犬が観葉植物を食べてしまう原因とは?危険性から対策まで

【獣医師監修】犬が観葉植物を食べてしまう原因とは?危険性から対策まで

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私たちにとって身近な観葉植物のなかには、犬にとって有毒となるものがあるのをご存知でしょうか?犬が有毒な植物を食べないようにするには植物を食べる原因を知ることが大切です。原因を知ると対策ができますよ。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬が植物を食べてしまう原因とは?

部屋に飾られた植物と子犬

草を食べる理由ははっきりとされていない部分も多くありますが、考えられている原因は以下の通りです。

お腹が気持ち悪い

犬は胃が気持ち悪いと感じていたりお腹に異常があったりすると、草を食べようとすることがあると考えられています。何でも、植物を食べることでお腹の気持ち悪さを治そうとしているのだとか。

私の愛犬も、新しいドッグフードに切り替えたときや身体に合わないオヤツを食べたときに、草を食べることがありました。
そんなときは同時に嘔吐したり下痢をしたりすることが多く、草を食べて一生懸命自分で体調を治そうとしていたのだと思います。
また、誤飲したものを吐き出そうとして植物を食べることもあるそうですよ。

栄養が足りてないと感じている?

犬は栄養が足りないと感じていると、栄養を補うために草を食べることがあるそうです。
現在のドッグフードは栄養がバランスよく入っているので、あまり過敏になる必要はないと思います。
しかし、ドッグフードにはそれぞれの特徴やバランスの配合があり、ずっと同じものを与えていると栄養が偏ってしまうことが時々あったりするので、愛犬が草を食べる場合は少し注意した方がよさそうですね。

ストレスを感じている

ストレスを溜め込んでしまうと草や観葉植物を食べる、という犬も中にはいるそうです。
ストレスが溜まってしまうとなぜ草を食べるのか、その理由は犬に直接聞かないとハッキリと分かりません。
おそらく、ムシャクシャしてイタズラをしたくなったり、何かを噛むことでストレスを解消したりしたいと思っているのかもしれませんね。

好奇心で食べてしまう

好奇心旺盛な性格の犬や何でも食べたがる犬は、「これ食べられるのかな?」と思いながら、草や観葉植物を食べることがあります。
中には、草の感触が好きでハムハムする犬もいるそうですよ。
また、犬が日頃の生活を退屈に感じていると、暇つぶしをするためにイタズラをしたり、オモチャの代わりに観葉植物を食べながら遊んだりすることだってあるようですね。

犬にとって有毒となる植物の危険性

窓辺に置かれた植物と座るパピヨン

犬にとって有毒となる危険性

身近に存在する植物の中には犬にとって危険なものがある、ということを知らない飼い主は意外とたくさんいると思います。
中には、愛犬の生活しているスペースにたくさん観葉植物を置いている人もいることでしょう。私たち人間にとってとても身近で有名な植物が、犬にとって有毒となる植物だったということは結構あるので気をつけましょう。

例えば、犬にとって有毒となる観葉植物はポトスやセローム、アロエ、モンステラ、アイビー、ユリ科の植物などがあります。他にも有毒となる植物は数多く存在しますよ。

もし、犬が有毒となる植物を食べて中毒を起こしてしまうと嘔吐や下痢、よだれが出て泡を吹く、口が腫れる、呼吸困難、痙攣など様々な症状が出てしまいます。
酷い場合は、命を亡くしてしまうこともあるそうです。
命に関わるほど危険なので、愛犬が植物を食べてしまってから何か様子がおかしいと感じたときは、すぐ病院に連れて行くようにしましょう。

犬が植物を食べないように対策しよう

フローリングに伏せる犬

犬にとって有毒な植物は置かない

一番の対策法は何といっても、犬にとって有毒となる植物を置かないこと。
極端な話これだけで問題を解決することができます。
ただ、中には植物を置くのが好きな人もいると思います。
もし愛犬の生活スペースに植物を置きたいというのでしたら、犬にとって無害な植物だけを置くようにしましょう。
例えば、観葉植物だとパキラやピレア、サクララン、ボストンタマシダなどは犬にとって無害となるそうですよ。

犬の届かない場所に置く

犬にとって無害となる観葉植物だからといって、犬がたくさん食べるのはなるべく避けるべきことだと思います。
ですので、植物は愛犬の届かない場所に置いて楽しむようにしましょう。
万が一、犬にとって有毒な植物を間違っておいていたとしても、あらかじめ届かない場所に置いておくことで、愛犬が食べる危険を取り除くことができますよ。

愛犬の食事を見直す

愛犬の生活するスペース以外の場所でも、有毒な植物を食べてしまう機会ってあると思います。
犬は体の調子が悪いときに草を食べる傾向にあるので、愛犬ができる限り植物を食べないようにするには、毎日の健康維持や食事が大切といえるでしょう。

バランスの取れた栄養のあるドッグフードを食べさせていても、ずっと同じものばかり与えていると時々栄養が偏ってしまうことがあります。
ですので、何種類かのドッグフードを定期的にローテーションして与えることも一つの方法です。

また、犬によって相性の良い食材が異なるので、愛犬の体に合った食材と相性の悪い食材を知っておくと、ドッグフードをスムーズに選ぶことができるようになりますよ。
例えば、私の愛犬は小麦の入っているドッグフードやオヤツを食べると体調を崩したり、草を食べることが多いので麦系の食材が入っていないドッグフードを与えたりするようにしています。

愛犬の体に合った食べ物を与えることで、結果的に植物を食べる機会を減らすことができるので、危険を回避することができますよ。

ストレスを溜めないようにしてあげる

ストレスが原因で植物を食べてしまうという犬は少なからずいます。
ストレスが溜まった状態になっていると、植物を食べるだけでなく犬に様々な悪影響を及ぼしてしまうので、ストレスを溜めないようにしてあげましょう。

もし、ストレスが溜まっているのかな?と感じたときは、愛犬とのんびり開放的な場所に出かけたり、一緒に遊んであげたりして、ストレスを発散させてあげてください。
また、愛犬とのスキンシップの時間を増やすだけでも、ストレスを解消させてあげることができると思いますよ。

まとめ

部屋に置かれた植物の横で伏せをする犬

犬は様々な理由で植物を食べることがあります。
ときには犬にとって有毒な観葉植物と知らずにパクっと食べるなんてことも。

犬が中毒症状を起こしてからでは遅いので、あらかじめ対策を取っておくことがとても大切となります。
もし、愛犬の生活する環境に植物がある場合は、犬にとって有毒な植物かどうか調べるようにしましょう。

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