チワワの大きさや体重の推移は?飼い方、性格についても解説

チワワの大きさや体重の推移は?飼い方、性格についても解説

チワワの大きさについて知りたい方もいるのではないでしょうか。チワワと言えば飼いやすい大きさの犬として人気がある犬種ですが、どのくらいの大きさに成長するのか、種類によっても大きさに違いがあるのか、気になりますよね。今回は、成犬になったときの大きさや体重など、性格や飼い方を含めて詳しくご紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

チワワの大きさや種類による違い

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成犬時の体高

チワワの成犬時の体高は12~20cm程で、世界で最も小さな犬として有名です。小型犬の中でも小さい部類に入るため、超小型犬とも言われています。

チワワの大きさは親からの遺伝や骨格の大きさによって異なりますので、個体によっても違いがあるようです。

種類による大きさの違い

チワワは被毛の長さによって「ロングコートチワワ」と「スムースコートチワワ」の2種類に分かれますが、体の大きさに違いはありません。

体型の違い

またチワワは体型からも「ドワーフタイプ」と「ハイオンタイプ」の2つに分かれるようです。

「ドワーフタイプ」は体高よりも胴体が長いため、コロコロとしたかわいい印象があり、手足が短いという特徴があります。「ハイオンタイプ」は胴体より体高の方が長く、スラリと手足が長いのが特徴です。

体型のタイプによって、大きさにはほとんど違いがありませんが、ドワーフタイプのチワワの方が、がっしりとしている分、大きく見える傾向があります。

他の小型犬との比較

チワワの大きさを、他の小型犬種と比べてみましょう。

チワワと同じく超小型犬と言われるポメラニアンは、体高が18~22cmとチワワとほぼ同じ大きさです。パピヨンの体高は20~28cmのため、パピヨンと比較するとチワワの方が小さいことがわかります。

トイプードルも小さいイメージがありますが、体高は24~28cmと、チワワと比べると一回り大きいようです。ただし、トイプードルの中でも「ティーカッププードル」は体高23cm以下の個体を指すため、チワワとほぼ同じ大きさと言えます。

チワワの平均体重や月齢の推移

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生まれたてのチワワは体重が100g程度しかなく、成人男性の手のひらに乗せても余るくらいの大きさです。

子犬期の中でも生後3ヶ月までは最も成長する期間で、出生時の約6倍まで体重が増加しますが、その後は成長が緩やかになり、生後1年で成犬の体重とほぼ同じになります。詳しい体重推移は表を参考にしてください。

生後体重
数日100g
3ヶ月650g
6ヶ月1600g
9ヶ月2200g
1年2500g

チワワの成犬期の平均体重は1. 5~3kgと言われています。小玉スイカと同じくらいの重さです。

チワワの大きさに合わせた飼い方

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環境

チワワは寒暖の差に非常に弱い犬種のため、室内飼育が必須です。ケージやサークルなど、犬が安心してくつろげる場所を用意しましょう。

ケージを選ぶ際は、チワワの大きさに合ったものを選ぶようにしてください。チワワは寒さに弱いため、毛布やベッドをサークル内に入れてあげるなど工夫をしてあげましょう。

運動

チワワにとって適度な運動はとても大切です。小型犬のため散歩は必要ないと言われることもありますが、チワワは活発な犬種なので、ストレス発散のためにも外へ連れて行ってあげましょう。

チワワの大きさに適した運動量としては、1日1~2回、15分程度の散歩が目安となります。

外出の際は、首輪やハーネスが必要となりますが、体が小さいチワワの場合、大きさが合っていないと首輪が抜けたり、ハーネスからすり抜けたりといったこともあり得るようです。

愛犬の大きさに合ったものをきちんと選ぶようにしましょう。

お手入れ

チワワには定期的なブラッシングが必要です。ロングコートチワワもスムースコートチワワも被毛を清潔に保ち、皮膚病を予防するためにもブラッシングや定期的なシャンプーは欠かせません。

トリミングサロンでシャンプーやグルーミングをする場合、ロングコートチワワの方が料金は高くなるようです。またチワワの大きさによっても料金が異なる場合があります。

迎える方法

チワワを家族として迎えるには、ブリーダーやペットショップからという方法と、里親になるという方法があります。

チワワは毛色が豊富で、白、黒、赤などの単色から、ブラックタンやチョコタン、トライカラーやフォーンカラーなどさまざまです。

中でもチョコタンやブルータン、マールなどの珍しい毛色のチワワは、他の毛色に比べると割高で販売されています。

大きさによっても値段の相場が変動するようで、小さいほど高価な傾向があります。成犬時の大きさは親犬のサイズを参考にするとよいでしょう。

ブリーダーは、親犬の毛色や大きさから生まれてくる子犬の特徴を予想して予約を受け付けていますので、直接問い合わせてみてください。

チワワの大きさと性格について

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明るく甘え上手

チワワは明るくとても活発な性格です。体の大きさの割に、はつらつとしていて元気に動き回ります。甘えん坊な一面を持ち、飼い主へ愛情を求めるタイプです。

チワワはとても寂しがり屋なので、長時間の留守番には向いていません。飼い主と共に行動することに安心と喜びを感じる犬種ですので、なるべく長い時間を一緒に過ごせる方におすすめです。

保守的で怖がり

愛情深く飼い主に忠実なチワワは、家族とそれ以外の人を区別して接するような保守的な性格をしています。

警戒心が非常に強く、勇敢だとも言われていますが、それは怖がりな性格の表れだとも言われているようです。体の大きさに反し吠える声は大きいため、吠え癖がつくと大変だとも言われています。

チワワの大きさに関するよくある質問

「チワワは最大どれくらいのサイズになるの?」や「大きさは何ヶ月で決まるの?」など、ここではチワワの大きさに関する気になる質問と回答をまとめています。ぜひ参考にしてください。

チワワの最大サイズは?

チワワは小型犬でとても飼育しやすいサイズの犬種です。一般的にはチワワは手足が細く頭が大きめ。体高のサイズ感には個体差がありますが、チワワのなかでも大きく育つ場合、最大の体高は20cm程度にもなります。

ジャパンケンネルクラブの定義によると、チワワの体高は特に考慮されておらず、体重だけが厳格に考慮されています。

チワワの大きさは何ヶ月で決まる?

チワワは一般的に9ヶ月~12ヶ月で成犬になります。個体や飼育環境にもよりますが特に早く成長する場合は7ヶ月程で成犬になることもあります。チワワの大きさは成犬時に確定しますが、成犬時は体高12~20㎝程度ほどです。成犬時の体高に幅があるので、成長が終わったと思っても、まだ大きくなることがあります。最大12ヶ月・体高20㎝ぐらいを目安で考えておくとよいでしょう。

チワワの理想体重は?

チワワは先ほども説明したように、体高よりも体重で「チワワの標準」というものを規定されています。この規定はドッグショーでも用いられるもので、チワワの理想体重は1.5~3kgと決められています。

ドッグショーにチワワとして参加する場合は、誤差も認められていますが、500g未満・3㎏以上は失格となるようです。理想体重のチワワなら、サッと楽に片腕で抱きかかえられる程度の重さだと言えます。

大きくなるチワワの特徴は?

チワワの大きさは遺伝や生まれ持った骨格によって異なり、大きく成長する個体もいます。中には体重が5kg以上にも成長するチワワも存在し、「でかチワワ」という愛称で親しまれているようです。

チワワを迎え入れる際には、親犬のサイズを参考にしてみてください。

太りすぎは病気の原因にもなるので注意してください。

まとめ

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子犬期のチワワはとても小さく、手のひらに収まるくらいのサイズですが、成犬時の大きさもとても小さいことがわかりました。体高が約20cmなので、500mlのペットボトルとほぼ同じ高さです。

チワワは甘えん坊で保守的な性格であるため、飼い主さんにはとてもなつきますが、知らない人にはこわがって吠えがちです。吠え癖がつかないように、日々愛情のあるしつけがポイントです。

また、チワワは成犬になるまで成長しつづけますが、それでも体高が20cmになる程度の小ささです。ただし、チワワを規定しているサイズは「体高」ではなく「体重」だけで、理想体重は1.5~3kgとされています。

遺伝的要素がないのであれば、理想体重の上限3kgを超えないように体重管理をすることが健康維持の秘訣です。チワワは常に飼い主に愛情を求めるタイプなので、飼い始めたときの愛情を忘れず、いつまでも変わらず可愛がってください。

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