犬の体を温めるメリット
免疫力を高めることができる
犬の体を温めることで免疫力を高めることができます。免疫力を高めることで、風邪・病気・体調不良などを予防することができます。免疫力が低下すると様々な病気にかかりやすくなってしまいます。免疫力を低下させてしまう原因には、ストレス・運動不足・栄養不足・睡眠不足などがあります。まずは、原因となるものを取り除いてあげることが必要なのですが、低下してしまった免疫力は体を温めることでも高めることができます。また、寒い時期には体温が低下することで免疫力も低下します。寒い時期には体温の低下を防ぐためにも体を温め、免疫力を低下させてしまわないようにしましょう。
老廃物が排出されやすくなる
犬の体を温めることで血行が促進され、体の中の老廃物が外に排出されやすくなります。どんなに健康的な生活を送っている犬であっても、体の中に老廃物が発生します。血行が良い状態であれば、しっかり老廃物を体の外へと排出することができます。しかし、体の冷えや血行不良などから老廃物が上手く排出されず、体の中に溜め込んでしまうことがあります。体を温め、血行を促進し、老廃物を排出しやすい状態にしてあげましょう。
細胞が健康になる
犬の体を温めることで血管が拡張します。血管が拡張されることで血流量が増加します。そうすると、血液によって多くの酸素と栄養が細胞へと運ばれやすくなり、細胞が元気に健康になります。どんなに高品質な栄養素を食事から摂取していたとしても、それらの栄養素が血液によって細胞へと運ばれなければ意味がありません。体の冷えや血行不良は免疫力を下げ基礎代謝もさげるので、健康の妨げの一因にもなります。
犬の体を温める方法
規則正しい生活を送ること
食事・運動・睡眠など、規則正しい生活を送ることが最も大切なことです。栄養バランスの整った適切な食事を与えること、毎日の程度な運動をさせること、良質な睡眠を取れるよう環境を整えることなど、規則正しい生活のリズムこそが犬の体温を維持し、体の巡りを良くし、体を冷えから守ることができます。
犬の体を温める食事を考える
犬の体が冷えやすい寒い季節には、体を温めてくれる作用のある旬の食材を食事に取り入れてあげるのがおすすめです。寒い季節に旬を迎える食材には、体を温める作用があるとされています。たとえば、ニンジン・ゴボウ・レンコン・カボチャなどがあります。私が最もおすすめする食材は「サツマイモ」です。甘味の強いサツマイモが大好きなワンちゃんも多いですよね。
ただし、サツマイモはあげすぎると肥満の原因にもなりますし、繊維質も多く含んでいるため下痢をしてしまうこともありますので気を付けましょう。また、わんちゃんによってはアレルギーをおこしたり、持病を持っている子であれば病気を悪化させてしまう原因にもなりますのであげる際は、獣医師に相談してからあげるようにしてください。
また、アミノ酸の一種であるL-カルニチンを豊富に含んでいるお肉を食事に取り入れてあげることで新陳代謝をアップさせ、体を冷えから守ることができます。L-カルニチンを豊富に含んでいるお肉の代表格はラム肉です。鶏肉や赤みのお肉もおすすめです。ただし、これらのお肉にもアレルギーを示す子もいますので与える際は気を付けましょう。
適度な温度を保つ
室内で過ごすことが多いかと思いますが、寒い季節は暖房器具によって適度な温度を保ち、体温の低下を防いであげましょう。18℃から22℃くらいが犬にとって快適な温度であるとされています。犬の体を温めたいからといって、室内の温度を高くし過ぎてしまわないように注意することも必要です。
まとめ
私たち人間が寒い季節に風邪をひきやすくなったり、インフルエンザにかかりやすくなるのは、空気の乾燥や体温の低下、免疫力の低下などが主な原因です。それは、犬にも同じことが言えるのではないでしょうか。犬も体温が下がると体調不調を起こしやすく、病気にかかりやすくなります。生活習慣や食生活の乱れが原因になることもあるので、見直すことも大切なのではないでしょうか。愛犬の平熱を知り、体温の変化にも注目すると良いと思います。