マルチーズをカットする頻度はどのくらい?
カットする頻度
- 月に1回程度
マルチーズは放っておくと、毛が伸びて絡まりやすくなりますので、定期的なカットが必要です。マルチーズのカットの目安ですが、月に1回程度がいいでしょう。
マルチーズの被毛はシングルコートで、季節によって生え変わることがありません。そのため、気温の変化に弱く、日本の夏の高温多湿は苦手です。涼しく過ごせるようにも時々カットしてあげる必要があります。
ただし、あまり短くカットし過ぎると、直射日光の影響を受けたり、虫に刺されやすくなりますので注意が必要です。
乾燥した冬場も、静電気で汚れがつきやすくなったり、毛玉ができやすくなりますので、寒い時期も定期的にカットしてあげましょう。シャンプーは、カットの合間に行います。
子犬の場合、ワクチンプログラム終了後2週間~1ヶ月後にカットすることができます。それまでは、ブラッシングでケアしてあげて下さいね。
マルチーズのカット方法
トリミングサロンでカットしてもらう
マルチーズは、被毛の長さを生かして、色んなスタイルを楽しむことができます。思い通りにマルチーズのカットをするには、素人では難しいものです。
マルチーズのカットはプロのトリマーさんにお任せすれば、簡単で間違いがありません。料金は地域によって違いますが、全身をカットしてもらうとシャンプー込みで5000円~1万円程度。6000円前後が相場です。所要時間はシャンプーとカットで2~3時間ほどです。
自宅でカットする
カットの頻度の高いマルチーズ。月に1回トリミングサロンでカットしてもらうだけでも費用がかかります。1ヶ月の間には、毛が伸びて気になる部分も出てきますが、その度にサロンに行くのは、時間的にも大変ですよね。マルチーズにとっても負担になります。
トリマーさんのようなカットをすることは難しいですが、顏や足など体の一部のカットなら自宅でも可能です。衛生面も考慮して、時々飼い主がカットしてあげるといいでしょう。ボディのカットは難しいので、プロにお任せすることをおすすめします。
マルチーズのカットスタイル集
テディベアカット
マルチーズの定番カットのひとつで、ぬいぐるみのような可愛いスタイルです。マルチーズをどんなカットスタイルにするか迷ったら、テディベアカットがおすすめです。テディベアカットはマルチーズの顏周りを丸くするスタイルですが、同じテディベアカットでも、耳の毛や口の毛の長さによって印象が変わります。
パピーカット
毛をすいているので、マルチーズがふわふわな印象になります。可愛らしい子犬のような仕上がりになるカットです。毛の長さを残しているので、絡まないよう、こまめにブラッシングする必要があります。
サマーカット
マルチーズを全体的に短めにカットします。顔は丸くカットし、耳周りは耳の形に添って三角形にします。すっきりとした涼し気な印象なだけでなく、ブラッシングも楽になります。夏場や洋服を着せたい場合におすすめです。男の子のマルチーズにも向いています。ただ、あまり短くカットしてしまうと、肌のピンク色が透けて見えてしまいますので注意しましょう。サロンでは2~3cm程度にハサミでカットしてもらうのがおすすめです。
エレガントカット
マルチーズの耳や足の毛は長くしておき、ボディの被毛を短くカットするスタイルです。顏周りは丸くカットします。上品な印象になり、女の子のマルチーズにおすすめのカットです。
ライオンカット
首周りの毛を長めにし、ボディの毛は短めにカットします。ライオンのたてがみのように見えるので、ライオンカットと呼ばれます。すっきりしたスタイルで、夏場のマルチーズにおすすめです。
フルコートスタイル
被毛を床に着くほど長く伸ばした伝統的なスタイルで、本来のマルチーズの姿です。フルコートは毎日のお手入れが大変ですが、長く伸びた純白の毛はとても美しく、頭頂の長い毛(トップノット)にリボンを結ぶと可愛らしくなります。長く伸びた毛が温かいので冬場にはおすすめ。ドッグショーに出るマルチーズは、このスタイルです。
マルチーズを自宅でカットする方法
必要な道具
- ブラシ
- コーム
- バリカン
- カットバサミ
- スキバサミ
顔のカット方法
マルチーズの顏周りのカットは特に重要です。目の周りの被毛が長いと、目やにが出たり、涙やけで変色してしまいます。耳周りも毛が伸びていると、通気性が悪くなり、外耳炎になりやすいです。
頻繁にカットサロンにつれていかなくても、顏周りなら自宅でカットしてあげることが可能です。
顏の毛をカットする際は、顔が動かないよう下顎をしっかりと押さえます。顎の下からカットを始めて、飼い主とマルチーズともにカットに慣れてきたら、耳周りへと移動しましょう。
カットする部分に、ハサミの下の刃を当て、下の刃は動かさず、親指を使って上の刃を動かしてカットします。顏周りをカットする際は、目に刃が当たらないよう十分注意して下さい。
短くしてしまえば、カットの頻度が減りますが、あまり短くし過ぎるのもマルチーズの毛質を変えてしまいますので、おすすめできません。自宅でのカットの頻度は2週間に1度程度が理想です。
足のカット方法
テーブルの上など、高さのある場所の方がカットしやすいです。滑り止めを敷いておくと、安心ですね。
飼い主はマルチーズのお腹の辺りを脇で抱えるようにします。まず、脛の辺りをそっと持ち上げてから、手を滑らせて足先をつかみます。こうすることで、マルチーズが落ち着いてカットさせてくれます。
つかんだ足を後ろへ持ち上げます。足裏は、指を広げ、ブラシで毛を立たせながら毛先をカットしていきましょう。指と指の間の毛も、かき出してカットします。
足裏に毛が残っていると、マルチーズが床の上で滑ることがありますので丁寧にカットして下さい。その後、テーブルに足を着かせて、足の指にコームを当て、飛び出る毛をカットしていきます。
足裏は、バリカンでカットし、残った部分をハサミで整えるカットの方法もあります。
おしりの周りの毛も、伸びていると匂いや汚れの原因になりますから、定期的にカットしてあげて下さいね。おしり周りはバリカンを使い、しっぽを持ち上げてカットします。
まとめ
白く光沢のある毛並みが美しいマルチーズ。そのスタイルを保つには、日々のケアが大切です。毎日のブラッシングに加えて、月に1回程度サロンでカットしてあげて下さい。顏や足などの自宅でのマルチーズのカットは2週間に1度程度が目安です。
マルチーズのカットには様々なスタイルがあります。性別や季節、着せたい洋服などに合わせて、その時々にあったスタイルを楽しんで下さいね。
ユーザーのコメント
30代 女性 Chappy
ビックリしました。ヨークシャーテリアに負けてないくらいキレイな毛並み。
わたあめカットの子も最近よく見かけるようになりました♪お散歩中、頭を振って撫でたときフワッフワで本当にわたあめみたいでした♪
20代 女性 こなつ
綺麗な真っ白の毛を伸ばして…でも3本のブラシとバリカンを使い分ける…大変そうですね…
毎日のブラッシングは結構なわんちゃんが必要なお手入れですが…
でもやっぱりたいへんですよね…飼い主さんとわんちゃんのスキンシップにもなりますから欠かさずにしたいですね!
50代以上 女性 ハニコ
40代 女性 グーグルぽち
お気に入りはわたあめカットですが、ショードッグに出てきそうなイメージですね。
そして維持するには、必ずお手入れが必要になります。
よく爪切りが苦手な子が多いと聞きます。犬は前足を触られることを嫌がるとの理由で、後足から先に爪を切るとよいそうです。そのときに、飼い主さんが声を掛けてあげると犬は落ち着きます。
また一番恐れているのが、爪の血管を切ってしまわないかだと思います。これは一度で爪を血管のあたりまで切ろうとはせず、少しずつ切ることで解決できます。切っていくうちに湿ったような感じがしたら、そこで爪を切るのは終わりにします。犬の爪は先端へ行くほど乾いていて、血管に向かうほど湿っているのです。
私の通う獣医さんによると、現代の犬はコンクリートの道路を歩いてるため、爪は自然に擦れてそれほど伸びないそうです。そのため、人間用の爪ヤスリで十分とのことです。もしあまり爪が伸びていないようなら、恐怖心を与えない爪やすりがおすすめです。
日常のケアを犬との触れ合いの時間として、飼い主さんも一緒に楽しめるといいですね。
女性 colo
その犬種のもつ毛質を最大限魅せることができるので、我が家のシーズーもフルコートにしています。
何よりも大変なのは毛玉ですね。首の周り、足の付け根付近、耳周りなど、できやすい場所はある程度限られています。ですが、このできやすい部分は梳かしにくい場所でもあります。可能な限り短時間で仕上げる必要があります。
マルチーズもシングルコートなので、ダブルコートの犬種に比べたらだいぶ梳かしやすい方だと思います。ですが柔らかく毛が細いので一度絡まってしまうと梳かすのは容易ではありません。出来る限りこまめに、絡まり防止のスプレーをしながらのブラッシングで解消しやすくなります。
マルチーズは白い毛色なので、涙やけや足元、お尻周りの汚れがとても気になりますよね。短くカットしてしまえば、お手入れも楽になります。衛生的にも良いので個性的なカットもいいですね。
わたあめカットはビションフリーゼのようですね。毛量はそんなに多いわけではないので、マルチーズがこのカットをすると、もっとぺしゃっとした丸になると思います。
老犬になると毛量も減ってしまいます。若いうちにフルコートから個性的なカットまで、様々なスタイルを楽しんでおくのもいいと思いますよ。
女性 ゴン吉
わたあめカットはユニークですね!マルチーズでもこんなに広がるものなんですね。