犬が肌荒れしてしまう原因
犬が肌荒れしてしまう原因は様々で、その原因によって対処法も変わってきます。
まずは、犬が肌荒れしてしまう原因として考えられる原因をみていきましょう。
乾燥
犬の肌も人間と同じように、水分と皮脂のバランスを保つことで正常な肌でいることができます。
しかし、水分と皮脂のバランスが崩れてしまい、乾燥すると肌荒れを引き起こしてしまうのです。
また、乾燥することで単純にカサカサなる場合もあれば、皮脂の過剰分泌によってベタベタすることもあります。
アレルギー
アレルギーと一口に言ってもいろいろありますが、肌荒れを引き起こすアレルギーとしては、次のようなものが考えられます。
- ノミアレルギー
- 食物アレルギー
- アトピー
- ハウスダスト
シャンプー
シャンプーのすすぎ残しや合わないシャンプーを使う、逆にシャンプーをしなさすぎるなどが肌荒れを引き起こします。
犬の肌荒れに対して自宅でできる対処法
犬の肌荒れに気付いたら、できるだけ早めに対処してあげることをおすすめします。
では、考えられる原因ごとに家庭でできる対処法をお教えしましょう。
乾燥の対処法
まずは何より保湿をしてあげることです。肌が乾燥して肌荒れしているのであれば、肌を保湿してあげることできれいな肌を取り戻すことができます。
方法としては、洗い流さないトリートメントを使ってシャンプーをする日以外もケアしてあげることや、シャンプー自体をアミノ酸やセラミドなど、保湿系のシャンプーに変えてあげるといいですね。
もし洗い流さないトリートメントで肌を直接保湿するのであれば、ドライヤーは気にしなくてもいいですが、保湿系のシャンプーでケアをする場合は、必ずしっかりドライヤーで乾かしてください。どんなに保湿系のシャンプーを使ったとしても、シャンプー後のドライヤーが不十分だと逆に肌荒れを悪化させるので覚えておきましょう。
アレルギーの対処法
アレルギーの場合は、まず動物病院へ連れていくことが大事です。
アレルギーにも先述したように様々な種類がありますが、いったい何のアレルギーであるかは素人ではわかりません。
必ず診察を受けて適切な治療をしてもらうようにしましょう。
もしノミアレルギーやハウスダストであれば、アレルゲンとなるノミをノミ駆除予防薬で排除し、ハウスダストであれば犬生活環境を衛生的にします。
また、食事アレルギーであれば一般食からアレルギー処方食へ切り替えたり、アトピーなら薬が必要になったりすることも。
いずれにしても獣医師の判断と指示で動くようにしましょう。
シャンプーの対処法
シャンプーの際は時間をかけてじっくりしっかりと洗い流し、すすぎ残しのないようにしてあげてください。
また、使ったシャンプーが合っていない場合は、フケやかゆみが大体シャンプー後すぐに出るので、そうした場合はそのシャンプーは使わないようにしましょう。
その上で月に1回程度定期的にシャンプーを行い、皮膚を清潔な状態に保って肌荒れが起こらないようにするといいですね。
犬が肌荒れしてしまう原因は食事にもあり
原因のひとつとして食事アレルギーをピックアップしましたが、そうしたアレルギーではなく単純に食事の品質の問題で肌荒れになる場合もあります。
もちろん、どんなに高い食事でもその子の身体にとって合わないのであれば、肌荒れを起こしますし、合っているのであれば肌荒れを起こすこともありません。
しかし、いくら高い食事でも合う合わないが出るからといって、安い食事でもいいかというと実は違います。
ドッグフードの値段は原料の良し悪しがダイレクトに反映されますので、金額と使用されている原料のグレードや品質は比例すると考えましょう。
金額の安いフードは肌荒れを引き起こす可能性が、そうでないドッグフードに比べるとぐっと上がり、結果的に治療費など高くついてしまうので、まずは質の良い食事を前提にしましょう。
まとめ
犬が肌荒れしてしまう原因として、『乾燥』『アレルギー』『シャンプー』といった外的要因が主に考えられますが、時には食事の質が合わないせいで肌荒れを起こすこともあります。
しかし、何が原因で肌荒れを起こしているのかは素人目ではわからないため、まずは動物病院で診察を受けるようにしましょう。
その上で、保湿やアレルギーケアなど家庭でできるケアで対処するようにしてあげてくださいね。