柴犬のケージの必要性
柴犬の飼育では、様々な理由からケージが必要だと考えられています。柴犬は古くから狩猟犬として活躍し、穴ぐらを寝床として生活していました。
そのため、穴ぐらと同じような役割を果たす屋根で囲われているケージは、保守的で防衛本能が高い柴犬を安心させることができると言われています。
また、留守中にケージを使用することで、柴犬が危険な場所に行ったりいたずらをしたりするのを防ぐ効果も期待できます。来客がある時も、ケージがあると対応がしやすくなって便利ですね。
柴犬のケージの選び方
大きさ
柴犬には、大きめの中型犬用のケージがおすすめです。柴犬の子犬は半年ほどで成犬と同じサイズになると言われているので、迎え入れる際は、ケージ内を行き来できるくらいゆとりのある大きさのものを選びましょう。
また、ケージを選ぶときは、寝床とトイレを一緒にするかによって大きさを考えるとよいかもしれません。
柴犬は寝床でトイレや食事をすることを避ける習性があるので、寝床用のケージとは別にトイレ用のケージを用意し、できるだけ離して配置できることが理想です。
ケージを2つ用意することが難しい場合は、大きめのケージを用意して寝床とトイレを離す、ケージ内を仕切りなどで区切る、ケージの外にトイレを置くなどしてレイアウトを工夫してください。
高さ
柴犬のケージの選び方では、高さもポイントになります。柴犬は体力があり運動能力も高いので、ケージは高さがあり屋根がついているものを選びます。屋根の取り外しが可能なケージの場合は、屋根をロックするなどして柴犬がケージを飛び越えてしまわないように注意しましょう。
素材
犬用のケージには、大きく分けてスチール製と木製の2種類があります。木製のものは柴犬がかじってボロボロにしてしまうことが考えられるため、丈夫なスチール製のものを選ぶとよいでしょう。
柴犬におすすめのケージ3選
ペットケージ 折りたたみ
工具不要で簡単に組み立てができるスチール製のケージです。出入口が2つあり、様々な場所に配置しやすくなっています。折り畳み式で取っ手もついているため、収納や車移動、旅行にも便利です。
サイズはM、L、XL、XXLの4種類で、飼い犬の大きさや部屋のスペースなどによって好みのサイズを選べます。Lサイズ(中型犬用)の商品ページでは参考サイズとして柴犬の写真が掲載されているので、参考にするとよいかもしれません。
アドメイト ヴィラフォートサークル
2つのスペースに分けられる仕切りがついたケージです。寝床とトイレの場所を分けることができトイレトレーもついているので、トイレの掃除が簡単に行えます。屋根はスペースごとに開閉と脱着が可能で、ロックパーツを使うと柴犬が外へ飛び出すことを防げます。
ケージのスペースは最小限にしたいけれど、寝床とトイレのスペースは分けたいという飼い主さんにおすすめです。
Globee ペットフェンス 24枚セット
メッシュパネルを自分で組み合わせて作る、珍しいタイプのケージです。長方形や正方形、L字型などの好きな形、好きな大きさに組み立てることができ、ドアパネルも都合のよい場所に取り付けることが可能です。
屋根をつけてケージとして使用する他、屋根をつけず高めに組み立ててサークルとして利用する、トイレ用のケージを別に作るということも可能です。
柴犬の成長や運動量に合わせてサイズを調整できたり、部屋のレイアウトに合った大きさや形にしたりできるところが便利ですね。
柴犬を迎える際のケージ以外の準備
- 飲み水ボトル
- フードボウル
- ドッグフード
- おもちゃ
- ブラシ
- 首輪、リード
- トイレトレー、ペットシーツ
- ブランケット、バスタオル
柴犬を迎え入れる際は、ケージ以外に上記のようなものが必要になります。飲み水を与えるグッズは、自立型、またはケージに取り付けるボトルタイプのものを使うと便利です。室内遊び用のおもちゃや、被毛をケアするためのブラシも用意しておくとよいでしょう。
体力がある柴犬には毎日1時間以上の散歩が必要になるので、散歩用の首輪やハーネス、リードは必需品です。その他、トイレ用のトレーやシーツ、寝床用のブランケットやバスタオルを準備しておきましょう。
柴犬の室内での飼い方
皮膚疾患が多い柴犬は、生活環境を清潔に保つことが飼い方のポイントになります。ケージ内のトイレや寝床の敷物をこまめに取り換える、食べこぼしや粗相はすぐに拭き取るなどして、病気を予防しましょう。
柴犬は短毛で抜け毛が多い犬種で特に換毛期には多くの毛が抜けるため、皮膚病を予防するためにもこまめにブラッシングをしてあげてください。
また、柴犬は多くの運動量を必要とします。雨の日などで散歩に行けないときは、室内遊びをしてコミュニケーションを取りながら運動させるようにしましょう。
まとめ
ケージは柴犬に安心させる環境を用意し、きちんとしつけをするためにも必要なグッズだと言えるでしょう。
様々なサイズや高さのものが販売されているので、柴犬の大きさや運動能力、部屋のレイアウトなどに合わせて、飼い犬にあったケージを選ぶことができるとよいですね。
柴犬は抜け毛が多く皮膚疾患にかかりやすいため、迎え入れる際には衛生環境が保てるグッズもあわせて準備しておきましょう。