①犬の本能
ワンちゃんには家具や家具以外にも入れそうな所があったら潜る習性があります。それは、外敵から身を隠したり、落ち着いて餌を食べたり寝たりするための生まれもった本能です。
そのため、お部屋でワンちゃんを放し飼いにしている場合はワンちゃんが行きそうな所に危ないもの、大事なものを置かないようにしたらワンちゃんも安全に気に入ったところを見つけて潜ったり隠れたりするかもしれません。
②安心するから
上にも書きましたが、ワンちゃんは家具の下のような暗く狭いスペースを好みます。特に言われているのが、ベッドや机の下などです。また、中には家具以外にも飼い主さんの腕や脚の間なども好んで潜り込んでくるワンちゃんもいます。ワンちゃんは寝るときや休憩するときに身体の一部分をどこかに密着させることによって安心すると言われています。
そのため、暗くて狭くて身体を密着させられる場所として、家具の下に潜り込んだり飼い主さんの身体の間にいることでリラックスしているのだと思われます。
③怖いから隠れている
突然の物音や、苦手だと感じることに直面したときに恐怖心からワンちゃんが逃げる場所として、家具の下に潜って隠れることがあります。
ワンちゃんはかつて野生で暮らしていたときに隠れる場所として、自分で掘った穴や草花の茂みなどに隠れていました。おそらくその時の名残りからとっさに恐怖を感じたときに隠れるのだと思います。また、ワンちゃんがイタズラをしたときに飼い主さんが怒ってワンちゃんに注意したときもワンちゃんは隠れる場所として家具の下などに逃げることもあります。
もし怒って逃げた場合、飼い主さんがそこからワンちゃんを無理矢理引っ張り出すなどの手段に出るのはやめてあげてください。ワンちゃんは無理矢理引っ張られたという行為にも怖さを感じてしまい、余計に混乱させてしまう恐れがあるからです。
ワンちゃんが隠れたと言うのは怒られたことを理解した上での行動であるとも言えるので、そういうときはワンちゃんが出てくるまで待ってあげて、同じことをしたときにまた注意することが大切です。
④○○する場所に決めてしまったから
ワンちゃんを飼い始めてトイレをするときにやたら家具の下にしていた場合、そこをトイレだと認識してしまい出したいときに潜っている場合もあります。またトイレ以外にも、おやつをあげたときにワンちゃんがそのおやつをくわえ家具の下に行く場合もそこがおやつを食べる場所と認識している可能性もあります。
結局はワンちゃんが安心できる場所と認識しているからこその行動だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
犬が家具の下に潜る心理の例として、
- 犬の本能
- 安心するから
- 怖いから隠れている
- ○○する場所に決めてしまったから
の4つを紹介しました。
ワンちゃんが家具の下に潜り込むというのは可愛い面もありますし、それは本能からの表れです。
ワンちゃんの習性も理解した上で、潜りそうな場所には危険な物や大切な物は置かず、潜って欲しくない場所なら潜らないように飼い主さんも一工夫したり、潜ってはいけない場所だとしっかり伝え理解してもらうことが大切です。
