犬が一緒に寝てくれない…主な心理と対処法

犬が一緒に寝てくれない…主な心理と対処法

愛犬が一緒に寝てくれない。そんな悩みをもつ飼い主はいることでしょう。犬は眠りの邪魔になるものがあると一緒に寝たくない!と思う場合が多く、一緒に眠るためには居心地の良い環境にする必要があるといえますよ。

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一緒に寝てくれないときの犬の主な心理状態とは

ベッドで布団をかけてあくびをするチワワ

寝床の居心地が悪い

愛犬と一緒に眠りたいけれど、なかなか一緒のベッドで寝てくれない。そんなときは、寝床となるベッドの居心地が悪いと感じているのかもしれません。例えば、犬は人間よりも体温が高いので人間が心地良いと思っている気温や布団の温もりでも、犬にとっては「とても暑くて気持ちよく眠れない」と思うことがあります。

また、布団の寝心地が気に入らないとその場で寝ようとしない犬もいるそうですよ。寝床にこだわりをもつ犬は意外といるので、もしかするとあなたの愛犬が一緒に寝てくれない原因にもなっているかもしれませんね。

眠っているときによく触るから苦手

以前は愛犬が一緒に寝てくれていたのに、なぜか一緒に寝てくれなくなった。そういった場合は、愛犬が気持ちよく眠っているときに邪魔をしたことが原因となっている場合があります。私たち人間は眠ろうとしているときに、ずっと話かけられたり眠らないように邪魔をされたりすると、イライラしてしまうことってありますよね?犬も同じように眠たいときは邪魔されずに静かに寝たいと思っていることでしょう。

ですので、可愛いからといって寝ている愛犬を執拗にずっと触ったり話しかけたりしていると、愛犬から「落ち着いて眠れない」と思われてしまい、一緒に寝てくれなくなってしまう可能性があります。もし、一緒に寝ている愛犬を可愛がりたいときは眠りの妨げにならないように、優しく静かに撫でる程度にしましょう。そうすることで、愛犬は気持ちいいと感じながら眠ることができると思いますよ。

一緒に眠ることに不安を感じている

眠るときは無防備の状態になるので、犬はなるべく安心できる場所を寝床に選ぶそうです。ですので、愛犬が一緒に寝てくれないときは、一緒に眠ることに何かしらの不安を感じているのかもしれませんね。例えば、飼い主がよく叱ったり怒ったりしている場合、犬は「近くにいるとまた叱られるかもしれない」と思うようになって、飼い主の近くにいると常に不安を感じやすくなることがあるそうです。一緒にいて常に緊張する人とは、なるべく一緒に寝たくないと思うのは当然といえるのではないでしょうか。

また、飼い主に不安を感じていなくても寝床の周りに不安を感じるものがある可能性も考えられます。犬は大きな音や正体が分からない音を怖がりやすいので、ベッドの周辺から聞こえるエアコンのモーター音や家電製品の「ヴーーー」という、振動が混じった音を聞いて不安に感じてしまう犬はたくさんいることでしょう。

飼い主をリーダーと思っているから離れて眠る

犬は甘えたで常に飼い主の側にいたいと感じている。そんなイメージを持っている人はたくさんいると思いますが、実は犬が眠るときは飼い主と一緒に寝ないのが普通だそうです。なんでも犬の世界では大昔から自分よりも上の立場であるリーダーと眠るという習慣がないみたいですね。

ですので、愛犬がいつもちゃんということを聞いてくれているのに眠るときは別々という場合は、本当は大好きなあなたと一緒に眠りたいと思っていながらも、自分のリーダーなので「一緒に眠るのは恐れ多いです!」と遠慮をしているのかもしれませんね。

犬が一緒に寝てくれないときの対処法

一緒のベッドで犬にハグされて眠る子供

居心地の良い環境にする

愛犬と一緒に寝たいと思っているのでしたら、まずは愛犬にとって寝心地の良い環境にしてあげることが大切といえるでしょう。愛犬が心地良く眠れる気温を意識したり、愛犬好みの布団を用意したりすると、気軽に快適な環境を整えてあげることができますよ。

愛犬がエアコンのモーター音に不安を感じる場合は、エアコンを使わないようにするのも効果的だったりします。その際は毛布やクールマットなどを使って快適に過ごせるように温度の調節をしてあげましょう。

眠っているときはそっとしておく

寝ているときは誰だって邪魔されたくないものです。ですので、一緒に眠っているときはできる限りそっとしておいてあげましょう。「一緒に寝ても邪魔されないから安心して眠れる」そう思えることで、愛犬が毎日あなたと一緒に寝たいと感じるようになると思いますよ。もし、愛犬が眠っているときに可愛がりたいと思ったときは、先ほどお伝えしたように眠りの邪魔にならないように、静かに優しく撫でてあげる程度にしましょう。

無理やり一緒に寝ようとしない

愛犬と一緒に寝たいと思うあまり、つい無理やり自分のベッドまで抱っこして寝かせる、という人は少なからずいると思います。実は私も以前、その1人でした。結論を先にいいますと、無理やり一緒に寝かせても愛犬が落ち着かないと感じた場合は、嫌がって別の場所に移動して寝てしまいますので意味がありません。

さらには、何度も無理やり一緒に寝かせようとしていると、嫌われてしまったり愛犬に苦痛を与えてしまったりする原因になることがあるので要注意です。一緒に寝たい気持ちは分かりますが、愛犬が自分から一緒に寝に来るまで様子を見ることをおススメします。

まとめ

犬と顔を寄せ合って眠る子供

愛犬と一緒に寝たいと思っている飼い主はとてもたくさんいることと思います。一緒に眠るためには、不安を取り除き快適な寝床にしてあげることが大事といえそうですね。ただ、犬といつも一緒に寝ていると飼い主に依存しすぎたり、上下関係が崩れたりしてしまう原因になることがあるので、基本的に犬と一緒に寝るのはあまり良くないといわれています。

ですので、愛犬と一緒に寝たいと思っている場合は、ふだんの生活で愛犬が依存しすぎないように気をつける。主従関係が崩れてしまわないように接する。ということを心がけるようにしましょう。

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