柴犬の上手な抱っこの仕方
柴犬の抱っこの仕方① 体を撫でる
柴犬に寄り添い、まずは体を撫でてあげましょう。飼い主さんがいきなり抱っこの姿勢に入ると柴犬は警戒してしまいます。スキンシップをとりながら、柴犬の警戒心を取り除いてあげることから始めます。
柴犬の抱っこの仕方② お腹の下に片手を入れる
柴犬が落ち着いていることを確認したら「抱っこ」と声を掛けながら、ゆっくりと片手を柴犬のお腹の下に入れましょう。 反対の手は、柴犬の尻尾の上辺りを軽く抑えるように添えます。
柴犬の抱っこの仕方③ 反対の手でお尻を支える
お腹の下に入れた手で柴犬の胸の当たりを抱えます。しっぽ側の手は柴犬の体を撫でながら移動して、お尻を包むように抱えます。お尻を抱えてあげることで抱っこされる柴犬の不安が軽減します。
柴犬の抱っこの仕方④ 体をゆっくり起こして立ち上がる
柴犬を両手で抱えたら、飼い主さんは膝をついたまま体を起こします。柴犬を自分の体に引き寄せて、包つような抱っこ姿勢を保ちながらゆっくりと立ち上がりましょう。いきなり立ち上がると柴犬がびっくりしてしまうので気をつけてください。
柴犬が抱っこを嫌がる時のポイント
抱っこに良い印象を持たせる
抱っこが嫌いな柴犬には「抱っこされるといいことがある」ということを覚えさせましょう。家の中などで抱っこを繰り返し、下ろすたびにご褒美のおやつを与えてほめてあげると、柴犬は抱っこを学習し徐々に嫌がらなくなります。また、抱っこをして柴犬の好きな場所に連れて行ってあげることも、抱っこに良い印象を持たせることができます。
抱っこの練習は柴犬が落ち着ける環境で
抱っこの練習は柴犬が落ち着ける場所でおこないましょう。柴犬は警戒心が強く、周囲の環境にも敏感です。初めての場所で抱っこをするとストレスにつながる可能性もあるので、柴犬が慣れている場所で練習してください。どうしても抱っこを嫌がる場合には、飼い主さんの膝の上に乗せる形から始めてみましょう。柴犬が慣れてきたら抱っこをして立ち上がれるようにしていきます。
触られることに抵抗をなくす
柴犬は自分に触れられることを嫌う習性があり、個体によっては触れられて怒る子もいます。普段から柴犬と積極的にスキンシップをとることで、触られることに慣れさせていきましょう。毎日ブラッシングをしながら体に触れることに慣れていけば、柴犬の抱っこに対する抵抗も薄れていくはずです。
飼い主がリーダーであることを認識させる
柴犬に飼い主さんがリーダーあることを認識させましょう。柴犬はリーダーに忠実に従う気質を持っています。飼い主さんとの信頼関係を築き指示に従うようしつけすることで、リーダーである飼い主さんの抱っこも受け入れられるように変化していきます。
柴犬を抱っこする時の注意点
興奮しているときは抱っこをしない
柴犬が興奮している時に抱っこをしようとすると、嚙みつかれることがあるので注意が必要です。柴犬が落ち着いていることを確認してから抱っこの体勢に入ってください。また、正面から抱き上げようとすると、恐怖心を抱き反射的に噛みついてくることもあります。飼い主さんは、抱っこをするとき立つ位置にも注意しましょう。
下ろし方に注意する
柴犬を下ろす時も、抱っこする時と同じように丁寧におこないましょう。下ろす時は、柴犬を抱きかかえたまま膝をついて姿勢を低くします。次に、柴犬の後ろ脚、前脚が床にきちんとついたことを確認してから手を離します。高い位置から飛び降りるようにして手を放してしまうと、柴犬の足を痛めてしまうので注意しましょう。
柴犬におすすめの抱っこ紐4選
柴犬を長時間抱っこする場合は、飼い主さんの体にも負担がかかるため、抱っこ紐も上手く活用できるといいですね。柴犬用の抱っこ紐は、基本的に中型犬用を選ぶとよいですが、個体によっては大型犬用が合うこともあります。ご家庭の柴犬に合うサイズをきちんと選んで安全に使用しましょう。
1. 【Blesiya 】ドッグスリング両肩ショルダー
柴犬を前向きに抱っこできる抱っこ紐です。肩ストラップが幅広なので、柴犬を抱っこした際の肩の負担が軽減されます。柴犬のお腹が触れる部分には通気性のあるメッシュ素材が用いられているので、暑い日も快適に過ごせます。全体は丈夫なキャンバス地で作られていて丸洗いも可能です。抱っこ紐の前面にはポケットが付いていて、散歩や旅行中の小物もすっきり収納することができるので便利です。
2. ドッグスリング
重さ10㎏までの中型犬に対応したドッグスリングです。特殊構造リングを使用しているため、抱っこ中も紐が滑らずしっかりと固定してくれます。長さの調整は無段階なので、飼い主さんの身長や状況に合わせることが可能です。スリング内には飛び出し防止のリードがついているほか、メッシュの巾着でスリング全体を覆うことができるので飛び出しや落下を防ぐことができます。外側にはポケットも付いていてペット用品や小物を入れておくことができます。
3. 【YuHaru】抱っこ紐 2wayタイプ
抱っこもおんぶもできる中型犬用2Wayリュック型抱っこ紐です。電車などでの移動時や荷物が多い時、家事の最中など、さまざまなシーンで活躍しそうです。肩パッドが付いているので、犬の重さによる肩の負担が軽減されます。肩紐の長さも調節可能なので、家庭内に1つあれば子供から大人まで家族で利用することができます。男性も女性でも使いやすい、おしゃれなデニム素材なのも人気の理由です。
4. 【4 Lazy Leg】ペットスリング
最大15kg以内の中型犬に対応しているスリングバッグです。10kg以上の犬に利用できる商品は珍しく、大きめの柴犬にも使用することができます。6cmの幅があるバックルと固定バンドが、愛犬の体重をしっかりと支えてくれるため安定感があります。バッグの縁の部分にはクッションが入っているため、柴犬が顔を出してアゴを乗せる姿勢も無理なくできそうです。素材はコットン100%で肌に優しく、手洗いができるので、清潔に使い続けられます。
まとめ
柴犬の抱っこの仕方について紹介しました。柴犬を抱っこ好きにさせるには時間がかかるかもしれませんが、いざという時に抱っこができるようにしておくことはとても大切です。
まずは、飼い主さんが抱っこを嫌がらない抱き方を意識し、柴犬の抱っこへの抵抗をなくしてあげられるよう工夫してみてください。