チワワがかかりやすい病気について
今回はチワワがかかりやすい病気について、私なりに勉強してまとめてみました。知っていたものから知らないものまで、想像以上にたくさんあることにビックリです。
ご家庭でチワワを飼われている他の飼い主さんたちの、参考にしていただければと思います。
チワワは他の犬種と比較すると「超」がつくほどの小型犬に属しますので、それが原因になって発症してしまう病気や怪我も少なくはありません。普段の生活環境を少し整えてあげるだけで未然に防げる病気や怪我もあるので、チワワの健康を第一に考えた環境を作ってあげることが重要になってきます。
それでは、まずチワワがなりやすい病気を一覧で見てみましょう!
チワワがなりやすい病気の一覧
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 水頭症
- 尿路結石症
- 低血糖症
- 気管虚脱
- 僧房弁閉鎖不全症
- 肛門嚢炎
- 角膜炎(表層性角膜炎、深層性角膜炎、潰瘍性角膜炎)
- 結膜炎
- 流涙症
- チェリーアイ
- 外耳炎
このように、こんなにもチワワがかかりやすいとされる病気があるんですね。では、一つ一つの病気を原因や症状、治療方法や予防法などを細かく見ていきましょう。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
原因
後ろ足の膝のお皿(これを膝蓋骨という)が、ずれてしまったり、はずれてしまう病気です。小型犬に多いといわれている病気ですが、形成異常がある先天性のものと、打撲や、転落事故などをきっかけにおきる後天性のものがあります。
症状
膝蓋骨が内側にずれてしまい、膝から下の部分が内側に向いたまま足を動かすので、歩き方がおかしかったり、そのせいで散歩好きのわんちゃんが急に散歩を嫌がることもあります。
早期発見
一本の足を庇うように三本足で歩いたり、膝が腫れたり、スキップして歩いていたら、すぐに動物病院にいきましょう。
治療方法
程度にもよりますが、概ね手術をすることになります。先天性の場合は、遺伝する可能性がありますので繁殖するなら、そのリスクを分かった上で行ってください。また、子犬を迎える際は、ブリーダーさんなどから親犬の事も聞いておいた方がいいと思います。
予防法
床に敷物を敷くなど、膝に負担がかからないようにしたり、体重を管理し肥満にならないように心掛けましょう。
水頭症
原因
チワワの場合は、奇形による先天性のものが多い。脳脊髄液が頭蓋空内に大量に増えてしまい、脳の一部を圧迫することで発症します。
症状
麻痺、運動障害、食欲の異常、痴呆、視力低下、知覚障害。先天性の場合は、頭のてっぺんのくぼみ部分の骨が薄く、触ると穴が開いているように感じます。
尿路結石症
原因
膀胱、尿道、腎臓など、尿路と呼ばれる部分に結石ができる病気です。
症状
排尿時に痛みを感じたり、尿がでにくくなる。頻尿になり、力んでおしっこをしたり、血尿がでる場合もあります。
予防法
チワワは”シスチン尿石”ができやすい傾向にあるので、普段から十分な水分補給をするように気をつけましょう。
低血糖症
原因
食欲不振などで十分な食事を取ることができず、血中の糖分濃度が下がってしまうことで起こる病気です。
早期発見
子犬の時にかかると、ぐったりしたり、痙攣をおこしたり、最悪の場合そのまま亡くなることもあります。
予防法
栄養不足にならないようにする。体をひやさないようにする。下痢は早めに治療する。 空腹時におこりやすいので、食が細いチワワには、食事の間隔をあけすぎないようにしましょう。
治療法
低血糖の症状がある場合は血中の糖分濃度が上がるように、”砂糖水”や”ブドウ糖”を飲ませてあげましょう。
気管虚脱
原因
なんらかの原因で気管が変形することによって起こります。症状が進行すると呼吸困難になったり、体温調節がうまくいかなくなる犬特有の病気です。
症状
呼吸時や興奮時に、ガチョウの鳴き声のような”ガーガー”といった呼吸をします。
予防法
興奮をさけたり、肥満にならないよう気をつけましょう。首輪ではなくハーネス使用したり、特にチワワは暑さには気をつけてください。
僧房弁閉鎖不全症
原因
僧房弁の変形により、心臓で血液が一部逆流する病気です。
症状
症状がひどくなると、肺に水がたまる肺水腫を引き起こします。ゼーゼーと苦しそうな呼吸になり、症状は、夜から朝にかけてひどくなる傾向にあります。
治療法
治る病気ではないので診断が出た場合は投薬を続ける方が悪化のスピードは抑えられます。 できるだけ心臓に負担をかけないように適正体重を守る、急に興奮しないような生活をすることが望ましいでしょう。
肛門嚢炎
原因
肛門嚢に分泌液がたまり、化膿や炎症がおきる病気です。
早期発見
床に肛門をこすりつけたり、肛門をなめたりした時は、肛門になにか違和感を感じているので、肛門絞りをしてみましょう。
予防法
シャンプーのときに、肛門絞りをしておくといいでしょう。
角膜炎(表層性角膜炎、深層性角膜炎、潰瘍性角膜炎)
原因
チワワは目が大きく突出しているので、角膜炎を起こしやすい犬種です。目にはいった異物を取ろうとして目をこすったり、喧嘩やぶつかったりしてできた傷や、シャンプーなどの薬品が目に入った時や、ウイルス感染症などが原因でおきる病気です。
症状
まぶしがっていたり、目やにが多く出たりします。悪化すると痛みも伴います。
治療法
軽い場合は、専用の目薬で治療します。
早期発見
普段から、目をこすったり異物がはいってないか、また眼球や目の周りに傷がないか、赤くなっていないかを確認しましょう。
結膜炎
原因
角膜炎と似ていますが、目の周りの毛が入ったり、異物が入って結膜に炎症がおきる病気です。
症状
痛がっていたり、目が赤くなる、目やにが多くでるなどの症状があります。
治療方法
基本的には目薬での治療になります。目の周りの毛が原因であれば抜毛し、ひどくかゆがっていて、こすってしまうのであれば、エリザベスカラーを使用するとよいでしょう。
流涙症
原因
涙小管が詰まるなど、涙の行き場がなくなり、涙があふれてしまう病気です。
症状
常に涙があふれています。涙やけの原因にもなります。
予防法
目の周りは汚れやすいので、毎日きれいにふいてあげましょう。
常に、目の周りは清潔に!!
チェリーアイ
原因
外傷などにより瞬膜が炎症を起こして腫れあがります。その時腫れ上がった第三眼瞼腺が目頭から飛び出して見える(膨らんだ目頭がサクランボのように見える)ことからチェリーアイと呼ばれています。
症状
目頭が気になり気にしてこすったり、涙が出ます。
予防法
予防法はありません。
外耳炎
原因
外耳炎は耳の中で細菌やカビなどが繁殖し、感染・炎症を起こすことで発症します。褐色または、黄色い耳垢がたまります。
症状
耳をかゆがり、落ち着きがなくなります。
早期発見
後ろ足で、頻繁に耳をかくので、その時は、耳の状態を確認しましょう。
チワワがかかりやすい病気を把握し、予防に心がける
チワワは、足が細くて、目が丸々とでている犬種なので、独特の病気も多数あります。
ですが、飼い主が環境を整えてあげることで、それらの病気のリスクを下げることができると思います。 例えばソファーなどからの飛び降りや転落を防止できるようにしたり、フローリングに対しても、敷物を敷くなど対応するだけで、かなり効果はあると思います。
その場での違いは目に見えませんが、先々わかってくると思います。老犬になった時に、膝にも疾患がなく、目の病気もなく過ごせるといいですね!
我が家にも、チワワがいるので、ソファーなどの高さのあるものは使用せず、フローリングにはマットを敷いたりしています。
目の周り、歯茎、耳の中などの、グルーミングもしっかりとしています。自分でたくさんの知識を得る為に、”動物看護士”、”動物介護士”、”トリマー”などの資格を取得したり、取得するために勉強をしています。 もし資格が取得できたら、実際に他のわんちゃんとも触れ合って、いろんな犬種の特徴を学んでいきたいなぁと考えています。
大切な事は、”愛犬は飼い主が守るべき”です!
人間と違い、言葉の話せない犬は、自分がどんな状態で、どんな症状があるかということを飼い主に表現することができません。 犬自身が、病気を我慢をしてしまうという事もあると、耳にしたことがあります。 我慢をさせると、それがストレスにつながって、また違う病気を発症させてしまうこともありますので、早期発見ができるよう、毎日愛犬と楽しくすごしていってくださいね!毎日の愛犬の様子を飼い主がしっかり見ていくという、健康管理がとっても大切と、身に染みました。
予防できない病気もたくさんありますが、できることはできるだけしてあげたいと思います。 人間と違って寿命も短い、そんな彼らと一緒にいる時間を大切にして、健康で楽しい思い出をいっぱい作っていきたいものです。
終わりに
愛犬は、飼い主を心の底から信頼しているということを耳にしたことがあります。 飼い主が忙しくて相手をしてもらえなくても、わんちゃんは”ご主人様がそばにいるだけで幸せ”と思っているそうです。 また、愛犬は飼い主をしっかりみています。 それと同じように、私たち飼い主も愛犬をしっかり見てあげることが、どれだけ大切なことなのかを改めて考えてみてはいかがでしょうか。
我が家は3匹の多頭飼いですので、それぞれの犬種にあわせてしっかりと健康管理をし、愛情をいっぱい注ぎたいと思います。
最後の最後まで、笑っていられますように!いっぱい思い出を作って、その思い出や一緒に過ごした時間が、飼い主にとっても、愛犬にとっても、大切な宝物になりますように!
ユーザーのコメント
30代 女性 もこじ
40代 女性 RIRIKA
20代 女性 小夏
チワワに限らず小さいワンちゃんは気をつけていた方がいいです。
人間が誤って踏んでしまったり、少し高いところから飛んでしまったり…
フローリングの滑るところでわんぱくに遊んで…なんてある話ですから、チワワちゃんと一緒に生活するなら対策をしなくてはなりません!
50代以上 女性 匿名
40代 女性 幸せチワワ生活
心臓と歯は、こまめに、見てもらった方がいいです。
チワワちゃんを飼育される方は、循環器専門医がいらっしゃる動物病院を オススメしますね。
どのワンコちゃんでもデンタルケアは、後悔先に立たずです、
40代 女性 モニママ
母はエコーで弁膜症とわかりました。娘も母と同じようなしつこい咳をするようになり、最後は酸素テントをレンタルしていました。
息子は急性の肺水腫であっという間に逝ってしまいました。
チワワは心疾患が多いと聞きますね。
20代 女性 動物love
興奮しないように毎度毎度、気を使います
特にご飯の時が…
40代 女性 かえで
毎日、お散歩かかさずに楽しみに行っていましたが、老犬だったので適度な運動にしておきました‼
まだ、犬を飼うのに慣れていなかったので、絨毯をしいていなくて、ある日いつもどうりに、椅子から降りるときに着地に失敗し、膝蓋骨脱臼になってしまいました。
激しく痛がり、獣医さんに走りました‼すぐに手術をしていただきました。
リハビリも頑張りなんとか足を引きずりぎみですが走れるようになりました‼
老犬でしたが、なんとか寝たきりにならずにすみました‼
すぐに絨毯をしいて椅子などから降りるときはきをつけて目を光らせるようにしました。
いまは、たくさんのわんちゃんやねこちゃんを飼うことで注意することなどが身に付きましたが、あの頃は慣れなくて申し訳なかったなと反省しています‼
40代 女性 まかぶらあろたる
わが家にも3匹小型犬がいますが、そのうちの2匹がチワワです。1匹は4歳の2キロ、もう1匹は6ヶ月の900gと、かなり小さい目の子たちばかりです。
別の1匹はミックス犬で(ポメキー:ポメラニアン×ヨークシャーテリア)、4歳の3.8キロです。
ミックスの子が体重が1番大きいということもあるかもしれませんが、やはりいっしょに過ごしているとチワワのデリケートさが浮き彫りになります。
わが家のチワワたちは、ありがたいことに2匹とも健康で、これまで大きな病気にかかったこともなく、またアレルギーや先天的な障害も今のところはありません。
ただ、圧倒的に暑さ寒さに弱いと感じます。特に寒さには無理ですね。ブルブルガタガタ震えるので、真冬には散歩に連れ出してもなかなか散歩そのものを楽しめない様子です。
またミックスの子と同じように抱っこをしてみても、チワワの方が身体が柔らかいような気がします。クニャッとしていて、ちょっと猫っぽいような感じです。つまり、関節などが他犬種に比べて緩い目ということなんだと思います。
これらは私の主観的にこれまでに感じてきたことですが、この記事を読む限りでは、あながち間違いではないように思いました。ある程度自分なりに勉強してきたこともあるので、もちろん高いところの登り降りや、フローリング対策などは迎え入れた時からしてはいます。
それでも防ぎきれないことが、やはりデリケートな側面をもつ犬種である以上、いつでも覚悟しておかなければならないと考えています。最小限にとどめてあげられるよう、飼い主として細心の注意を今後もしっかりしていこうと考えています。
女性 ツナ
チェリーアイだったり、すぐに目に傷がついてしまったり。かゆかったり痛かったりすると、床やクッションなどにこすりつけてしまうため、ますます症状が悪化してしまいます。
うちでは獣医さんにもらった目薬を常備して、定期的に目のケアをするようにしています。
40代 女性 プリンママ
20代 女性 てと
女性 ペコ