬との生活は戸惑うばかりかもしれません。少しずつ慣れていけば良いのです。
しかし、ストレスサインだけは見逃さないように気をつけましょう。犬にも心があるので、嫌なことをされると嫌な思いをします。それが積もって、ストレスに変わってしまいます。人間と同じように、ストレスは溜めない方が良いです。
適度にストレスを解消させてあげることが大切です。そのためにも、早めにストレスサインに気が付いてあげましょう。普段と少しでも違う行動をしている時は要注意です。
必死にサインで訴えている
犬は、人間と違って話すことができません。人間は、自由に話すことができるため、自分の気持ちをストレートに伝えることができます。
犬にはそれができないため、サインで飼い主さんに訴えます。飼い主さんしか頼る人がいません。自分の気持ちを伝えるために、訴えているのです。その訴えに早めに気が付いてあげましょう。飼い主さんの前でストレスサインを出すことが多いです。
愛犬をじっと見ていると、サインを早めに気付いてあげられます。飼い主さんも仕事などで忙しい時があります。犬は、そういうことも理解しています。
そのため、飼い主さんと触れ合いをしている時にストレスサインを出します。忙しい時は無理をせずに、時間がある時にたくさん触れ合うことが大切です。
ストレスサインの種類
足を噛む
犬は、ストレスを感じると自分の足を噛むことがあります。むしゃくしゃした気持ちを足を噛むことで解消しているのかもしれません。
我が家の犬にも、そういうことがあって最初は「可愛いな」とのん気に思っていましたが、それがストレスサインということに気が付いてからは気を付けるようにしています。
可愛いと思う行動も、ストレスサインということもあるため、普段と違う行動をしていたら要注意です。
ご飯を食べなくなる
人間は、悩みを抱えていると食欲が無くなります。ストレスが原因で、「ご飯を食べよう」という気にもなりません。
それは、犬も同じです。何か悩みがあると、食欲が無くなります。いきなりご飯を全く食べないということは少ないかもしれませんが、少しずつご飯の量が減ってきます。
それを調べるために、毎日ご飯の量をチェックする必要があります。少しでも食べる量が減っていたら、それはストレスサインかもしれません。何が悩みなのかを考えてみることが大切です。
体調を崩す
ストレスが溜まって、体調を崩すことがあります。病院に連れて行っても、「病気からではない」と言われると混乱してしまいます。家族の一員である愛犬には、いつも元気でいてもらいたいです。
それなのに、体調が悪いとなると可哀想です。少しでも早く良くなってもらいたいです。
体調を崩すということがストレスサインということを理解し、それを解消させてあげるように頑張りましょう。愛犬のストレスを解消させてあげられるのは、飼い主さんです。
ストレスが解消されることによって、また元気になります。難しく考えずに、飼い主さんにできることをしましょう。
吠え続ける
犬は、吠えるものです。お話することができない代わりに、吠えることができます。その中にも、良く吠える犬やあまり吠えない犬がいるでしょう。
犬にも個性があるため、それぞれです。それがストレスが溜まると、吠え続けることが多くなります。
「最近とても吠えるな」と思ったら、それはストレスサインなのかもしれません。犬を怒るのではなく、寄り添いましょう。
飼い主さんに寄り添ってもらうと、犬は安心します。逆に怒ってしまうと、ストレスがさらに大きくなってしまいます。
ストレスの原因
飼い主さんがかまってくれない
仕事などが忙しいと、なかなかかまってあげることができません。「かまってあげたい」という気持ちはあっても、忙しいと時間が取れません。そうすると、犬は我慢をしてしまいます。
飼い主さんに迷惑をかけていけないと心を閉ざします。それがストレスサインとして出てしまうのです。かまってくれないと寂しくなります。
犬にとって、飼い主さんは全てです。「大好きな飼い主さんといっぱい遊びたい」といつも思っています。
とはいえ、仕事をしていると忙しくなってしまうことは仕方が無いことです。
しかし、ずっと仕事をしていると疲れてしまいます。そんな時は愛犬と遊びましょう。
気分転換になりますし、心が癒されます。そうすると、犬も飼い主さんもストレスが溜まりません。
知らない人に会うと、混乱する
家に飼い主さんのお友達が来ている時、犬が吠え続けていることありませんか?私の犬は、お友達に吠え続けます。
小さい頃は平気でしたが、大きくなると吠えるようになりました。私は吠える度に怒っていましたが、ある時愛犬の気持ちを考えてみました。
それは、愛犬のストレスサインでした。自分に置き代えて考えてみたら、気持ちがよく分かりました。
いきなり知らない人が自分の家に入ってきたら混乱します。いくら飼い主さんが説明をしても、なかなか理解することができません。
そのため、混乱して吠え続けてしまいます。そのことが分かってからは、愛犬を怒ることを止めました。
犬の立場になって考えることが大切です。お友達が家に来る時は、他の部屋に移動するなど工夫が必要です。愛犬を混乱させないようにしましょう。
ストレスを解消する方法
思いっきり遊ぶ
ストレスを溜めないようにするために、休みの日は公園で思いっきり遊びましょう。それが、気分転換になります。特に室内犬は、ずっと家にいることによって、どんどんストレスが溜まってしまうことがあります。
ストレスサインは、もしかしたら「お出掛けしたいよ」って訴えているのかもしれません。いつもの散歩で外に出ているかもしれませんが、少し長い間外にいることも大切なのです。犬のはしゃいでいる姿を見ると嬉しくなる飼い主さんも多いでしょう。
愛犬のために思いっきり遊んでいるつもりが、気が付いたら自分自身も元気になっているということがあります。可愛い愛犬と一緒に遊んでいると、楽しくて疲れていたことも忘れてしまいます。
それが、犬のすごい力です。平日は仕事などで愛犬となかなか遊べない時こそ、休みの日は思いっきり遊ぶようにしましょう。そうすれば、ストレスが解消されて元気いっぱいになります。
最後にたくさん触れ合う
犬にとって、飼い主さんが体を触ってくれることは嬉しいことです。飼い主さんの前に来て、お腹を見せる犬も多いでしょう。それは「触って触って」と言っているのです。優しく触ってあげると満足します。いくら忙しくても、触れ合うことは忘れないようにしましょう。
愛犬を触ることは、時間が無くてもできるはずです。「いってきます」と「ただいま」の時に触ることを習慣にすると、犬も喜びます。しかし、触ることすらしなかったら、それがどんどんストレスになってしまいます。
それをストレスサインを通して訴えてきます。その大切な訴えに早く気付きましょう。「最近あまり愛犬を触ってないな」と思ったら、たくさん触ってあげましょう。
ギューっと抱っこしてあげると犬も安心します。触れ合うことは簡単ですが、知らず間にそれが無くなってしまいます。
犬にとって悲しいことなので、毎日触れ合うようにしましょう。それがストレスを溜めないコツです。
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50代以上 女性 しば